グレイズ・アナトミー
Grey's Anatomy (Season5)

http://www.dlife.jp/lineup/drama/graysanatomy_s5/
http://grey.dramanavi.net/blog/




 

Dec. 4, 2008
第10話 自分の存在 All by Myself

監督/Arlene Sanford
脚本/Peter Nowalk
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母曰く、それはもっとも素晴らしく恐ろしい瞬間かも知れない。
手術代の頭側に立ち、患者の命が自分に預けられたという事実
をかみしめる。それはみんなの憧れ。同期で一番最初に執刀を
任されるなんて格好良いこと。

リチャードはアテンディングたちを呼び出すと、レジデントの
誰を最初に執刀させるかどうかで話合う。インターンたちは
その光景をガラス越しを見て誰なのかを想像・賭けていた。
カレフと言っていたというのはレクシー。スティーブンスと
言ったというのはイアンだった。
しかしレジテントたちは、こんなマヌケたちの言葉を信じるのか
と告げる。ヤンはインターンたちの犯した不祥事の責任を一人
で取らされると罰の為に執刀からはハズされることとなって
いた為にリチャードたちの話合いにも冷静な視線で見ていた。
メレディスは部長は気が変わりやすい人だから許してくれる
かもしれない事を口にするが、気休めは辞めてとヤンは語り、
みんな「引き寄せの法則」でお祈りでもしていなさいという。
スティーブはグレイだって言ってたと遅れて入ってくるが、
どうせでたらめだというアレックス。ベイリーがやってくる
と、インターンたちは誰も唇の動きを読むことは出来ないの
だから、素直にアテンディングの投票を待ちなさいと語る。
ベイリーは自分が初執刀に選ばれた時の事をさりげなく自慢
して語る。

するとレクシーがやってくると、決定だと語る。
ウソ付け"ヘレンケラー"と語るアレックスに本当に決定したのだ
と語り、伝えてこいと言われたのだという。その相手を指さす
レクシー。なんと選ばれたのはヤンだった。

しかしリチャードが入ってくると補足の言葉をかける。
レジデントの初オペは今夜行われるとし、骨肉腫の患者の膝下
を切断する手術だという。相手はコリングス・ワースだという。
選考基準として誰が一番信頼出来るかを考えた際に、アテンデ
ィングを全員一致でヤンを選んだという。しかし彼女は選考対
象外であり、それなのでヤンが変わりの対象者を選ぶのだと
いう。午後4時にホワイトボードにヤンが選んだ初執刀の人物
の名前を書くよう告げ、選ばれた人は同期のレジデントの中から
助手を選ぶよう告げる。

リチャードはヤンに対してディクソンがまたこの病院にやって
くるので、今度こそ良い印象を与えてこの病院を気に入って
もらい心臓外科のチーフになってもらうだと語る。駄目ならば
君の責任だというリチャード。

一方レジデントたちはヤンが誰を選ぶかはどうせ決まっている
として、イジーはメレディスだろうという。メレディスは
私はヤンと仲が良いが、その基準で選ばれるのではなく私が
一番の外科医だから選ぶのだという。
ジョージはイジーに対してクリニックに行かないと駄目だと
語り、今はインフルエンザのシーズンなので患者で溢れて
人手が足りない事を語る。
カレフは俺が選ばれたら助手にはイジーを選ぶ事を告げる。

インターンたちはレジデントから無視されていることを
愚痴る。レクシーはヤンから怒鳴られることさえされない
事を告げる。セイディは私の存在なんて完全に無視されて
いるという。ライアンはそういう時にはセックス
するに限るぞと語る。

レクシーはマークの元にいくと、インターン秘密結社を作った
のは私だと告げ、ドツボから這い出したければセックスを
楽しめと言われたことを語る。レクシーは今日学びたい気分
だとして、マークに今夜どうかと誘う。マークは何故セックス
の話をするのかと問うと俺は専門医としての知識を教える側
だと語る。失礼な話をするなと憤怒するが、レクシーは私も
その知識を学びたいのだとして弁明する。セックスのことは
冗談だと。
そこにベイリーがやってくると、マークが今日担当する患者の
治療が最先端の下咽頭の再建術だとし参加させて欲しい事を
語る。マークはそれならばグレイと手伝ってくれというと、
立ち入り禁止の方のグレイなのか?と問う。ここに居るグレイ
はカプチーノ係だと告げる。

ヤンは30分前に到着する筈のバージニア・ディクソンが来て
いない事に対して受け付けの看護師に怒りをぶつける。
それを聞いたオーウェンがやってくると、怒りをぶつけている
のかと問われる。

レクシーとマークとベイリーは今回の患者のキャスリーン・
パターソンの元にいく。レクシーが現状を説明し5年前に
喉頭を摘出して声を失っている事を語る。キャスリーンの夫
のネッドは今度こそ手術で妻の声が取り戻せる筈だと語り
予感がすると告げる。
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■メレディスの場合

ヤンが初執刀を選ぶことになり、メレディスとしては自分が
選ばれると思っていた様だ。最近のメレディスはデレクの
事でイジイジしなくなったので結構好感度も高かったのだけど、
ヤンとの会話を聞いていると自分が選ばれて当然みたいな感じ
に振る舞っているのでちょっと嫌な感じだった。
セイディから話しかけられるも病院内ではインターンとレジ
デントの関係である事には違いないとして、少し距離を置いて
いた。

ヤンとメレディスの関係も前回のインターンの件で未だに
しこりが残っているようで辛い状況だ。

そしてなんと言っても今回担当したのはケンカしている姉妹
の中でも容体が悪化したホリーという16歳の少女。1歳年下
の妹・エマが姉に対して死んでしまえば良いみたいなことを
口にしていたので嫌な感じのフラッグが立っていたけどね。

ヤンに対してこれ以上ケンカしたくない事を告げ、感情的に
ならないように話し合うが、ヤンからは逆に痛い1発。
私、あんたと違って仕事と私生活の区別が出来るから・・・との
こと。ちゃっかりオーウェンと関係持ちそうになっているし、
バークとのことを忘れたのか?って感じもするけどね。
まだ仲直りまでは時間がかかるのかも。

■クリスティーナの場合

インターンが自分の体を使って医療行為の練習をしていた件で
ヤンは知っていたのに止めなかったということで、初執刀の
資格を失ってしまった。しかしアテンディングは実力としては
ヤンが一番だと思っている様子。そんなヤンに対して、今回
は色々大変なことが起きた。
一つ目は自分が出来なかった初執刀の相手を選ばなければ
ならないこと。そしてもう一つは対人関係に関してはちょっぴり
気むずかしいものがあるアスペルガー症候群のディクソンと
対峙しなければならないということ。

ディクソンは今回の姉妹の姉が脳死になった際に、臓器提供
が出来るとして喜んでいた感じ。感情は無用で感情は科学
から排除するべきだとして遺族に語る姿はちょっと無慈悲すぎ
る感じでこくだった。しかしヤンはこの言葉をヒントに
カレフを初執刀に選んだ。カレフはこの手術に経験があるから
という利用だった。

オーウェンとも再び絡みが有った。
心臓外科病棟に来ていたオーウェンに関係無し人はこない
でと突き放すも、オーウェンは病院のことを知る為に見学
している事を語る。そして見つけたのはなんとボイラー室の
ような通気性のある場所で、マリリンモンローが演じた
「七年目の浮気」の地下鉄からの空気のようにして吹き出して
くる空気に爽快さを感じていた様だ。オーウェン曰く、「直感を信じろ!」

■ジョージの場合

かつて自分でエレベーター内で手術したことをアピールして
自らのことを「007」だと主張していたジョージ。
ヤンにアピールするも殆ど蚊帳の外状態。っていうかジョージの
引き出しにはこれしかアピールすることがないのかって感じだ
った。かつてはヤンとも仲が良かったのにね。
ジョージはクリニックを担当するが、イジーは自分が開いた
クリニックなのにまるで手伝おうともせず。
イジーの異変に気がついて心配していることを語る。

■イジーの場合

相変わらずデニーとの絡みで初執刀なんて関係無い感じの
彼女。一人妄想の世界でデニーとセックスしている感じだけど
なんか変なのって感じだった。もうデニーは出てこなくて良い
です。デレク以上にウザったらしく邪魔すぎる。
それでもみんなと一緒に溶け込んで会話の流れの中に入り
こんでいるところは面白かったかな。

■アレックスの場合

最近のアレックスは良い人過ぎるな。
そして医師としての腕に関しても決して悪くなく、ホリーの
容体に異変に気がついたのも彼だった。
そしてホリーの手術を手伝わしてもらうも、彼がメスを握って
居る最中に頸動脈解離が起きて死亡してしまう。デレクたちは
アレックスの責任でないとフォローし既に執刀前に起きていた
事を語る。

ヤンから初執刀を選ばれた際にはイジーの元に行き真っ先に
知らせたかった事を告げ、愛しているの言葉を投げかけた。
怖いことは分かるが二度とあんな事は起きないこと。
俺は死なない、浮気もしない、何処にも消えない事を告げ
イジー以上の人は居ない事を語り、お前と居ると良い人に
なれる事を説く。そして怖がることがあるのであれば一緒に
怖がろうと語っていた。
結果として一緒に初執刀することになる。

■その他

ベイリーとカリー

今回はベイリーが過去初のレジデント執刀医だと語り、他の
レジデントたちに私は問題を起こさない優秀な黒人の医師だった
と語る。マークの下について医療について学ぼうとする姿。
最近ベイリー先生、"ナチ"というよりも髪型が可愛くなって
しまったので、怖さ自体は無くなってしまった感じだね。

カリーは今回インターンのセイディに目を付けられてしまった
感じ。男性に誘惑される方法というのは分かっていても、女性
からのアプローチなのかどうか分からず、ちょっぴり戸惑う姿が
有った。前回鼻の骨を患者に折られて居たそうだったけど、
流石に傷跡も無かった。

インターンたち

徐々にインターンが出てくるところが大きくなったのね。
当然その中心はレクシー。
この子もやはりグレイ家の血筋を引いているのか、ちょっと
危なっかしさがある。純粋なのか、なんとなのか分からないけど
マークにはちっちゃいグレイ接近禁止令が出ているのに、
結局彼女からのアプローチでハマってまう。レクシーは誰かに
愛されているかもしれないと分かると途端にホレてしまうという
一面が有るようで、やはり幼少期からの問題がメレディス同様
影を落としているところがあるのだろうか?

●入院患者

エマ(妹) & ホリー(姉)

それぞれ15歳と16歳の姉妹。
親に内緒で運転して事故って運ばれてきたようだ。
エマの"口"撃があまりに凄いので驚いた。カレフが思わず
"黙れ!!!"と言って一瞬静寂が有ったけど、また次の瞬間お喋り
が始まる。今回はしゃべれない患者が対比する形で存在して
いたので、より際だった存在だった。姉のこと愛しているけど、
まさか死ぬとは思っていないので、お姉ちゃんなんて死んじゃえと
語る。カレフが真っ先に頭蓋底骨折の疑いを察知したけど、
残念ながら助けることは出来なかった。

キャスリーン・パターソン

上述する姉妹とは逆にネッドという夫との関係が抽出された。
喉頭を取り除く手術をして以来、しゃべれなくなった女性で、
普段からガンと発生障害のblogを運営していて、病室でもずっと
PCにかじりついていた。夫や医師と会話する時には、
ポストイットを使って、「はい」「いいえ」「どうも」「愛してる」
を用意してそのリアクションだけしか取らない彼女。
しゃべれるようになった可能性が有るのに、それでもまるで
しゃべろうとしない妻の姿に痺れを来して、ネッドが感情をぶつ
ける姿が有った。
現在放送中の日本のドラマ「独身貴族で草薙剛くんが演じる
独身男性は女性とデートする際に、父からの教えで女性はくだら
ない話しかしないので、「なるほど」「確かに」と繰り返して
頭の中では山手線の駅名を語る姿と似ている。

■その他

セイディ

この子の父親は医師界でも権威がある感じ。
リチャードからは君が居られるのは父のお陰であり、償いをする
には何をすべきか考えろと言われていた。

■使用された曲

・Sugarush Beat CompanyのThey Said I Said
・PsappのCosy In The Rocket
・Ray LamontagneのWinter Birds
・Max MorganのSecret
・Kanye WestのStreet Lights

メレディス・グレイ (Ellen Pompeo) 母が元外科医
クリスティーナ・ヤン (Sandra Oh) スタンフォードトップで卒業
イザベル・スティーブンス (Katherine Heigl) イジー/モデル
ジョージ・オマリー (T.R. Knight) 心優しいインターン
アレックス・カレフ (Justin Chambers) 意地悪
メリンダ・ベイリー (Chandra Wilson) 通称"ナチ"。教育係の外科医
リチャード・ウェバー (James Pickens Jr.) 外科部長
プレストン・バーク (Isaiah Washington) 優秀な心臓外科医
デレク・シェパード (Patrick Dempsey) メレディスの彼。既婚
エリカ・ハーン (Brooke Smith) 心臓外科・医師
カリー・トーレス (Sara Ramirez) 医師。ジョージに好意

マーク・スローン (Eric Dane) 形成外科医、元デレクの親友

ジル (Brooke Blanchard) 救急医療士
カリー・トーレス (Sara Ramirez) 医師。ジョージに好意
マーク・スローン (Eric Dane) 形成外科医、元デレクの親友
エリカ・ハーン (Brooke Smith) 心臓外科・医師
ザッチャー・グレイ (Jeff Perry) 父親、妻を亡くしてアル中に
タッカー・ジョーンズ (Cress Williams) ベイリーの夫
アデル・ウェバー (Loretta Devine) リチャードの妻
ワイアット (Amy Madigan) 精神科医
スティーブ・モストウ (Mark Saul) 医師
オーウェン・ハント (Kevin McKidd) 少佐、陸軍前線外科チーム
デニー・デュケット (Jeffrey Dean Morgan) イジーの元夫
セイディ・ハリス (Melissa George) インターン、メレディスの友人

ネッド・パターソン (Tzi Ma) 夫
エマ・アンダーソン (Kay Panabaker) 妹
キャスリーン・パターソン (Rosalind Chao) 妻、喉頭を摘出し声が出ない
ホリー・アンダーソン (Christa B. Allen) 姉
バージニア・ディクソン (Mary McDonnell) 心臓外科医
Mr.アンダーソン (Larkin Campbell) 父
Mrs.アンダーソン (Perry Smith) 母
ジビー (Zibby Allen) 看護師・クリニックに居る
--- (Kerry Carney) ND Resident
--- (Keeshan Giles) ND Resident
--- (Vince Cefalu) ND Patient

<<< インターンたち >>>
レクシー・グレイ (Chyler Leigh) 医師、インターン
ライアン・スパルディング (Brandon Scott) 医師、黒人
ローラ (Candice Afia) 黒人
ダニ (Amrapali Ambegaokar) 黒人
クレア (Tymberlee Hill) 黒人
グラツィエラ (Gloria Garayua)
メイガン (Molly Kidder)
ミッチ (Richard Keith)
ルーシー (Joy Osmanski)
レオ (Winston Story)
ピアース (Joseph Williamson)
ケイト (Kate Anthony)
リサ (Janina Gavankar)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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