グレイズ・アナトミー
Grey's Anatomy (Season3)

http://www.tv-asahi.co.jp/harikore/grey2/index.html





Jan. 11, 2007
第11話 父との6日間 Part I Six Days: Part 1

監督/Greg Yaitanes
脚本/Krista Vernoff
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メレディスが隣でいびきをかきながら寝ているのをデレクは
横で見ていた。目覚めたメレディスはデレクが寝顔を見ている
事を知って寝顔フェチなのか?と問う。

ジョージは冷蔵庫を開けると、イジーが未だに換金していない
870万ドルの小切手が落ちている事を知って早く銀行に預けて
くれと頼む。ジョージが苛立つのを見て、お父さんの手術の
不安で私に当たっているのか?と問うが、違うと否定する。
私に7分間優しくしたら病院まで車で送ってもいいという。
イジーにはこんな大金を持つ資格は無いという。

バークはデレクによって腕の手術を受けていた。
バークの手の痙攣はどうなったのか。ヤンにその事を尋ねるが、
ヤンはバークが口を利いてくれないのだという。デレクから
バークの事を聞いてないか?と尋ねるとメレディスは、現在デレク
とは上手くいっているので私たちを巻き込まないで欲しいと
頼む。

ジョージの父・ハロルドの病室に行くと、見舞いに来た親戚や
友人達で異様なほど盛り上がっていた。
リチャードは病状経過についてインターンに説明を求めると、
ハロルドは、
ジョージーが説明する。
大動脈弁置換術後2日間肺理学療法を行い、今朝の胸部X線では
無気肺は見られないこと。
明日の午前9時に食道切除手術を
行う予定
だという。ハロルドはいつから化学療法を行うのか?
と問うと、癌が転移しているかどうかを見てから治療方針を
決めるという。メレディスダが手術前に一通りの検査を行うと告げる。

一方バークの病室にもみんなで向かう。
腕神経そうを圧迫していた血腫の洗浄デブリ術を行い一日が
経過した状態である事。発熱はなくバイタルは安定していて、
創部の感染症も見られないという。今朝の2時にモルヒネの投与
を行ったという。ヤンは手の震えのことを聞きたがるが、どう
しても自分の口からは聞く事が出来ずにいた。
立ち去ろうとしたジョージにバークは父親の手術の事を聞く。

また次の患者の元へ。
ヘザー・ダグラス(17歳)。インターンたちは少女が腰を曲げて
歩いている姿に違和感が有り側湾症なのか?という。見た感じでは
先天性異常だという。
そんな中ヘザーは異なった能力を持つ健気な子だと思ったら
大間違いだという。
イジーはカルテを読むと
VATER症候群で既往症が有り、遺伝疾患
だという。脊椎、肛門、器官、食道、腎臓に影響が有り、
今回は腎結石除去の砕石術の為に入院したという。また肺の
圧迫を緩和するために胸郭形成術を受けることになったという。
カリーは肋骨の切除を担当するが、ヘザーに対して脊椎側湾症
を治す根本治療を試したことはあるのか?と尋ねる。金属ロット
は入れたというがロットは曲がったので使い物にならないとの
事だった。イジーは結石が除去されるだけでも生活の質が上がる
と言うと、そんな事で生活の質が上がるものかとし、守れもしない
約束を医者が簡単にするなと悪態をつく。

また次の患者へ。
ローラ・グレイ・トンプソン。生後4日後、腸閉塞の赤ちゃん
だった。メレディスの義理の妹が産んだ赤ちゃんで、アディソン
がその手術を担当した患者だった。そんな中、妻と娘が風邪に
なったとして父・ザッチャーが病室にやってくる。メレディスは
自分の実の父で、自分たちを捨てて別に新しい家庭を作って
いた父を見て複雑な気持ちになる。

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■メレディスの場合

相当凄いいびきを掻くらしい。
隣で毎朝デレクがメレディスの寝顔を見ているのは可愛いから
だと思っていたけど、実際にはいびきのせいでデレクの方が
毎回最初に起きてしまうというもの。
二度その事実が描かれた後、次の日にはジョージの居ない
部屋でデレクが寝ている姿が有った。
今更ながらメレディスは自分のいびきに気がついた様だ。
それに気がつかせる過程がとても面白く描かれていた。
メレディスとしての最大の応戦は、寝起きのデレクの息が
臭いと反論するくらいだった。確かにあんまり寝起きにキス
したくないかも。

今回はザッチャーの登場によってまたしても複雑な気分にさせ
られるメレディスの姿が有った。
早くザッチャーと赤ちゃんには退院して居なくなって欲しいと
行った際に、私って最悪か?と問うとヤンからは、死ぬ事を
願うのが最悪だと言われていた。ヤンらしい励まし方だね。

■クリスティーナの場合

バークが腕の手術を再度行ったことで、手の震えが収まったのか
どうか気になるヤン。
ただどちらも意地っ張りで、根性ゲームをしているのだという。
相手に主導権を握らせまいとして降参する事は出来ないとの
事だけど、馬鹿げていると一蹴されていた。これで負ければ
その後の関係に於いて主導権を握られてしまうという事なのだろ
うか。

ヤンが色んな人にバークから手の事を聞き出そうとして病室の
外に居る所が笑えるといえば笑えるかも。看護師のオリビアも
シラ〜っとバークに検診しにきたみたいなフリをしてヤンに
頼まれたであろうバークの状態を聞き出そうとする辺りは笑えた。

そういえばヤンは父親は無く、義父とはユダヤの祭日に逢う
と語っていた。

■ジョージの場合

今回はハロルドが手術の為にほぼ落ち着かない状態だった。
ただタイトルからするとハロルドは亡くなってしまうのかなと
思わせるものが有るのがなんとも怖い。

ハロルドは例え転移していたとしても、全ての腫瘍を取って
欲しいと頼む。患者本人の意向としてリチャードは認めるけど、
本来は癌手術のガイドラインでは認めてはいけないのだろうか?
ジョージはベイリーにくれぐれも秘密にしない様告げていたので
ベイリーとしては複雑なものが有ったのかも。

■イジーの場合

今回は背骨が激しく曲がっている17歳の少女の担当になる。
ただイジーが一番肩入れしそうな患者なのに、ベイリーもよく
担当するのを許したね。理性に欠けていると言われていたのに。
ヘザーが悪態をつくも、イジーとしては患者の痛みが分かる事
も有って、そういう厳しい言葉にも受け流すことが出来るの
だろうけどね。婚約者が亡くなった事を語ると、ヘザーからは
美人は人生で苦労しないという私の持論は外れだと言われてい
た。

小切手を泣きながら銀行に預けに行く辺り、相当な不審者と
して写ったことだろうね。

■その他

アレックスの行動

相変わらずマークの下で形成外科医としての道を模索するも、
マークがあまりに嫌なヤツ過ぎて、辟易している感じ。
金が儲かりそうな形成外科医を求めたいとする気持ちも分からない
でもないし、アディソンの様な小児外科医は訴えられるリスク
も高いので人気がないのも分かるんだけどね。
産婦人科の事を湿ったピンク世界だと語っているマークが相変わ
らずって感じだったね。
ドライカプチーノと称してバニラ・ラテを渡す静かな反抗が
可愛いものがあった。

アレックスとアディソン、関係を持って行くんでしょうか?



今回は雨が降っていた。
マークはシアトルは雨が多く降るのを嫌っていたけど、バーク
先生は雨を見るのが好きらしい。

カリーの眼力

下のヘザーの項目でも書いたけど、ベイリーから相手を落とす
為のスキルを一つ教わった。その名も眼力!
その眼力をカリーがジョージに使うところがまた笑える。
一度目は利かなかったけど、二度目は効果的だった感じだね。

因みにシェパードといえば、フサ毛、女で苦労、エレベーター
好き、ビーチを散歩するのも好きらしい。
誰よりも忙しく大物と思っているらしい。そういう人物にこそ
"ガンリキ!"が効果的だ。



入院患者

ハロルド
もう三週間くらい続いているハロルド。
大動脈弁置換術を行った前回。そして今回はいよいよ腫瘍の
切除。ハロルドの体重を考えると、切開も大変なんだろうな。
案の定開腹してみると相当転移していたみたい。

ヘザー・ダグラス
17歳の少女で、先天性の異常を患い背骨が曲がってまともに
歩行できない状態。
なんとかして形成術を行ってまともな生活をさせたいが為に
カリーとしてはデレクに再建術をして欲しいと願う。
ベイリーからシェパード先生を説得するために必要な事を聞く
と"眼力"だと言われる。早速眼力でカリーを落としたベイリー
が相変わらず凄かった。ただこの手術も失敗すれば亡くなって
しまうというリスクがある。
人にとって最悪は死だと思っているでしょ?とし、最悪は死ぬ事
では無いとの言葉は深いモノが有るね。

バーク
手の神経の感覚を取り戻す為に手術したみたい。
圧迫していた神経路を取り除いて、震えを無くしたのかな。
まぶたの上が痙攣する人がよく居るけど、神経を経つことで
治るなんて事が有るよね。

ローラ・グレイ・トンプソン

腸閉塞で手術した赤ちゃん。
再度手術する必要になったという事で、アディソンとアレックス
で執刀することになる。

■使用された曲

・The Researchの"Lonely Hearts Still Beat The Same"
・William Fitzsimmonsの"Passion Play"
Emiliana Torriniの"Beggars Prayer (demo)"
・Michelle Featherstoneの"Rest Of My Life"
・Travisの"Love Will Come Through"



■検索用キーワード

・口臭攻撃だ
・X線で腸が拡張しているか 腸が狭窄していないか 調べる
・血質 生化学の結果
・美人な医者 ルックスは良くても頭は空っぽ
・生存50%の確率の手術
・脊椎を取り除いてチタンメッシュケージを入れる
・6ヶ月定期の利息 5% 400ドル稼げたのに
・犬のバッキーを子供の頃トラックで轢いた
・カリーを手放すな 家族も分からないお前の一面を分かっている
・食道裂孔
・解体された動物みたい
・多臓器不全の心配 腎臓に注意しろ
・ダグラス 手術には20万ドル 実験的 保険適用外 横隔膜の下 フリーエアーが有る 腸の穿孔が見つかる
・NGチューブ アルブミン 30mm
・尿 130cc出た カリー ジョージ キス

メレディス・グレイ (Ellen Pompeo) 母が元外科医
クリスティーナ・ヤン (Sandra Oh) スタンフォードトップで卒業
イザベル・スティーブンス (Katherine Heigl) イジー/モデル
ジョージ・オマリー (T.R. Knight) 心優しいインターン

アレックス・カレフ (Justin Chambers) 意地悪
メリンダ・ベイリー (Chandra Wilson) 通称"ナチ"。教育係の外科医
リチャード・ウェバー (James Pickens Jr.) 外科部長
プレストン・バーク (Isaiah Washington) 優秀な心臓外科医
デレク・シェパード (Patrick Dempsey) メレディスの彼。既婚
アディソン・モンゴメリー (Kate Walsh) 小児科医。バークの妻

ジョー (Steven W. Bailey) バーの店主
オリビア・ハーパー (Sarah Utterback) 看護師
テイラー・クリスチャン (Moe Irvin) 看護師
リンダ (Linda Klein) 看護師
デビー (Cathy Lind Hayes) 看護師
ケイト (Kate Anthony) 看護師
ヴィヴィアン (Noelle McCutchen) 看護師
マリア (Maria Elena Maglari) 看護師 #24
ラジ・セン (Anjul Nigam) 精神科医師
シドニー・ヘロン (Kali Rocha) 新しいレジデント
エリス・グレイ (Kate Burton) メレディスの母
ミルトン (Marty Lodge) 麻酔医
アデル・ウェバー (Loretta Devine) リチャードの妻
ジル (Brooke Blanchard) 救急医療士
レイ (Ray Ford) 救急医療士
カリー・トーレス (Sara Ramirez) 医師。ジョージに好意
フィン・ダンドリッチ (Chris O'Donnell) 獣医。メレディスの彼
マーク・スローン (Eric Dane) 形成外科医、元デレクの親友
マシュー・サヴォイ (Todd Babcock) s3 #5 ベイリー非難の医師
タイラー (Moe Irvin) 看護師 s3 #5#6
ジンジャー (Patricia Bethune) s4 #6

ハロルド・オマリー (George Dzundza) ジョージの父
ルイーズ・オマリー (Debra Monk) ハロルドの妻
ジェリー・オマリー (Greg Pitts) ジョージの兄
ロニー・オマリー (Tim Griffin) ジョージの兄

ザッチャー・グレイ (Jeff Perry) メレディスの父
ヘザー・ダグラス (Mae Whitman) 17歳VATER症候群・患者
ラダ・ダグラス (Judith Hoag) ヘザーの母
--- (John O'Brien) Lab Guy
--- (Elaine Kao) NICU Nurse
--- (Rhomeyn Johnson) Manager
ジム (Jake Mailey) 叔父さん
ジョー (Michael James Thompson) いとこ

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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