グレイズ・アナトミー
Grey's Anatomy (Season3)

http://www.dlife.jp/lineup/drama/graysanatomy_s3/





Mar. 15, 2007
第18話 傷は人生のロードマップ Scars and Souvenirs

監督/James Frawley
脚本/ Debora Cahn
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人はあちこちで心外なところに傷跡がある。その人が辿った道を
伝えるロードマップ。過去に被った痛手を示す年表。

大抵の傷はやがて治まり残るのは大抵傷跡のみ。でもそうじゃ
ない事も・・・


アレックスは突然シャワーを浴びているイジーのバスルーム
に入ってくる。アレックスによると
ジョージの部屋に住むこと
になった
のだという。イジーはメレディスのベッドルームに押し
入るとアレックスが突然バスルームに入って来ておしっこしよう
とした事を告げる。
"人間こそ宝"であり、アレックスも私たちの
仲間なのだから冷たく無視することはできないとメレディス
は語る。メレディスは臨死体験した事で与えられたチャンスを
ポジティブに生きるのだと語る。歌でも風の絵の具でなんとか〜
と歌っているでしょというと、イジーは完全に逝っちゃっている
と言う。

ジョージはカリーに対して
イジーは利己的で自分本位で他人の
立場から考える事をしない人なんだ
と語り、患者には思いやり
が有るのだから親友にもその気持ちを表して欲しいと告げる。
するとカリーはイジーの話なんかしないでと語る。

イジーはアレックスがジョージの部屋に住み着いたらジョージ
の馬鹿げた結婚が破綻した時に戻る場所が無いと主張する。

メレディスは改めてみんなが居る前で、母・エリスが亡くなった
事に対して、私は平気なので変な気を使わないでと釘を指して
おく。そんな中、病院での話題は、
リチャードが引退した後の
新しい外科部長は誰になるのか
という事だった。

ベイリーがやってくるとインターンたちに今日の割り振りを
語る。ジョージはデレク、ヤンはアディソン、イジーはクリニ
ック、アレックスは身元不明の妊婦、メレディスは雑用をしろ
という。

アレックスは身元不明(ジェーン・ドー、以降・ジェーン)に
逢う。彼女から私を捜している人が現れたかと訪ねられるが
今のところ居ないという。アレックスはスローンから目の手術
をしなければ失明の可能性がある事を言われていると告げる。
アディソンからは赤ちゃんのためにも手術は待った方が良い
事を言われているので、私はどうしたら良いのか?と尋ねられる。
アレックスは胎児はモニターで監視しているから手術しても
大丈夫だと告げる。

一方クリニックにはルイス・スコフィールドという老人がやっ
てくる。50年前に付いた肩口の傷。朝鮮戦争で仲間から受けた
銃弾だという。痛みは2、3ヶ月前からのもので、当時軍医は
取ることを渋ったのだという。とりあえず写真を撮ろうと。

一方入院患者にデレクとは顔なじみのヘレン・クロフォード医師
がやってきて担当する。最高に嫌な女だというデレクはジョージ
に語ると、私だけが彼にホレなかったから彼はそう言っている
のだという。ヘレンは上矢状静脈洞の傍に髄膜腫が有り、
過去に3回オペをしたが、どうしても危険な部位の為に毎回
取りきれない状態なのだという。再発したが、ヘレンはもう一度
オペを受けたらそれ以降は余命2年をゆっくりと過ごすと語る。

そんな中リチャードの元に外科部長候補者だと思われる人物
がやってくる。医師達はみんなが様子を気にしている中で、
来ているのはスタンフォードの人らしいとの事だった。彼が
オフィスから出てくると
マーロウ移植法など心臓外科医の世界
では代表する天才医師
コリン・マーロウだと分かる。
それを知ったバークは挨拶しようとするが、コリンはバークとは
軽い挨拶をした後、ヤンに対して手厚いハグをする。しかも
お尻に触れるという状態だった。二人は付き合っていた事が有る
という事をそこで初めて知る。

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■メレディスの場合

エリーが亡くなった事だけど全然ダメージは受けていない感じ。
生き返ったことで、メレディスは開き直ってしまったという
ところなのか。寧ろ取り残されたザッチャーとの関係に困惑。
ザッチャーの認知症なのか?って感じで、継母の娘とメレディス
の思い出が混乱している姿が有ったけど、赤いソリ、中学校の
校庭のモミの木、不細工な黄色い色のタータンチェックのウール
のコートなど、メレディスの事を思っていてくれた事や、
家に有るブランコに父親の娘に対する配慮の心が残っていた事で
一応は心穏やかになれたというところだろうか。

「人間こそ宝」。メレディスの新しい信念となっていくのか。

ヤンとメレディスが互いに、逢いたくない相手が目の前から
歩いて来た際に、同じ部屋に逃げ込む姿を見ると、やっぱり
二人は似たもの同士だね。

■クリスティーナの場合

病院にやってきたコリン・マーロウ医師。
心臓外科医としてバークも尊敬する医師だけど、ヤンが彼と
3年間付き合っていたという事を聞いてバークも心穏やかではない。
相変わらずヤンの嫌な一面を見た感じで、高齢者と付き合って
いる事実を見ると、バークが語っていたように、その道の権威
が好きで師匠を求めるが、直接バークの事を求めているのかは
かなり謎に思えてくるところも出て来た。

イジーからはヤンがマーロウとデキていた事に関して、「愛の
レッスン」もしてもらったの?とか、青い薬(バイアグラ)の
事をチクリと言われる姿が有った。

まぁヤンの場合、早くに親を亡くしてファザコン的な気持ちが
あるのかも知れない。表面的には鉄の女っぽく振る舞っている
のも、逆に言えばそういう環境で育ってきた生い立ちが関係
しているのだろうけどね。そう思うと多少は同情できるか。

■ジョージの場合

相変わらずジョージが嫌なヤツになっていく。
マスコット的可愛さが有ったけど、やはりジョージ本人はその
事を気にしている様子。カリーの家が金持ちだったという事を
聞き、更にはアーチフィールドのホテルの部屋がルームサービス
だけで800ドルもしていることを知り、僅か200ドルしか払って
しなかったジョージとしては面目丸つぶれ。ご愛敬程度の金を
受け取ってて居たのかとしてショックを隠せない中で、カリー
もまた私9年間フェレットを飼っていたのだからと、火に油を
注ぐような言い回し方で怒らせてしまった。
イジーがしつこくジョージに構うのが悪いのか、それとも
そんなカリーが悪いのか。

ジョージもまたカリーからイジーがジョージの事を好きだと
聞いて、彼女の目の前で、イジーは金髪でプロポーションも
よくモデル並みだと語る辺り、相当カリーには嫌みに取れて
しまう部分も有っただろうね。カリーって恰幅がいいものね。

■イジーの場合

アレックスと昔関係の有ったイジーとしては、アレックスが
家に来るのもあんまり快しとしない中で、冒頭からアレックス
がズケズケとシャワールームに入ってくる所が笑える。
お前の裸なんて見慣れているとばかりの態度。
イジーとしてはジョージの離婚が失敗した時のために居場所を
残しておきたいとのこと。

イジーはメレディスとその家族の為に料理を作ってあげていた。
インターンとしての仕事もしているのに料理もするなんて
イジーって出来過ぎキャラだな。まぁ今回のイジーは無料クリニ
ックでの仕事だったのであんまり忙しくはなかったけどね。

イジーはカリーが金持ちだという事を聞いて執刀中に、カリー
に対して嫌みを告げる。その事がカリーの逆鱗に触れジョージ
に対して、何故言ったのかと喧嘩の引き金になった。

最終的にはジョージとイジーが不気味な笑いで寝る様な関係
になったけど、あり得ない展開過ぎてかなり萎える。
正直馬鹿じゃないのか?ってところまで来ているぞ。

■その他

醜いアテンディングたちのアピールの場

マーク、バーク、デレクと、みんな出世の為にアピールしよう
として患者のことなど考えもせずにアピールしようとする姿が
有った。
リチャードも頭を悩ませるところで、内部権力闘争で互いの
喉をかききる騒動にはさせたくない事を口にしていた。
もう思いっきり飛び級でベイリーを外科部長にしてあげれば
良いじゃないですか!!!と思わず言いたくなる展開ですね。

アディソンとマーク

相変わらずセックス禁止例継続中。
ホントにこの二人結ばれるのか?

入院患者

ルイス・スコフィールド

50年前に朝鮮戦争時に受けた銃弾の摘出手術。
自分の作戦に対して反逆されて味方に撃たれたので銃弾が
見つかれば訴える事が出来るとしていたけど、訴えようにも
仲間は生きていないという寂しい状況。

ヘレン・クローフォード

デレクとは"最低"と呼び合う関係。
上矢状静脈洞に沿って大脳の傍に髄膜腫があるとのことで、
手術するのはかなり危険なものが有り、過去に3度危険ではない
部位を切除しているとのこと。デレクから上矢状洞バイパス
手術をしないかと言われ執刀。執刀中に空気塞栓症によって一時期
心臓が止まるが、胸を開いて直接空気を抜いていた。

ジェーン・ドー

相変わらず名前の分からない妊娠6ヶ月の妊婦が入院中。
火災によって視力を失いかけているので手術することになり
アレックスにどうすべきかどうかを尋ねていた。アレックスは
手術しても大丈夫としたけど、実際には胎児をリスクに晒す
一面も有った。アレックスは正直にジェーンに対して兄妹の
ようにして接してきたが、病気のことはインターンの俺ではなく
アテンディングの言う事に従った方が良いと告げる。しかし
ジェーンはアレックスに絶大な信頼を寄せているようだ。



バークが大血管転位症の転換術をするとして、マーロウにアピール
する姿が有った。患者名は出てこなかったけどね。


■使用された曲

・Koopの"Come To Me"
・Gomezの"Girlshapedlovedrug"
・Psappの"Hi"
・Wild Sweet Orangeの"Land Of No Return"
・Anya Marinaの"Move You"



■検索用キーワード


メレディス・グレイ (Ellen Pompeo) 母が元外科医
クリスティーナ・ヤン (Sandra Oh) スタンフォードトップで卒業
イザベル・スティーブンス (Katherine Heigl) イジー/モデル
ジョージ・オマリー (T.R. Knight) 心優しいインターン

アレックス・カレフ (Justin Chambers) 意地悪
メリンダ・ベイリー (Chandra Wilson) 通称"ナチ"。教育係の外科医
リチャード・ウェバー (James Pickens Jr.) 外科部長
プレストン・バーク (Isaiah Washington) 優秀な心臓外科医
デレク・シェパード (Patrick Dempsey) メレディスの彼。既婚
アディソン・モンゴメリー (Kate Walsh) 小児科医。バークの妻

ジョー (Steven W. Bailey) バーの店主
オリビア・ハーパー (Sarah Utterback) 看護師
テイラー・クリスチャン (Moe Irvin) 看護師
リンダ (Linda Klein) 看護師
デビー (Cathy Lind Hayes) 看護師
ケイト (Kate Anthony) 看護師
ヴィヴィアン (Noelle McCutchen) 看護師
マリア (Maria Elena Maglari) 看護師 #24
ラジ・セン (Anjul Nigam) 精神科医師
シドニー・ヘロン (Kali Rocha) 新しいレジデント
エリス・グレイ (Kate Burton) メレディスの母
ミルトン (Marty Lodge) 麻酔医
アデル・ウェバー (Loretta Devine) リチャードの妻
ジル (Brooke Blanchard) 救急医療士
レイ (Ray Ford) 救急医療士
カリー・トーレス (Sara Ramirez) 医師。ジョージに好意
マーク・スローン (Eric Dane) 形成外科医、元デレクの親友
マシュー・サヴォイ (Todd Babcock) s3 #5 ベイリー非難の医師
タイラー (Moe Irvin) 看護師 s3 #5#6
ジンジャー (Patricia Bethune) 看護師 s4 #6
ケイト (Kate Anthony) 看護師
シドニー・ヘロン (Kali Rocha) ベイリーのライバル医師

--- (Elizabeth Reaser) Jane Doe
ザッチャー・グレイ (Jeff Perry) メレディスの父
コリン・マーロウ (Roger Rees) 医師、過去ヤンと3年間付き合っていた
ルイス・スコフィールド (James Gammon) 銃弾が肩口に埋まっている
スーザン・グレイ (Mare Winningham) ザッチャーの妻
ヘレン・クロフォード (Shohreh Aghdashloo) 医師、デレクの友人
--- (Rob Narita) Anesthesiologist

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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