グレイズ・アナトミー
Grey's Anatomy (Season4)

http://www.dlife.jp/lineup/drama/graysanatomy_s3/
http://grey.dramanavi.net/blog/




 

May 22, 2008
第17話 自由に向かって Part II Freedom Part II

監督/Rob Corn
脚本/Shonda Rhimes
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自殺未遂で手首を切ったエバを抱えてアレックスは病院へと
やってくる。イジーに対して縫合キットを頼むと告げ、オレが
診るという。
デレクは臨床実験に際して、ジェレミーが失敗したことを
受け手、ベスに対して手術を辞めたいのであれば、本人の意見
を尊重する事を語る。しかしメレディスはジェレミーの件で
ウィルスの配分も分かったし、
次はうまくいくとしてベスに
語る。ベスの両親、ケンリズは一緒に居たい事を告げる。
デレクは臨床は他ではやられていない事を告げ、成功する
確率は限りなくない事を語る。ケンたちはベスが手術を受けたい
とする先には、ジェレミーのことを追いかけたいとする死の
願望があるのだろうと告げるが、ベスは例え家にこのまま帰った
としても命は二、三週間だけだとして、手術を受けると語る。

カリーはローラに対して、コンクリートに埋まっているアンドリ
ュー
がローラに会いたがっている事を語る。ローラは彼の容体
を心配するが、セメントに埋まっているので大丈夫な訳が
ないとして本気で心配しているのであれば彼に会って欲しい
と告げる。しかしローラは周りの人にアンドリューが友達だと
いう事を言えずにいるのを悟る。カリーは大事なのは彼で
会って、あなたが一緒に居るあの三人ではないと語る。しかし
ローラはやっぱり行けない事を告げると、あなたはこのままだ
と必ず
自己嫌悪に陥ると忠告する。

ジョージとレクシーはリチャードの部屋で職員たちの資料を
目にしていた。
ヤンには失読症があり、それでもメディカルス
クールでオールAの成績だったこと。8通の推薦状がファイル
に有ること。イジーは夜間大学に通い、卒業までに6年間かかっ
ていること。病院ボランティアをして患者に推薦状を書いて
もらっているとファイルには記されていた。アレックスはプロ
グラムに入るためにお涙ちょうだいの小論文を提出し、メディカル
スクールで成績が悪かったのは、睾丸のガンをとったからだと
嘘をついていることが書かれていた。レクシーは私はアレックス
には2つとも付いていたのを確認したという。ジョージは1点差
でレジデントになれなかったのだとし、そのせいでやり直し
なんて酷い
とするが、ジョージはそんな事は知りたくなかった
としてレクシーを非難する。

ベスの手術の件でデレクはベスに手術を受けさせようとして
説得したメレディスの事を非難する。エゴが強すぎるのは君
だとし、オペを受ければ必ず死ぬのだと語る。僕らのしている
事は無意味であり、これまでに12人も犠牲にしている事を語る。
オペが済んだにメレディスとは二度と関わりたくないとして
デレクは憤怒
して出て行く。

いよいよアンドリューの腹部に乗っかっているセメントの
除去を行う。ベイリーはローラを探したけど見つからなかった
事を説明する。するとアンドリューは以前ローラとキスしかけ
たが、自分が直前で怖じけついてしまったのだとし、今は
ローラとキスしたのだと語る。
これからしようとしている除去をするとコンクリートの下にたま
っていた毒素がいっぺんに心臓に流れる為に心停止を起こす
だろうと告げ、蘇生し、呼吸するためにチューブを入れるのだ
と告げる。ベイリーは光が見えてもその先に進むことは駄目
だと告げ必ず助けることを誓う。いざ取り去ると案の定、心停止
を置こう。リドカイン、ベクロンニウム、ベルセドを投与
すると挿管することになる。

メレディスはたまらなくなりワイアットの元を尋ねる。
先ほどワイアットは
母は自殺をしたくなかったと言ったのは
どういう意味なのか?
と問う。するとワイアットはあなたが
座り込んでいた時に母はあなたになんと言ったのかと問う。
「非凡な人間になれ、誰も頼りにするな」と言った事を告げ
だからこそ外科医を目指したのだという。外科医ならば
自分
で解決する方法を知っているハズ
だとし、ワイアットは
その答えが分かればあなたはスッキリとするハズだと語る。

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■メレディスの場合

いよいよ最後の臨床実験者。
デレクは既に諦めて成功した暁には一緒にシャンパンを
飲もうとしていた酒を捨ててしまった事も有ったし、
最後の臨床を巡って、メレディスとの意見の相違が全ての
関係をぶちこわすほどに影響力の高いものとして存在していた
のでようやく別れるのかと思わせた。

メレディスは心の蟠りである母親の自殺の件に関して、
自ら答えを引き出していく。
外科医故に本当に死を選ぶのであれば手首など切らないこと。
自分を捨ててアデルと関係を築いたリチャードに対する
当てつけだったのか、それがリチャードに伝わっていなかった
という点で、ちょっぴり意外なところもあった。

最後はロマンチックにキャンドルで家をかたどった演出。
デレクとメレディスは激しく喧嘩していたけど、都合良く仲直り
出来た感じだね。

「レインマン」になってるとメレディス。このドラマ全員が
レインマンになっているので大丈夫。

■クリスティーナの場合

ウザイ外科医がまた完全復活なのかって感じだったけど、
やはりヤンのウザさがないとこのドラマは盛り上がらない。

ハーンが居ないときにヤンが執刀することになり、かつて
バークと行ったことのある手術だとして担当することになる。
シーンはヤンの執刀の方法に疑いを持っていたけど、結果的
にはヤンが一人で手術を成功させた。

最後にご機嫌なヤンはレクシーに指導することを決めた様子。
ベイリーに変わってヤンがその役目を果たすのか?

■ジョージの場合

ジョージは自分が一点差でまたもう一年インターンをする
ことになった事を知り失望感、そしてついには憤怒感が爆発
してリチャードにもう一度チャンスが欲しいことを告げた。
たった一点の埋め合わせをしようとしていることへの馬鹿さ加減
を感じたみたいだけど、自らそれを招いた訳で他人に怒りを
ぶつけるのもどうかと思う。
リチャードに対して「やってられない」と語った時にはどうなる
かと思ったけど、「物足りない」とした理由を得々と語る
姿。リチャードの判断ミスだとして、その要求が通った時に
は嬉しいものがあったかな。

ちなみに推薦状の数ではジョージが一番だった。
ヤンは8状、メレディスは4状、イジーは10状、そしてジョージは
14状。

来週からDlifeではシーズン5の放送。ジョージとエリカに
とっては最終シーズンになるので、どういう道を歩んでいく
ことになるのか。
ジョージが最後に何気なくレクシーとキスしていたところが
またレクシーに火をつけてしまうのだろうか?

■イジーの場合

アレックスがエバに拘る理由は、アレックスの母親とエバ
の姿がダブっていたからの様子。アレックスの母も自殺して
しまったのか精神疾患だったのよくわからないけど、
そんな話を聞いてイジーとしても黙っては居られない。
イジーはベイリーに相談すると、あんたは私が指導した子
であり強いハズだとされたことで、エバを専門医に見せる
ことをアレックスに指示していた。

そして最後、ベイリーからクリニックの全権を譲渡された。
まぁ元々はデニー・デュケット記念クリニックという名前が
ついているくらいだし、イジーの居場所たという感じはする
よね。

またアレックスと寄り添う感じだけど、そのまんま恋愛関係
にも発展していくのだろうか?


■その他

アレックス

イジーの項目のとところでも書いたけど、アレックスは
子供の頃に母親を失い、当時は力なく失ってしまったけど
今では助ける力はあるとして、エバを必死に治そうとした
ようだ。しかし結果としてイジーに任せることになり、
エバがパーソナリティ障害者であり、既に事故の前から
その傾向が有ったことを語っていた。

ベイリー

今までクリニックやチーフレジデントの仕事で執刀するシーン
がまるで無かったベイリーだけど、今回のエピソードを通して
いよいよ最前線への現場へと復帰ということなるのかな。

物事断片的なことで判断することなく全体像を見ろと主張して
来た人物なだけに、自分も全体像を見て判断していくという
流れのようだ。ただタッカーは許してくれるのだろうか?

エリカとカリーとマーク

リチャードからエリカに対して、もう少し寛容的に部下への
指導をするよう言われていた。「レジデントは子犬なんだ。
やる気を削がず指導して行かないと・・」とリチャード談。
ヤンが今回一人で全てをこなしたことに対して、リチャードは
ヤンを擁護する。

カリーとエリカ、レズ説もいよいよ佳境って感じで、カリー
が複雑だった気持ちを解放して最後はエリカとキスをして
いくというのだから凄い展開だった。アメリカで多い同性愛
系キャラクターになっていくのか。

エリカの出演がシーズン5の7話までのクレジットになっている
ので、別の道(シアトルグレース以外の病院)を歩んでいくとい
うことになるのかな。



●入院患者

アンドリュー・ラングストン

セメントで固まってしまった患者の一人。ローラが好きだけど
アンドリューは仲間には疎まれている存在だということも有って
ローラとは相思相愛ではあるのだけど、ローラ自身は友達から
仲間はずれになることを恐れてアンドリューに会いに行けない
という流れ。カリーがなんとか橋渡ししようとするも、結局
回復してから会いにいくという展開で、やや肩すかしな感じもする。


ジェレミー・ウエスト&ベス・モンロー

ジェレミーが亡くなったことで、同様の症状のベスもこのまま
臨床・手術を行えば亡くなる可能性が高いというもの。
それでもベスとしては、命が二・三週間伸びることよりも、
攻めの治療を選択していくことを望んでいくというもの。
この治療方針に関して、デレクとメレディスは決定的な考え方の
違いが出てしまう。メレディスは自殺を考えたり、人生を投げや
りに捉えていた時期が長いので、どうしてもこういう時の
対応は信用できない部分も有るのだけど、今回はメレディスの
対応・非凡さがうまいこと機能したようだ。

エバ

自殺未遂してしまった。
元々境界性パーソナリティ障害を患っていたようで、事故は
きっかけに過ぎないところも有ったのだろう。
アレックスは自分が傍にいて治療したいことを唱えるが、
イジーが担当医として、精神科医のシャピロ医師に任せることに
なった。専門的施設で入院する必要性があるとのこと。
エバはこのエピソードが最後の登場。シーズン3の15話を初登場
として、全部で18エピソードの登場でした。


■使用された曲


・PsappのCosy In The Rocket
・Ida MariaのKeep Me Warm
・Jon ForemanのThe Cure For Pain
・AdeleのHometown Glory
・Bryn ChristopherのThe Quest

メレディス・グレイ (Ellen Pompeo) 母が元外科医
クリスティーナ・ヤン (Sandra Oh) スタンフォードトップで卒業
イザベル・スティーブンス (Katherine Heigl) イジー/モデル
ジョージ・オマリー (T.R. Knight) 心優しいインターン
アレックス・カレフ (Justin Chambers) 意地悪
メリンダ・ベイリー (Chandra Wilson) 通称"ナチ"。教育係の外科医
リチャード・ウェバー (James Pickens Jr.) 外科部長
プレストン・バーク (Isaiah Washington) 優秀な心臓外科医
デレク・シェパード (Patrick Dempsey) メレディスの彼。既婚
エリカ・ハーン (Brooke Smith) 心臓外科・医師
カリー・トーレス (Sara Ramirez) 医師。ジョージに好意

マーク・スローン (Eric Dane) 形成外科医、元デレクの親友

ジョー (Steven W. Bailey) バーの店主
オリビア・ハーパー (Sarah Utterback) 看護師
テイラー・クリスチャン (Moe Irvin) 看護師
リンダ (Linda Klein) 看護師
デビー (Cathy Lind Hayes) 看護師
ケイト (Kate Anthony) 看護師
ヴィヴィアン (Noelle McCutchen) 看護師
マリア (Maria Elena Maglari) 看護師 #24
ラジ・セン (Anjul Nigam) 精神科医師
シドニー・ヘロン (Kali Rocha) 新しいレジデント
エリス・グレイ (Kate Burton) メレディスの母
ミルトン (Marty Lodge) 麻酔医
ジル (Brooke Blanchard) 救急医療士
レイ (Ray Ford) 救急医療士
ジョン (John Cappon) 救急医療士
ニコール (Nicole Cummins) 救急医療士
マシュー・サヴォイ (Todd Babcock) s3 #5 ベイリー非難の医師
タイラー (Moe Irvin) 看護師 s3 #5#6
ジンジャー (Patricia Bethune) 看護師 s4 #6
ケイト (Kate Anthony) 看護師
シドニー・ヘロン (Kali Rocha) ベイリーのライバル医師
ジビー (Zibby Allen) 看護師、マークに声を掛けられる
ラージ・セン (Anjul Nigam) 精神科医
ローズ (Lauren Stamile) 看護師、デレクと恋仲に
ジョレーン (Crystal Kwon) 看護師

ザッチャー・グレイ (Jeff Perry) 父親、妻を亡くしてアル中に
エバ (Elizabeth Reaser) レベッカ・ポープ
タッカー・ジョーンズ (Cress Williams) ベイリーの夫
アデル・ウェバー (Loretta Devine) リチャードの妻

ワイアット (Amy Madigan) 精神科医
ケン・モンロー (John Cothran) 父親
アンドリュー・ラングストン (James Immekus) 19歳、ローラが好き
リズ・モンロー (Kathryn Meisle) 母親
ジェレミー・ウエスト (Marshall Allman) 脳腫瘍、ベスが好き
ローラ (Jana Kramer) 学生の一人
ベス・モンロー (Jurnee Smollett-Bell) 脳腫瘍、ジェレミーが好き
--- (Stephen Bishop) Firefighter
キップ (Sterling Knight) 学生の一人
デビッド (Jerry Zatarain Jr.) 学生の一人
ウィル (Christian Alexander) 学生の一人
--- (Dana Blackstone) Nurse

<<< インターンたち >>>
レクシー・グレイ (Chyler Leigh) 医師、インターン
スティーブ・モストウ (Mark Saul) 医師
ローラ (Candice Afia) インターン
ダニ (Amrapali Ambegaokar) インターン
クレア (Tymberlee Hill) インターン
グラツィエラ (Gloria Garayua)
メイガン (Molly Kidder)
ミッチ (Richard Keith)
ルーシー (Joy Osmanski)
レオ (Winston Story)
ピアース (Joseph Williamson)
--- (Tara Jayn)
--- (Bryan Ryan)

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評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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