グレイズ・アナトミー
Grey's Anatomy (Season3)

http://www.dlife.jp/lineup/drama/graysanatomy_s3/





Apr. 19, 2007
第20話 過去との再会 Time After Time

監督/Christopher Misiano
脚本/Stacy McKee
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患者の病状と同じくらい大切なのが病歴だ。胸焼けするのは
心臓発作のせいだと分かる。頭痛は腫瘍のせい。でもたまに

病歴を隠そうとする患者が居る。タバコを吸わないと言ったり
飲んでいる薬をワザと言い忘れたり。それがオペの際、アダと
なる事も・・。無視したければ無視すれば良い。しかし過去
はいずれ必ず舞い戻り私たちを悩ませる。


メレディスの自宅に
スーザンがやってくると、冷蔵庫に
食料を詰め込んでいく。デレクはスーザンに対して、
メレディ
スはあまり世話を焼かれると段々と息苦しくなる
とアドバイス
する。軽くさらっとしていた方が良いと。
メレディスはスーザンが色々と世話を焼いてくれる事に戸惑い
ここまでしてくれなくても良いのに・・と語る。
デレクは部長選の件で先に病院にいくと告げると、スーザンは
貴方こそ次の部長になるべき人だと語る。

リチャードとマークはエレベーターに乗っていると、突然
リチャードのセーターを誉める女性が居た。リチャードは
対応に困り、思わず上擦りながらセーターの説明をする。
マークはその姿を見て、恥ずかしがることはないとし、
そろそろ
サビを落として現役に戻らなければならない
事を告げる。
目の前に手本が居ると告げると、俺たちは良いチームになれる
としてリチャードに部長選のアピールをする。

コリンはヤンの心室再建術の手術を観察していた。
手術後にコリンは近寄ってくると、ヤンは不気味なストーカー
と化している事を指摘する。
私はバークと結婚するのだとする
と、
君は結婚をしたがるような女性じゃないだろうと。
結婚をしたら何を失うか。それを兼ねて今日、
ピギーバック移植
手術の助手をヤンにしてもらう
と告げる。

ヤンはメレディスにコリン教授からアプローチされている事を
話、手の内が見え見えだという。メレディスはスーザンが家に
尋ねてくるが、疎遠な父の奥さんなので微妙な立場にいる事を
語る。それを聞いていたアレックスはメレディスに対して、
狼に育てられたお前は戸惑うだろうがあれが典型的な母親の
姿だという。訪ねて来ては冷蔵庫に補充をしていくのだという。

一方カリーは朝からオペでクタクタになり、ロッカールームの
ベンチでダラっとしていた。それを見たジョージは午後にでも
一緒に眠気覚ましのコーヒーでも飲まないかと誘う。
イジーは懺悔しに行ってきた事を語り、少し晴れ晴れとした
姿で現れる。

ジェーンの手術が終わり回復した為に、彼女に鏡を渡して自分
の顔を見せる。本人は私ってそれ程悪くは無いとすると、そこ
に集まっていた医師達はみんな美人だと語る。まだ完璧に
回復しているわけではないが、身元を探し出すためにも写真を
撮って公開しようという。骨の特徴は変わっていないので分かる
だろうとの事だった。

イジーはジョージに対して、
罪の告解をすると利くよわとアドバ
イスする。ジョージはほとぼりが冷めるまでは距離を取った方が
良いとすると、イジーは以前ジョージがメレディスと関係を
持った悲しいセックスの時と一緒にするのかとして憤る。

そんな中、イジーの元にダスティンキャロラインという夫婦
が現れる。ウチの娘が
白血病で、骨髄移植が必要なのだという。
イジーはこの病院には全米有数の骨髄移植センターが有ることを
告げる。すると突然君はあまりにうちの子・ハンナと似ている
と告げる。私たちは
君の娘・ハンナの両親だと語る。
話を聞くと数ヶ月前に急性白血病になり移植するハズだったが、
ドナーが亡くなってしまったのだという。イジーにドナーになっ
て欲しい事を告げると、勿論ドナーになるが、私は生物学上の
遺伝子は半分しか型が同じではないので、ドナー登録して待った
方が良いことを告げる。しかしキャロラインは、貴方が養育を
諦めた際に、大事に娘を育てると誓ったこと。全力で守るとした
が今回は守ってやれないのだとし、遺伝学上親が必要だと語る。
現在上の階に入院している事を告げると、イジーは会っても
良いか?と尋ねる。ハンナさえ良ければ勿論会ってもらっても
構わないと言うが・・・

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■メレディスの場合

スーザンがやたらとメレディスに対して気にかけてくると
言うことでメレディスとしてはの行動に戸惑う姿が有る。ス
ーザンにして見れば幼い子から父親を奪った事への後悔の気持
ちを持ち続けていたようで、それを償いたいのだろう事も
分かるものが有ったけど、正直ザッチャーの死期が迫っている
のかと思ってちょっぴり心配してしまった。
高圧的な母親しか知らないので戸惑っている事を口にしていた
し、アレックスからは狼に育てられた女扱いしていたところが
笑えた。

それにしてもデレクがまた腹立つ行動に出始めたね。
メレディス以上にムカツき度が高くなるというのはある意味
凄いことだと思う。

■クリスティーナの場合

相変わらずヤンに対してねっとりとまとわりついてくる天才
外科医のコリンの姿があまりに気持ちが悪い。
コリンにしてみれば、ヤンは私の事をじらしているのだろう
とでも思ったのだろうか?天才故の変人という感じには見えず
ただエロいおっさんだと思っていたけど、天才だったのね。

血管縫合に関して、ヤンは無知な女を演じてバークのエゴを
満たしてやる姿に医師としては致命的なものが有るとでも
いいたげな状況だったけど、周囲の人間への思いやりを持つ
事はそんなに邪魔な要素なのだろうか?

■ジョージの場合

ジョージの嫌なヤツっぷりはもうとどまることを知らない
感じだけど、その思いはカリーと別れるまで続きそうだ。
友達としてイジーと付き合うのならば悪くは無かったのだけ
ど、体の関係を持ってしまった以上は、それも叶わなくなって
しまった。距離を取ってイジーを遠ざけようとするも
見捨てることは出来ないのはジョージの優しさではあるのだろう
けど、本当の優しさとは感じられないし、最近はジョージの
辛気くさい顔しか見られないところが困ったものです。

メレディスには悪気はないのだけど、ジョージとイジーが
一緒にいるという爆弾のスイッチを押していくところは
メレディスらしいところだったな。

■イジーの場合

冒頭からいきなり教会にいき、告解して全てをはき出してきた
とのこと。ジョージとの関係に於いてグダグダしている流れを
断ち切れたかと思ったけど、新たにイジーの過去が発覚。
16歳の頃出産していた様で、自分と同じトレーラーハウス
暮らしをさせる事が幸せなことだと思えないということで
里子として出してしまったようだ。
娘・ハンナが急性白血病で遺伝子上の親であるイジーを見つけ
出したというのだから凄い執念だけど、父親の方はどうなん
だろうね。


■その他

アレックス

いよいよ彼が担当していた患者が本来の顔を取り戻してきた事
で明るい未来が待っているかと思いきや残念ながら空振り。
親だと名乗り出るものたちとの面会によって久しぶりに笑顔を
取り戻していたけど、残念ながら親子ではないとのこと。
随分と条件的には似通っている所が有ったんだけどね。

ジェーンは失望のあまりアレックスが自分の事を話したくないが
為にしているのではないかとして"囚われた聴衆だ"と語る姿
が有った。

リチャード、マーク、アディソン

リチャードを恋愛の現役に向かせる為にマークが教授役として
彼に指南していく。
ただマークが声をかける女性はまだ学生だということで、
流石にリチャードも引いていた。アディソンが練習台になる
との事で、このドラマの人間関係ってそう悪いものではない
ように思えてきてしまうのだけど、どういう訳か絡み合うと
嫌な一面ばかりが目立つよね。

デレク

今回はなんと言っても愛とキャリアは両立出来るのかが
テーマだった。リチャードはメレディスの母・エリスから
メレディスの事を守ると約束した事から、部長の座になれば
家庭崩壊は目に見えていると思い、デレクを部長の座としては
容認しない構え。メレディスと付き合う限りは部長の座は
狙えない訳だけど、例えメレディスと別れたからと言っても
部長の座をもらえる確証はない。
ベイリーは迷わず愛を取るべきだと語る姿が有ったし、
今にして思えばイジーもそう感じているのかな。


●入院患者

ジェーン

相変わらず続いている記憶喪失の妊婦のエピソード。
顔の整形・骨折の修復が終わり、とりあえず本来の顔を取り戻
したけど、心のケアの問題は今後とも続いていきそうだ。

ハンナ

なんとイジーの娘が登場。
急性白血病ということでイジーが骨髄を提供することになる。
腰に穴を開けるというのがまた怖い。
死にそうな状況の中でも娘はイジーに会うことを躊躇うという
事でイジーはちょっぴり寂しさを覚えるものだけど、当然と言えば
当然だよな。ただやっぱり病気になった際に、育ての親は娘には
養子であることを話しているのかな。

チャールズ

バークとコリンが担当することになる心臓病の患者。

■使用された曲

・Amy Winehouseの"You Know I'm No Good"
・The Whitest Boy Aliveの"Burning"
・Nouvelle Vagueの"Dancing With Myself"
・Maria Taylorの"Clean Getaway"
・Lullaby Baxterの"Fontana Fontaine"
・Maria Taylorの"A Good Start"


■検索用キーワード


メレディス・グレイ (Ellen Pompeo) 母が元外科医
クリスティーナ・ヤン (Sandra Oh) スタンフォードトップで卒業
イザベル・スティーブンス (Katherine Heigl) イジー/モデル
ジョージ・オマリー (T.R. Knight) 心優しいインターン

アレックス・カレフ (Justin Chambers) 意地悪
メリンダ・ベイリー (Chandra Wilson) 通称"ナチ"。教育係の外科医
リチャード・ウェバー (James Pickens Jr.) 外科部長
プレストン・バーク (Isaiah Washington) 優秀な心臓外科医
デレク・シェパード (Patrick Dempsey) メレディスの彼。既婚
アディソン・モンゴメリー (Kate Walsh) 小児科医。バークの妻

ジョー (Steven W. Bailey) バーの店主
オリビア・ハーパー (Sarah Utterback) 看護師
テイラー・クリスチャン (Moe Irvin) 看護師
リンダ (Linda Klein) 看護師
デビー (Cathy Lind Hayes) 看護師
ケイト (Kate Anthony) 看護師
ヴィヴィアン (Noelle McCutchen) 看護師
マリア (Maria Elena Maglari) 看護師 #24
ラジ・セン (Anjul Nigam) 精神科医師
シドニー・ヘロン (Kali Rocha) 新しいレジデント
エリス・グレイ (Kate Burton) メレディスの母
ミルトン (Marty Lodge) 麻酔医
アデル・ウェバー (Loretta Devine) リチャードの妻
ジル (Brooke Blanchard) 救急医療士
レイ (Ray Ford) 救急医療士
カリー・トーレス (Sara Ramirez) 医師。ジョージに好意
マーク・スローン (Eric Dane) 形成外科医、元デレクの親友
マシュー・サヴォイ (Todd Babcock) s3 #5 ベイリー非難の医師
タイラー (Moe Irvin) 看護師 s3 #5#6
ジンジャー (Patricia Bethune) 看護師 s4 #6
ケイト (Kate Anthony) 看護師
シドニー・ヘロン (Kali Rocha) ベイリーのライバル医師
ジビー (Zibby Allen) 看護師、マークに声を掛けられる

エヴァ (Elizabeth Reaser) Jane Doe
ザッチャー・グレイ (Jeff Perry) メレディスの父
コリン・マーロウ (Roger Rees) 医師、過去ヤンと3年間付き合い

ジョーン・ウェアリング (Dee Wallace) 妻
チャールズ・レッドフォード (Brent Jennings) 患者
キャロライン・クレイン (Suzanne Cryer) 妻
ダスティン・クレイン (Tim Hopper) 夫、ハンナの父
--- (Marc Vann) Hematologist
スーザン・グレイ (Mare Winningham) ザッチャーの妻
フランク・ウェアリング (Randy Thompson) 夫、ジェーンが娘と名乗り出るが・・
--- (Melissa Fitzgerald) Social Worker
--- (Nichelle Hines) Young Woman
ハンナ (Liv Hutchings) イジーの娘
--- (Craig Tsuyumine) TV Reporter

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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