グレイズ・アナトミー
Grey's Anatomy (Season5)

http://www.dlife.jp/lineup/drama/graysanatomy_s5/
http://grey.dramanavi.net/blog/





Mar. 12, 2009
第17話 暗い影 I Will Follow You Into the Dark

監督/James Frawley
脚本/Jenna Bans
--------------------------------------------------------
私が知っている外科医には影が有る。どんな名医の心にも恐れ
や疑い、暗い陰りがつきまとう。
影など無いように振る舞う。もっと命を救い難しい技術を物に
し、速く遠くへ逃げれば振り切れると願いながら。でもよく
言うように影から逃れることは出来ない

ソファーに座りシリアルを食べるデレクを姿を見て、イジーは
患者を失って訴えられたら立ち直りには時間がかかるとして
彼は考えているのだろうという。人生がひっくり返る大きな事
が起きたのだから次はどうすべきかどうか。
アレックスは俺のシリアルが食われていると告げ、レクシーは
デレクの尻の下に私の鍵があると呟く。メレディスはそんな
デレクにシャワーを浴びて病院に行こうと告げる。供述録取が
あるというデレクは、妊婦を殺したいきさつを話さないといけ
ないと語る。

ヤンは仮眠しているオーウェンを起こそうとすると、突然
悪夢を見ていた彼はヤンを寝ぼけて突き飛ばす
メレディスはヤンの元に近寄ると、怪我しているヤンにどう
したのかと尋ねるが自分のミスだと誤魔化す。デレクがソファー
から動かないとしてどうすべきかと尋ねるが、女々しいヤツだ
とヤン。マークはカリーと会話する。俺たちは外科医なのだから
患者一人失ったくらいで気落ちしていたらやっていられないと
いうマーク。カリーはマークの方からデレクに歩み寄ったらどう
かとするが、俺から頭を下げることはないという。そんなカリー
アリゾナが通ると思わず身を隠してしまう。

レクシーはそんなマークの元にやってくるとデレクと話した方
が良いと告げる。

イジーはアレックスに見つめながら、アレックスは10年後には名物
アテンディングになっているだろうと感慨深げに眺めていた。
そんな中イジーの元にライアンが現れ、患者Xの症例について
インターンのみんなで検討した事を語る。その姿を見たヤンは
イジーはいつまで指導をしているのかとし、自分の技術を磨く
べきだという。イジーが最後にメスを握ったのはいつのことになる
のかと告げ、このままだと第二のオマリーになると語る。

そんな中ベイリーは今日の仕事の割り振りをする。
オマリーはクリニック、グレイとヤンは私の下についてとし、
カレフはハントと共にERだという。リチャードはメレディスの
元にやってくると、今日はデレクの顔は見られそうかと尋ねる。

患者のトリシア・シェリー(31歳)、メグ・シェリー(27歳)、
マイク・シェリー(23歳)
がやってくる。遺伝子検査で3人とも
遺伝性びまん性胃がんのCDH 1遺伝子を保因しており、4分の3
の確率でガンの恐れがあるという。担当するのはヤン、メレディス
、ベイリーたちだった。患者はウチの一族はどんどん減っている
という。バド伯父さん、ヘレン伯母さんは死んだこと。ミネソタ
の従兄弟は痩せてホスピスにいるという。それなので三兄弟は
全員胃を切除することに決めたのだという。

一方ベス・ディアボーン(17歳)が痙攣の為に運ばれてくる。
マーチングバンドで演奏中に大発作を起こしたもので、痙攣に関
して既往歴がある患者だという。オーウェンは除細動器を
使おうとするが、洞性頻脈だという。薬を飲んだのに発作が起きる
なんて一体どういうことかとし、アレックスと共にオーウェンと
アリゾナが対応に当たる。

インターンたちはイジーの前で語る。
患者X(29歳)。右上腹部に時々痛みを感じ、吐き気、そして幻覚
を持つ患者。頭部CT、胸部X線、血質には異常はなく、LDHの値が
高い患者だという。上部消化管X線をすべきではないか?とインタ
ーンたちは語る。

ヤンたちは胃の摘出に関して、それに伴う副作用を説明していく。
マイクはそんな副作用が有るのであれば、手術をするのは嫌だ
とし、手術するのを決めたのは長女のトリシアだと語る。今まで
何でもトリシアが決めてしまった事を告げ、自分はもう23歳
なので1/4はガンにならないのでそれに賭けたいと語る。人生
を決める権利は誰にもないのだという。メグもまたこんなに大変
な手術になるとは思っていなかったと恐れる。
--------------------------------------------------------
    ■メレディスの場合

妊婦のジェンを手術中に失ったことで、デレクが完全にグロッ
キー状態の中、デレクを復帰・復活させられるのはメレディス
しかいないと感じたリチャードは全ては彼女に託す。リチャー
ドはデレクがメレディスに指輪を渡してプロポーズしようとして
いた事を話してしまうのだから禁断のところまで手を伸ばした
感じ。
しかしデレクはまるで受け入れようとはせず、メレディス
を追い返すばかりか指輪のことも野球のバッドで打ち飛ばして
しまった。しかもメレディスを欠陥品扱い。これは酷い。
まぁ暫く放って置くしかないって感じだろうけど、取り返し
の付かないところまで落ちないでって感じか。
指輪もいずれ探すことになるのだろうから早い内に立ち直って
くださいって感じかな。

■クリスティーナの場合

ヤンとオーウェンの関係もまた微妙。
オーウェンが何故婚約者との関係を解消したのか。
そして何故従軍していた医師を辞めたのか、その辺がまるで
明らかにされていない。今回はメレディス同様好きになった
男が苦しんでいる姿を見て立ち直るために支えていくという
役割なのかな。

メレディスとヤンはいつものことだけど互いに自分のことを
話して他人の話は聞いていないシーンが有り、その事を
イジーに指摘されていた。50年後のあんたたちの姿も
きっと同様の姿が有るのだろうとのこと。

■ジョージの場合

影の薄いジョージは手術をしないレジデントの代名詞のような
扱いになってしまった。ジョージバージョン2.0。自ら自虐ネタ
を披露したけど、イジーにとってはそんなジョージに頼れば
良いのにね。


■イジーの場合

インターンたちに自分の症状を診断させる。
患者X(29歳)。イジーって29歳だったのね。
悪性の脳腫瘍、そして転移が見られるということで、生存率
5%という見立て。しかしインターンの中にこれがイジーの
ものだとするのを気がついた人は居るのだろうか。レクシーが
最後になんとなく察していたような感じにも思えたけどね。

イジーは別れを告げるかのようにして、未来のそれぞれの
キャラクターに対する姿を思い浮かべては語りかけていた。
その中でもアレックスは別格。患者Xに対してこの事実を
どう伝えるか?とイジーはレクシーに尋ねていたけど、
病気と闘うには支える人が必要とのこと。アレックスに
頼りたいところだけど、イジーが最初に話を持っていったのは
ロボットだとするヤンだった。

■アレックスの場合

今回は女子高生の患者に対して、診断ミスを行えば死ぬかも
知れない患者の検査方針に関して、アリゾナやオーウェンの
主張をはねのけて自分の意見を貫き通すことになった。
いざとなるとアレックスも患者が自分の決断によって死ぬ
かもしれない事を知ってかなり手は震えていたけど、的確に
診断した結果、女子高生はペースメーカーさえ入れれば
日常生活をおくれるようになった。
そしてそんな女子高生に意地悪をいう生徒達に一括する
アレックスの姿を見るとかつてヤンチャだった頃のアレックス
が嘘みたいに良い医者になったという感じになった。
アリゾナからも病院のホープだとされたことで有頂天だけど
あんまり調子に乗ると落とし穴が待っているぞ。

■その他

カリーとアリゾナ

気まずい二人だったけど最後にアリゾナはレジデントの
アレックスに診察に於いて負けた事を受けカリーにエレベー
ター内で話しかけていた。カリーはアリゾナの関係が
再び始まるって感じなのかな。

マークとデレクとレクシー

レクシーは自分の存在によって全てを壊しているのではなか
と心配する。

マークとデレクは前回あれだけ派手にケンカしたことも
有るのでまるで絡みはなかった。

デレクは自分がこれまで見てきた患者の医療を目の前に
いるとそこらのシリアルキラーよりも多く殺害している事
を感じる。

リチャードとベイリー

リチャードはベイリーが小児科医に進むことに未だに根に
持っている様だ。それどころか今回はデレクも自分のいう
ことを聞かずに出て行ってしまった為に、自分の指導が
甘すぎたと感じて厳しく接していこうとする。ベイリーに
対して無視したり、手技に関して助言するも決めるのは私
だとして取り合おうともしないリチャード。
究極の奥義・アデルの登場で一応は話すことは出来たけど、
これもまた反則って感じだね。


●入院患者

・シェリー三兄弟

胃がんに対する遺伝子疾患がある家系で一族は次々と亡くな
っているようだ。遺伝子疾患の為に苦しむ患者が出てくる
ことは時々有るよね。
姉が常に決めてしまうという事で末っ子のマイクは駄々を
こねる姿が有ったけど、姉だって出来れば決断などしたくは
ないハズだ。

ベス

17歳の女子高生、激しい謎の大痙攣・発作を起こす患者。
今までの治療が間違えていたものだとして、思い切った検査
をして不整脈源性心筋症だと掴んでいく。ペースメーカーを
入れることで取りあえずは大丈夫になったみたいだけど、
心臓が弱いことには違いないのでその内手術が必要に
なりそうだ。


■使用された曲

・PsappのCosy In The Rocket

・MetricのFront Row
・Rachael YamagataのDuet
・Shady BardのTreeology
・Piers FacciniのA Storm Is Going to Come



メレディス・グレイ (Ellen Pompeo) 母が元外科医
クリスティーナ・ヤン (Sandra Oh) スタンフォードトップで卒業
イザベル・スティーブンス (Katherine Heigl) イジー/モデル
ジョージ・オマリー (T.R. Knight) 心優しいインターン

アレックス・カレフ (Justin Chambers) 意地悪
メリンダ・ベイリー (Chandra Wilson) 通称"ナチ"。教育係の外科医
リチャード・ウェバー (James Pickens Jr.) 外科部長
プレストン・バーク (Isaiah Washington) 優秀な心臓外科医
デレク・シェパード (Patrick Dempsey) メレディスの彼。既婚

ジル (Brooke Blanchard) 救急医療士
カリー・トーレス (Sara Ramirez) 医師。ジョージに好意
マーク・スローン (Eric Dane) 形成外科医、元デレクの親友
エリカ・ハーン (Brooke Smith) 心臓外科・医師
ザッチャー・グレイ (Jeff Perry) 父親、妻を亡くしてアル中に
タッカー・ジョーンズ (Cress Williams) ベイリーの夫
アデル・ウェバー (Loretta Devine) リチャードの妻
ワイアット (Amy Madigan) 精神科医
スティーブ・モストウ (Mark Saul) 医師
オーウェン・ハント (Kevin McKidd) 少佐、陸軍前線外科チーム
デニー・デュケット (Jeffrey Dean Morgan) イジーの元夫
アリゾナ・ロビンス (Jessica Capshaw) 小児外科医、心臓発作で死
バージニア・ディクソン (Mary McDonnell) 心臓外科医

マイク・シェリー (Michael Rady) 23歳、長男
トリシア・シェリー (Wendy Hoopes) 31歳、長女
メグ・シェリー (Erin Cahill) 27歳、次女
ベス・ディアボーン (Susane Lee) 高校生・マーチングバンド部
ジム・ネルソン (Phil Abrams) 医師
--- (B.K. Cannon) Girl Band Geek
--- (Marcus McGee) Boy Band Geek
--- (Nicole Cummins) Paramedic

<<< インターンたち >>>
レクシー・グレイ (Chyler Leigh) 医師、インターン
ライアン・スパルディング (Brandon Scott) 医師、黒人
ローラ (Candice Afia) 黒人
ダニ (Amrapali Ambegaokar) 黒人
クレア (Tymberlee Hill) 黒人
グラツィエラ (Gloria Garayua)
ミーガン (Molly Kidder) メガネをかけた女性
ミッチ (Richard Keith)
ルーシー (Joy Osmanski)
レオ (Winston Story)
ピアース (Joseph Williamson)
ケイト (Kate Anthony)
リサ (Janina Gavankar)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


inserted by FC2 system