グレイズ・アナトミー
Grey's Anatomy (Season5)

http://www.dlife.jp/lineup/drama/graysanatomy_s5/
http://grey.dramanavi.net/blog/





Feb. 19, 2009
第16話 堕ちた神 An Honest Mistake

監督/Randall Zisk
脚本/Peter Nowalk
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私たちは医者だと知って示す反応。一人の人間ではなく実際よ
りも大きな存在として見始める。神の如く思う必要が有るのだ。
他の人間と同じでは困るから。自信が無く完璧でもない凡人に。
だから私たちは強く冷静に振る舞いあまりに人間臭い実態を
隠す。

アレックスはメレディスに対してデレクは相変わらず患者の
ジェンに尽きっきりなのか?と問う。彼は自分のせいで合併症
を起こしたとして責めているのだという。脳外科医のトップが
一人の患者につきっきりになるのは異常だという。アディソン
に対してデレクは再び開頭手術をするので残って欲しいことを
告げる。ジェンは24週目の妊婦であり、胎児の容体のコントロー
ルも必要だったのである。デレクは今度の手術で言語障害を
患っている原因を取り除けると考えていた。
ジェンの夫のロブはもしも胎児と母体が危険になり選択を迫ら
れた場合には母胎を優先して欲しいと語る。

カリーは階段から滑り落ちて搬送されてきたという52歳男性・
タージアンを診る。5日前に胆嚢摘出手術をしている人物だと
いう。ヤンとオーウェンはタージアンの担当になるが、
患者の手術痕を診ると、腹腔鏡での手術ではなく開腹手術を
している事を知る。どの病院で手術したのかと問うと、ここの
病院であり主治医はキャンベル先生だという。ヤンは最も
古株の医師であり、シアトルグレイス初の女性外科医だという。
そんな人物でもオペをしてミスしていたら意味が無いとして
引退すべきだとして非難していると、そこにキャンベルが
現れ話を聞いていた。

カリーはマークに対して小児科医のアリゾナとキスしたことを
告げ相談する。しかしマークはレクシーのことで手一杯だった。
マークは用意したコーヒーをカリーでもアディソンでもなく
レクシーに渡すが、私はアンネ・フランクのような屋根裏部屋
に隠れて暮らすような関係は嫌だとして、デレクに話すまでは
マークとは話さないと語る。

アリゾナはベイリーが小児外科医に来ることを知る。
小児科医はとても競争率が高い為に、色んな医師から推薦状を
集めている最中だという。アリゾナは部長・リチャードの推薦
が一番効果があると語る。リチャードがやってくるとベイリーは
推薦状の件で早く書いて欲しいと頼むとパトリシアに言って
おくとして素っ気なく素通りしてしまう。
ベイリーはジョージにも推薦状を頼んでいた。

インターンのグラツィエラはイジーに対して、私たちも手術に
関わらせて欲しいと頼むがイジーはそれを言うのは早いとして
否定する。そんな中、イジーの元にロレインがやってくる。
ロレインはイジーからクリニックで診察を受けた患者だったが、
貴方からガンだと言われて8万ドル分のガン検査を受けた結果
ただの貧血だった事を語る。ラベルの貼り間違えが有ったことを
指摘するとイジーは謝罪する。しかしロレインは私に謝罪する
のではなく貧血だと伝えた死にかけている患者の方に謝るべき
だという。その人物はイジーだった。

ジェンの開頭手術が行われる。
胎児が徐脈になり、アディソンとしては危険なので胎児を
取り上げるべきだという。妊婦に何度も手術をするのは危険な
行為で体に負担が大きい事を語る。

一方タージアンに対して骨折自体は大したことがない事を語る。
ヤンとキャンベルとオーウェンは患者に説明する中で、ヤンは
腹腔鏡手術のことを指摘するが、オーウェンはキャンベル医師
の意見を尊重し、患者の病状に合った方法で術式は行われるべき
だと語る。

イジーはベイリーの元に駆け寄ると、セイディが血液サンプル
を貼り間違えた事を指摘し、あのインターンはミスばかりして
いる事を語る。ベイリーはここに来た頃のあなたたちも同様だ
った事を告げ、セイディは既に病院を辞めたことを語る。
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    ■メレディスの場合

デレクが自分のミスを引きずっている様で、暴走しまくって
いる状況の中、止められるのはメレディスと部長くらいな
ものだったね。普段はメレディスの暴走だけど、デレクって
これまで失敗らしい失敗をしてこなかったのだろうか?
取り乱して固執する姿を見ると、なんだかそんな感じがする。

■クリスティーナの場合

今回は大先輩の医師キャンベルと対峙する。
外科医はメスを握れなくなったら終わりとはいうけど、
最先端医療が求められるような現場では彼女のような医師
が必要とされなくても居場所はあるとは思うんだけどね。
ヤンがズバズバっと本音で語るところは流石はヤンって
感じだった。こういう時オーウェンが使えないなとは
思ったけど、最後はオーウェンも除隊した理由を語り、
キャンベルに引退を勧めた格好だった。
去り際にキャンベルがまたあんただっていつか私のような
時が来るという辺り当然のことだろうけど、まだまだ先のよ
うな感じだよね。

■ジョージの場合

相変わらず登場が少ないジョージ。
今回はベイリーが小児科のフェローシップの為の推薦状
を書いてあげるというもの。ジョージはよくベイリーの
事を知っていて、褒め方も熟知している。
リチャードに対してこういう風に推薦状を書いて欲しいと
する見本役となった。

■イジーの場合

クリニックでインターン相手に大鉈を振るうというイジーだった
けど、今回はセイディが血液検査のラベルの貼り違いをしていた
せいで、先日までは単なる貧血だと思っていたことが実際にはガン
だと分かっていく。
色んな体の部位に触れて当初は皮膚がんだと思われる箇所
を切除していたけど、果たしてどの程度のガンなのか。
最後に自分のカルテ・写真をサンプルにしてインターンたちに
身を削る思いで指導する姿。

■アレックスの場合

デレクが暴走している件でメレディスとよく絡んでいたかな。

■その他

カリーとアリゾナ

アリゾナはカリーの事をカリオペと呼ぶらしい。
アリゾナにとってはカリーはまだゲイとしては初心者の
段階なので青臭さが抜けていない子供のようだと感じている
様子。自分からキスして於いて、デートを誘う段階に於いて
は断りを入れてきた。

マークとデレク

デレクが患者を死なせたことでグロッキー状態の中、マーク
はついにレクシーとの件を話す。デレクの感情のはけ口になる為
に意図的にケンカを誘発したのかも知れないけど痛そうな
殴り合いだったね。

デレクは患者に対して真実を語ることなく調子の良いこと
ばかりを話していたのでしっぺ返しを食らう格好となった。
決して悪気はないんだけどね。プロポーズしたら真っ先に
ジェンに伝える事を語っていただけにちょっと可愛そうな
感じはしたね。

マークはデレクを「伝説の男」「外科のダライラマ」だと語って
いたけど、脳を次々と取り除いていく姿は相当狂気さを覚える
ところが有ったな。

キャンベル医師

演じていたのはなんとフェイ・ダナウェイだった。
映画「俺たちに明日はない」でのボニー役だった彼女。いわゆる
ボニー&クライドのボニーだった方。映画俳優がドラマに出る
というのは珍しいことだよね。
同じ日に見たCSI:マイアミでウルフ刑事がハリケーンから
生還して「魔法使いドロシー」と呼ばれていたけど、彼女の本名は
ドロシーだ。かつてピーター・ウルフさんと結婚しているという
辺りもなんだか因縁がある。

金髪女性で美しい人だったけど、出来れば新旧対決という意味では
金髪美女イジーと世代交代的流れを演出して欲しい感じはしたな。
まぁヤンくらいしか彼女にかみつける人はいなさそうだけど。

ベイリー

推薦状をもらい回っていたけど、リチャードの反応が悪かった。
話を聞いていくウチに、リチャードはベイリーが自分の後継者ではなく
小児外科に行こうとしていることに不満があるようだ。

●入院患者

ジェン

妊婦24週目の患者。
高血圧の症状が有るので、手術は大変だった。
妊娠中毒症に陥り、デレクとしてはなんとかミスを補う為に
手術を重ねていたけど、デレクの判断ミスだったのか。
デレクがどの段階で手術を止めていれば助けることが出来たの
だろうか?

タージアン

胆嚢摘出手術と階段から落ちた52歳の患者。
この患者自体には問題はなかったけど、執刀した主治医のキャンベル
医師を巡る是非を問われる際に利用された感じだね。

■使用された曲

・PsappのCosy In The Rocket

・Matt HiresのTurn the Page
・Dash & WillのError Error
・Little DragonのTwice
・CalahanのLike A Ghost
・Snow PatrolのThe Planets Bend Between Us



メレディス・グレイ (Ellen Pompeo) 母が元外科医
クリスティーナ・ヤン (Sandra Oh) スタンフォードトップで卒業
イザベル・スティーブンス (Katherine Heigl) イジー/モデル
ジョージ・オマリー (T.R. Knight) 心優しいインターン

アレックス・カレフ (Justin Chambers) 意地悪
メリンダ・ベイリー (Chandra Wilson) 通称"ナチ"。教育係の外科医
リチャード・ウェバー (James Pickens Jr.) 外科部長
プレストン・バーク (Isaiah Washington) 優秀な心臓外科医
デレク・シェパード (Patrick Dempsey) メレディスの彼。既婚

ジル (Brooke Blanchard) 救急医療士
カリー・トーレス (Sara Ramirez) 医師。ジョージに好意
マーク・スローン (Eric Dane) 形成外科医、元デレクの親友
エリカ・ハーン (Brooke Smith) 心臓外科・医師
ザッチャー・グレイ (Jeff Perry) 父親、妻を亡くしてアル中に
タッカー・ジョーンズ (Cress Williams) ベイリーの夫
アデル・ウェバー (Loretta Devine) リチャードの妻
ワイアット (Amy Madigan) 精神科医
スティーブ・モストウ (Mark Saul) 医師
オーウェン・ハント (Kevin McKidd) 少佐、陸軍前線外科チーム
デニー・デュケット (Jeffrey Dean Morgan) イジーの元夫
アリゾナ・ロビンス (Jessica Capshaw) 小児外科医、心臓発作で死
バージニア・ディクソン (Mary McDonnell) 心臓外科医

ジェン・ハーモン (Jennifer Westfeldt) 妊婦、脳動脈瘤
ロブ・ハーモン (Ben Shenkman) ジェンの夫、骨折
デイジー・ペップマン (Kathleen Early) 医師
ジョン・タージアン (Louis Giambalvo) キャンベルが執刀した患者
マーガレット・キャンベル (Faye Dunaway) 外科医、古株
ロレイン (Susan Merson) 患者、ガンだと宣告されたが実は貧血


<<< インターンたち >>>
レクシー・グレイ (Chyler Leigh) 医師、インターン
ライアン・スパルディング (Brandon Scott) 医師、黒人
ローラ (Candice Afia) 黒人
ダニ (Amrapali Ambegaokar) 黒人
クレア (Tymberlee Hill) 黒人
グラツィエラ (Gloria Garayua)
ミーガン (Molly Kidder) メガネをかけた女性
ミッチ (Richard Keith)
ルーシー (Joy Osmanski)
レオ (Winston Story)
ピアース (Joseph Williamson)
ケイト (Kate Anthony)
リサ (Janina Gavankar)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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