グレイズ・アナトミー Grey's Anatomy (Season3) http://www.dlife.jp/lineup/drama/graysanatomy_s3/

May 10, 2007
第24話 崩れゆく歯車 Testing 1-2-3

監督／Christopher Misiano
脚本／Allan Heinberg
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外科医の勉強は終わる事がない。出会う患者、その症状、毎回
オペは全て試練、実力を試すチャンスであり、未熟さが露呈さ
れる瞬間でも有る。

メレディスの義母であるスーザンが亡くなり、血のつながりの
有る父・ザッチャーからまたしても見捨てられたことでメレデ
ィスは傷ついていた。本物よりも優しい母が亡くなったこと。
病院に行き葬式に行き、午後にはインターンとしての大切な
試験がある。こんな状況でそんなスケジュールをこなせるのか
とメレディスのことをみんな心配する。
一方ジョージはマーシーウェストから採用通知が来ていた。
ただしシアトルグレース病院でのインターン過程が無事に終わ
った事を示す為にも試験に通過する事が前提だった。

メレディスの元にデレクがやってくると、念のためにスーツを
持って来たというが、メレディスは葬式は一人で行くから大丈夫
だと断る。
バークはヤンを見つけると、牧師が結婚式の前に誓いの言葉が
見たいと言っているので明日までに書いてくれという。しかし
ヤンは聞かないようにしていた。更にバークにとっての悩みの
種の新郎のベストマンとして招待したビル・アダムスが来られな
くなったということ。

レジデントたちはみんな集まり、外科部長にについて今日
発表が有るのか?と話し合う。しかしベイリーは明日理事会に
報告すると聞いていると告げる。

そんな中事故が発生する。
レーニア山で行方不明だった登山者3人が運ばれてくるという
のである。ベイリーとトーレスが助手になれとリチャードは
指示し、今日はインターンには試験に専念させるためにも
試験が終わるまでは絶対に関わらせるなという。

アレックスはジェーンに試験問題を出してもらいながら、ジェ
ーンの赤ちゃんをあやしていた。すると突然ジェーンは思わず
赤ちゃんの鼻は父親に似ていると口にしたのである。それって
記憶が蘇ったのではないか?とするが、ジェーンは歯切れの悪い
返答をしてくる。

リチャードとバークとデレクは救急車で運ばれてくる登山者
を待つまでの間話し合う。バークがリチャードにベストマンを
頼もうとしている事を悟りデレクは先に部長はベストマンには
慣れない事を告げる。利害の一致であり部長選の最中に抜け駆け
する事を快しとはしなかった。しかしバークはデレクにベスト
マンを頼みたいのだという。デレクは具体的にベストマンは何を
すれば良いのか?と尋ねると、とりあえずバチュラーパーティー
(独身サヨナラパーティー)を主催することだという。

そんな中患者が運ばれてくる。
デール・ウィニック(32歳)、アンディ・メルツァー、そして
ジャック・ボーガン。滑落したことによる負傷に加えて重度の
凍傷にかかっていた。

メレディスがボーっとしているのを見たインターンの仲間達は
試験は後日にしてもらった方が良いのでは無いか?と告げるが
大丈夫だという。
ジョージはイジーにマーシーウェストから採用の通知が来た事
を話す。一方アレックスはデレクの元に行き、ジェーンの記憶
が戻っているかも知れないので再び記憶検査をしたい事を話す。

アディソンの元にジョーとウォルターがやってくる。
アディソンに対してコンサルを頼みたいという二人。現在
代理母候補の女性が来て居るので一度彼女を診て欲しいのだと
いう。ポートランドの人で今来ているのだと語る。
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■メレディスの場合

ザッチャーに殴られた前回。
更に今回追い打ちを掛けるかのように、葬式にメレディスは
来ないで欲しいと言われる。スーザンはお前に助けを求めたの
に殺したのだという彼。前回は動揺していたのかと思ったけど
日が過ぎた後にもメレディスに責任をなすり付けようとする
辺りがまた酷すぎるね。メレディスの事を久しぶりに同情出来る
エピソードだった。リチャードがメレディスに声をかけるも
父親ぶるなとして突き返すことでやっぱりこの女性、侮れない
みたいな感じだったけど、両親共にこんな人たちだと確かに
メレディスの感覚もおかしくなるよな。
ジョージに猛スピードの列車に乗っていてホームに降りたく
なっただけだとされるも、私はもう降りたみたいだと語る。
試験では白紙で提出。ジョージがそれを知って心配して、リチャ
ードに告げたことで再度試験を受けさせて貰えるようになった。

■クリスティーナの場合

相変わらず結婚式からは逃れたい感じのヤン。
誓いの言葉を提出する様言われて良い言葉が思いつかず、
イジーが語った言葉をそのまんま引用しようとする辺り、心が
こもっていないね。いつでも逢えると思っているから普通で
居られるのだとし、逢えないと分かればそんな風では居られない
ハズだみたいな感じ。

後は自分の利益最優先ってところがヤンらしいところ。
試験のことばかり言っていたね。

■ジョージの場合

今回は何と言ってもメレディスがグロッキー状態の中、何か
出来ないかと考える。久しぶりにジョージらしさが戻ってきた
のか。
イジーはジョージをなんとか引き留めようとする。ダメだと
分かっても別の病院に移ったからと言っても友達で無くなるのか?
としてメレディスの事をどうしたら良いのかと相談された。
ジョージは自分もシーズン3のエピソードの中で父親を亡くして
いることと、その後にカリーと勢いで結婚してしまったことも
有って、とんでもない決断をすると後々辛いことを吐露していた。

■イジーの場合

友人でもあり好きだと気がついた相手ジョージが別の病院に
移ってしまうことに関して疑問を投げかけるイジー。
セックスに意味はなかったとする訴えも空しく、当然ながら
嘘偽り感ばかりだけど、友達を失うという訳ではなく別の
病院に移るだけだと考えればそれはそれで良いのではないか
という気がする。
シーズン2くらいまでのジョージだと確かに仲間たちのバラン
サー的役割を果たしていたのだけど、今のジョージは正直
みんなとは距離が開いてしまった感じばかりがするので、
その役割もあんまり意味が無いのかもなという感じがする。


■その他

・アレックス

ジェーンの記憶が戻っているにもかかわらずその事実を隠さ
れていた事に呆れる。あれ程自分自身の事を知りたがっていた
のに不自然だとしていたけど、名前を教えないといわれて
アレックスとしても気分の悪いところだ。

最終的にはレベッカ・ポープだと自ら語りに来た。
ポープ本部長(c)クローザーの娘だったのか(違う)
彼は山で木工職人をしたいとし、彼女はニューヨークに行きた
いという事ですれ違ってしまった様だ。

・チーフレジデント

ベイリーでほぼ確定化と思わせてカリーも参戦。
よく分からないのだけどカリーの方がずっとベテランっぽい
イメージもあるかな。


●入院患者

・4人の登山者

まるでメレディス、イジー、ヤン、ジョージの関係のように
今回登山者で行方不明者だった4人の内の三人が運ばれて
くる。患者はデール、アンディ、ジャックの三人だけど、
取りあえず手足を切られてしまおうとも命だけは助かった
感じ。問題は登山中に何が有ったのかというミステリアスな
部分を次週に引っ張った事かも。デールという人物が登山
ルートの件で自分の責任だとしていたけど、他のみんなも
また一人を残して脱出してきた事に責任を感じていた。
最後に運ばれてきた被害者は頭にピッケルが刺さってたという
事で助けを求めたけど、突き刺して逃げたという感じなのか?

・妊婦・リーナ

ジョーとウォルターが養子を授かることになり、リーナは
その子の母親。ただ40代の女性も子供を欲しがっていて候補者
として上がっているとのこと。胸焼けが激しいという事だけど
一体何の病気なのかな。

・妊婦・アデル

リチャードの妻が妊娠している。しかも52歳だというから驚き
だ。田中美佐子さんが高齢出産役を演じた「生まれる」は
51歳の母親だったな。
リチャードと病院内で遭ってしまいアデルがトイレに逃げ込む
辺りのやりとりは面白かったのだけどその後の展開は辛いもの
があったね。

■使用された曲

・Let's Go Sailingの"This Rope Is Long"
・Amy Winehouseの"Wake Up Alone"
・Ingrid Michaelsonの"Corner Of Your Heart"
・The Weather Machinesの"Stains Of Saints"
・Paolo Nutiniの"Million Faces"