グレイズ・アナトミー
Grey's Anatomy (Season5)

http://www.dlife.jp/lineup/drama/graysanatomy_s5/
http://grey.dramanavi.net/blog/




 

Jan. 15, 2009
第12話 悪魔のささやき Sympathy for the Devil

監督/Jeannot Szwarc
脚本/Jenna Bans
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母は臨床研究についてこういった。「切開の仕方は一年で学べ
る」。だが「切らない」事を学ぶには一生かかる。オペで使う
器具は様々だが、何よりも使いこなすのが厄介なのは判断力、
それが無いと子供がメスを振り回すのと変わらない

小児外科医のアリゾナは真夜中の2時半、ベイリーに呼び出さ
れる。担当しているジャクソンの件で緊急を要するという
連絡だった為に来た格好だが、ベイリーから少年の血圧が少し
下がった為に移植の順位を上げてもらえるように電話して
くれないかというものだった。アリゾナは呆れてあなたと
お喋りするつもりはないと告げる。時間が無いのだという
ベイリーに対してそれが小児科なのだというアリゾナ。

死刑囚・ウィリアム・ダンを担当してデレクは、CT検査による
脳挫傷の範囲が広がっている事を受けて再手術が必要だと
いう。しかしダンは5日後には死刑になる身だと告げ、この
場所は死に場所には申し分ないと語る。デレクは手術を拒む気
なのかと問うと、デレクらに看取られて死にたいという。

マークはレクシーと寝ていたが、レクシーはメレディスの家の
屋根裏部屋に住んでいた為に、出るタイミングを見失っていた。
なかなか病院に行かないレジデントたちに痺れを来す。
レクシーはこれからデレクの母・キャロリンが来る為にみんなで
掃除しているのだとすると、彼女は俺の育ての親みたいな人なの
だとして、これまでに分別をたたき込まれてきた事を語り、
レクシーとの関係がバレたら不味いという。お前はメレディスの
妹であり、禁断の果実・24歳だと語る。

アレックスとセイディはメレディスがデレクの母に会うことに
関して、メレディスがどうなるのかを予想し合っていた。
メレディスは5分で撃沈する筈だという二人に対して、ジョージ
はメレディスに対してそんな彼らの発言など気にするなと告げる。
きっとデレクの母にも気に入られる筈だと。しかしメレディス
は母親が好きな人はイジーみたいな人だと告げる。
とりあえず掃除で酒やコンドーム、低俗な雑誌などは片付けた
とするが、家庭的に見えない部屋だとして嘆く。何処か変な
臭いもすることを語ると、アレックスはかつてレベッカがソファ
に小便をしていたという。セイディはそんなソファで私は寝て
いるのかと落ち込む。
イジーはメレディスに対して、最小限のことだけを話せば良い
としてアドバイスする。言葉に詰まったらスマイルだという。
髪型はこれで良いのか?と問うと、イジーは母親に好かれるよう
メレディスの髪の毛をポニーテールにする

ヤンやデレクはメレディスの髪型を見る。
デレクは驚異的に高いポニーテールだと告げる。

一方ダンの元にいくと脳の腫れから手術が必要なことを告げ、
同意書にサインを求める。しかし重警備刑務所がどんなところか
知っているのか?と問うと、俺はここで死にたいとして手術する
のを拒む。デレクはヤンとメレディスに対して脳圧を調べて
意識がなくなったらすぐに手術をしようと語る。意識が無くなった
際には医師2人のサインが有れば医師が手術の決定権を持つこと
が出来るのだと語る。デレクは絶対にヤツの好きにはさせない
と告げる。

カリーはチャックという患者を担当する。
弟のゲイリーによると兄は香港でバカな手術をしたら悪化した
だという。足を長くする手術で身長を5cmのばす為にアメリカでは
認可の下りていない手術をしてきたのだという。カリーは問題の
多い手術である事を告げる。

ジャクソンの母・メリンダがやってくると、まだ移植センターか
ら連絡はないのかと問う。肝臓と腸のドナーというのは絶対数が
少ないものなのか?と問うと、セイディはジャクソンはO型プラス
なのですぐに見つかるだろうと語る。しかしベイリーはそんな
セイディの無責任な発言をにらみつけると、不規則抗体が出来て
いるので適合は容易ではないと語る。リチャードは最善は尽くす
と約束する。ベイリーはセイディを呼び出すと、あんたの事は
信用出来ないと告げ、担当で居たいのであれば、挙手して私が
許可しない限り発言することは許さないと語る。
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■メレディスの場合

今回はデレクの母に会うというエピソード。
母親受けするであろうイジーからのアドバイスによって髪型
を変えでポニーテールをして作り笑いをしていた彼女。

一方で前回に引き続いて死刑囚のダンを担当する。
デレクが過去父親を強盗によって殺害された為にどうしても
楽な死に方はさせないとばかりに5日後に死刑執行が迫る
死刑囚であり患者と接していく内に、妙なところでメレディス
も人の心に触れていく様。「あんたが夜、ぐっすり眠れるならば
それでいい」というのが合い言葉になってしまった。
死刑囚のダンはメレディスに対して幼少期から虐待を受け続けた
ことで自分も被害者的事情を聞かされ、しかも最後に死刑囚にも
人助けが出来るとする状況が生まれたことも有ってメレディスが
暴走する。
死刑囚からは自分でも最後を選ぶ二択が有るとして、絞首刑と薬殺
に対する見解を尋ねられて、医学的にどのように死に至るかを
説明していたのが生々しいな。

デレクの母とは当初は偽の自分を演じていたけど、自分は殺人犯
にも同情する変な女だとして語る姿が有った。
ヤンからはポニーテールがバカっぽいよと指摘されていた。
控え室でヤンと二人になった時には仲直りのチャンスかと
思ったんだけどね。
結局キャロリンはメレディスを気に入ったようで、デレクに父親
からもらったダイヤの指輪をデレクに渡して、彼女に渡すよう
促していた。

■クリスティーナの場合

今回もまた前回に続いて担当はメレディスと一緒。
死刑囚の意識が無くなった際に開頭手術の同意に於いて
メレディスが躊躇したのに対してヤンは当然のようにサインをして
いた。そのお陰で執刀医の助手として選ばれることになった。

メレディスが変な髪型をしていることに関してデレクのママが
来ていると知って、「だから(今日のメレディス)変なんだ」と
語っていたけど、メレディスの変なところは今に始まったことで
はない。

変と言えば不器用な男・オーウェンからどさくさ紛れに
デートに誘われていた。あれだけ凄く大胆な手術をするのに
不器用なところがまた良いね。

思わず酔ってヤンの自宅にやってくる。
人とデートするなんて5年ぶりで、軍に入ってからは全く付き合い
がなかったとして緊張した為に大遅刻。酒臭いとした際に帰れと
いう意味でシャワーを浴びるよう言ったつもりがヤンの家のシャ
ワーを使うという大胆さ。服のまま水を浴びるところがまた意外と
よさげに写ってしまうところが有ったね。

■ジョージの場合

相変わらずジョージの影の薄さ。
メレディスに対して、君ならばデレクの母にも気に入られる
と声を掛けるのが精一杯。

■イジーの場合

今回はメレディスに対して、母親受けする女性像を伝授した
けど結局メレディスには効果無し。
ヤンに対しても、初デートは一度きりしかない大切なものだとして
会話に詰まったら相手に一番自慢の出来る手術のことを聞いたら
良いとアドバイスしていた。

本人はデニーとはそろそろ別れたがっている様子。
ホント、デニー様、視聴者的にも精神衛生的によろしくないので
光の先に行って欲しいです。
アレックスの親と会いたがっている感じだったね。

■アレックスの場合

今回もまたアレックスの株を上げる役割だった。
小児外科医の医師アリゾナと臓器を取りに一緒に現地に
飛び立つ。そんな中でアリゾナが陽気にバレンタインデーについて
話す姿を見て、アレックスとしては激怒。ベイリーもまたアリゾナ
の態度は不謹慎だとしていたけど、実際にはアリゾナ自身、子供
が瀕死の状態にあることを知って心を痛めていない訳ではない。
彼女なりに感情移入しないようにしていること。
なんかアリゾナはアレックスを好きになってしまうのではないか
と思い、ちょっとヒヤヒヤした。

最後にイジーに対して今度休みにアイオワに行かないかとして
実家に誘っていた。

■その他

カリーとマーク

マークは今回デレクの母から色々とお説教。
キャロリンはあなた私を避けているわねとし、10歳の頃から
やましいことがあるとそんな顔をしていると指摘されていた。
マークはレクシーに惚れているが相手は24歳だとした際には、あんた
の精神年齢は15歳だからちょうど良いみたいな言い方をされて
いた。マークは冒頭のメレディスの家から出て行くシーンが
大爆笑ものだったなぁ。

カリーは今回担当する身長コンプレックスの患者と引っかけて、
自分が小さくなっていることを語る。前は堂々としていたのに、
ジョージと別れて2cm減り、エリカに捨てられまた小さくなり、
屈辱を恐れる恐れる度に小さくなるとしていた。

マークはカリーに胸を張れ!現状から抜け出すには勇気が必要だと
声を掛けていた。マークが更正することになったのはカリーとの
出会いが大きい感じだね。

リチャードとベイリー

リチャードの存在は今回薄かったかな。
ベイリーは逆に自分が担当する患者の少年が悪化の一途を
辿り唯一の希望だった臓器移植に関しても血栓ができてしまい
臓器は使えないものだと分かる。

インターンたち

あんまりインターンは出てこなかったけど、マークはレクシー
から私と寝る人はランチを一緒に食べなければならないルール
を設けると言われてインターンと一緒にランチを食べる姿が
有った。


●入院患者

チャック

身長が低いとするコンプレックスを持った男性。
160cmしかないので5cm伸ばす為に香港で手術したようだ。
この手の手術ならば韓国に行った方が良いような感じもする。
弟に対して身長の高いお前には俺の気持ちは分からないとして
いたけど、実際には弟も兄に対して相当気を遣った生活をして
いて寧ろ俺の気持ちを分かっていないとして反論されていた。

ジャクソン

前回に続いて臓器移植が必要な少年。
一番象徴的だったのは死刑囚と鉢合わせしたところかな。
手錠をされている彼の事を格好良いと思ってしまうところが
また無邪気というか・・・彼から臓器がもらえると言われた
際にも額面通りに受け取っている姿が有った。

ウィリアム

死刑囚の患者。
デレクに対して、相変わらず俺とお前は同じ人を死なす事
では同じようなものだと言われデレクはきっちり反論して
いた。開頭手術をして蓋をしただけの状態の際、メレディス
から死ぬための方法を伝授されていた。この行動が果たして
どうなってしまうのか。


■その他



■使用された曲

・WinterpillsのTake Away The Words
・PsappのCosy In The Rocket
・Anya MarinaのAll The Same To Me
・Right Away, Great CaptainのWhat A Pity
・Glass PearのLast Day Of Your Life
・Johnathan RiceのThe Acrobat

メレディス・グレイ (Ellen Pompeo) 母が元外科医
クリスティーナ・ヤン (Sandra Oh) スタンフォードトップで卒業
イザベル・スティーブンス (Katherine Heigl) イジー/モデル
ジョージ・オマリー (T.R. Knight) 心優しいインターン
アレックス・カレフ (Justin Chambers) 意地悪
メリンダ・ベイリー (Chandra Wilson) 通称"ナチ"。教育係の外科医
リチャード・ウェバー (James Pickens Jr.) 外科部長
プレストン・バーク (Isaiah Washington) 優秀な心臓外科医
デレク・シェパード (Patrick Dempsey) メレディスの彼。既婚
エリカ・ハーン (Brooke Smith) 心臓外科・医師
カリー・トーレス (Sara Ramirez) 医師。ジョージに好意

マーク・スローン (Eric Dane) 形成外科医、元デレクの親友

ジル (Brooke Blanchard) 救急医療士
カリー・トーレス (Sara Ramirez) 医師。ジョージに好意
マーク・スローン (Eric Dane) 形成外科医、元デレクの親友
エリカ・ハーン (Brooke Smith) 心臓外科・医師
ザッチャー・グレイ (Jeff Perry) 父親、妻を亡くしてアル中に
タッカー・ジョーンズ (Cress Williams) ベイリーの夫
アデル・ウェバー (Loretta Devine) リチャードの妻
ワイアット (Amy Madigan) 精神科医
スティーブ・モストウ (Mark Saul) 医師
オーウェン・ハント (Kevin McKidd) 少佐、陸軍前線外科チーム
デニー・デュケット (Jeffrey Dean Morgan) イジーの元夫
セイディ・ハリス (Melissa George) インターン、メレディスの友人

キャロリン・シェパード (Tyne Daly) デレクの母
ウィリアム・ダン (Eric Stoltz) 死刑囚、患者
アリゾナ・ロビンス (Jessica Capshaw) 小児外科医、心臓発作で死
メリンダ・プレスコット (Samantha Mathis) ジャクソンの母
ジャクソン・プレスコット (Aaron Refvem) 少年、腸疾患
チャック・ルービン (Jason Kravits) 160cm、長男、低身長にコンプレックス
ゲイリー・ルービン (Ernie Grunwald) 弟、180cm、兄にウンザリ

<<< インターンたち >>>
レクシー・グレイ (Chyler Leigh) 医師、インターン
ライアン・スパルディング (Brandon Scott) 医師、黒人
ローラ (Candice Afia) 黒人
ダニ (Amrapali Ambegaokar) 黒人
クレア (Tymberlee Hill) 黒人
グラツィエラ (Gloria Garayua)
メイガン (Molly Kidder)
ミッチ (Richard Keith)
ルーシー (Joy Osmanski)
レオ (Winston Story)
ピアース (Joseph Williamson)
ケイト (Kate Anthony)
リサ (Janina Gavankar)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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