グレイズ・アナトミー
Grey's Anatomy (Season5)

http://www.dlife.jp/lineup/drama/graysanatomy_s5/
http://grey.dramanavi.net/blog/





22 Mar. 2010
第23話 未来のために Here's To The Future

監督/Bill D'Elia
脚本/Allan Heinberg
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何かが始まるとき、それが結局どうなるかは知る由もない。
売り払う気だった家で暮らし、仕方なく受け入れたルームメイ
トが家族になり、一晩限りで忘れるハズだった男性が生涯の
伴侶となる

デレクはメレディスに対して、イジーの容体が安定したらバハマ
でいき結婚しようと語る。"愛のビーチクラブ"だと。

イジーは少し容体が良い事も有り院内をアレックスと散歩する。
同じ病気で知り合った友達を紹介したいとして、オースティン
スター、メグ、ミゲル、アリソン
をアレックスに紹介する。
アリソンはイジーに対して彼のお尻がみたいとリクエストする。

一方オーウェンはカウンセラーと話してきたが順調であることを
ヤンに語る。ヤンは彼に母親とは逢ったのか?と問う。
そんな中オーウェンの元に、チャーリー・ローウェル中尉
やってきる。オーウェンの事を少佐と呼び、メイソン部隊長
から聞いて来た事を告げる。カリーとジョージとオーウェン
は彼の術後の検査結果の画像を調べるが、機能的な問題は
一切観られないと語る。しかしチャーリーは少し足を動かすだけ
で痛みが激しい事を告げる。慢性疼痛か神経の病気ではないか
とし、外科的処置では対応出来ない事をカリーは告げる。
するとチャーリーは突然足を切って義足にして欲しいことを
告げ、一刻も早くイラクの前線に戻りたいのだと語る。

チャーリーは19才で入隊し現在は中尉になり、一生軍人として
暮らそうとしている人物だとオーウェンは語る。そんな彼を
何もせず追い返すことは出来ないという。ジョージはMRIか
硬膜外検査をしたらどうかという。カリーは問題の箇所もない
のに切断などしたくないと語る。

一方アリゾナはベイリーの元に来ると、これから8才の患者の
神経芽細胞腫のオペがあるので手伝ってくれないかと語る。
しかしリチャードもベイリーの元にやってくると、突然彼女を
呼びつけ、サンタを知っているかと問う。サンタは北極に済む
白人のおじさんでしょと告げると、私がサンタだという
リチャードは彼女に"ダヴィンチ SIHD サージカルシステム"
披露する。ロボティックシステムで正確な外科手術が出来る
優れもののマシンだった。ベイリーはそんなシステムを購入
したリチャードに対して驚きの声をあげる。
リチャードはベイリーが小児外科にいくのを何とか防ごうと
していたのだった。試しに使ってみたらどうかというと、
ベイリーは最近には見ないほどの喜びの声を上げる。

マークとレクシー。
マークは最近近くでマンションを探しているのでレクシーも
一緒に来ない(住まない)かと誘うが、忙しいとして交わされて
しまう。その会話を聞いていたデレクはレクシーと暮らすのは
早いのではないかと言われる。しかしイジーのことを見て、
自分も人生を無駄に過ごすことは出来ないと感じた事を告げる。

一方イジーの治療方針についてスウェンダー、ヤン、デレク
などは話合う。デレクは海馬を切る方法がある事を告げ、
痙攣発作の際に何度もやっている術式である事を告げる。
しかし海馬の手術は会話障害、記憶障害を起こす可能性が有る
として慎重な対応が予想された。スウェンダーはそんなリスク
を追わせられないとして、オペ以外の方法としてインターロイキ
ン2が今の所効果的である事を告げる。取りあえず和田テスト
で調べてからオペをすべきかどうかを改めて考えるべきだと
語る。
その頃イジーはデニーとビーチで日光浴しながら会話する幻視
を見ていた。4人の子を産んで育てるのだとし、その為ならば
医者を続けられなくても構わないと語っていた。
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■メレディスの場合

イジーの手術を巡って、手術をする事を推奨すべきか、それと
も化学治療をさせるのかどうかで悩むことになる。
メレディスとしてはデレクが患者の不利益になるような事は
しないとして最初はデレクが語るオペに同意していたが、
終末期の母親の容体を見ると、記憶を失った母親の姿は
メレディスにとっては相当衝撃を受けていたことも有り、
今度は止めに入る。デレクからは私情を挟むべきではないこと。
医者として気持ちを変えさせるべきことを説得させる。

■クリスティーナの場合

ヤンもまた今回はイジーの件で大きく関わった一人かな。
メインはオーウェンとの関係について、オーウェンは順調に
現実と向き合っているとするけど、まだ現実を見ていない
証拠として母親に帰還したとする報告を行っていない現実が
有る。
オーウェン自身、今回担当した患者が軍人であり、そして
自分の居場所がアメリカ本土にあるのではなく仲間のいる
イラクの前線にあるということで、それを聞いたオーウェン
にも多大な影響を与えていたようだ。気持ちは戦地にある
けど、オーウェンにはアメリカにも十分に滞在するだけの
居場所と理由も有るからね。

■ジョージの場合

オーウェンの下につき、兵士の治療・執刀を見ていた。
兵士のチャーリーが居場所がここにはないと感じたこと
を受けてジョージも相当その意見に感化されていた感じ。
ラストでオーウェンとジョージの決断が面白い形でクロスリ
ンクされて意外性のある結論へと持っていったけど、
このシーズンで降板を決めているジョージの事だから
何かするとは思っていた。
イジーの件で少し力にはなったけど、ジョージの登場も
カリーとの別れを機会にほぼ失っていた感じだったので
仕方が無いのかな。最後にジョージがイジーに掛けた
言葉が今の彼には精一杯だった。
「君は怖がっているだけで本当はどうすべきか決めている
こと。病気と闘うと決めた瞬間からどうすべきか決めて
おり、どうすべきかちゃんと分かっているハズだと」
従軍医師としてオーウェンのようにたくましさと傷を背負って
生きていくことになるのかな。
この先のシーズンでジョージの死亡なんてことが言葉だけ
で語られなければ良いけどね。

■イジーの場合

今回はイジーにとってはもっとも辛い決断に迫られるもの
だった。イジーファンにとってはなんと言ってもビーチでのも
水着シーンが多数有ったのでウハウハと言いたいところだけど
がん治療中の身でもあるので流石に痛々しくて、萌えるという
感じもなかった。
イジーとしては同じ病気の患者であるアリソンとの出会いに
よって彼女と同様に化学治療をするのかそれとも執刀するか
の選択に迫られたけど、そんなアリソンの突然の急変によって
流石に化学治療だけでは根治出来ない事を知って決断を
見せていく。ただ延命治療だけはしないで欲しいとのことで、
DNRという書類にサインすることになった。

脳に装置をつけて記憶力テスト(カードテスト)をしていた。
そしてその後脳の右半分を眠らせたとしていたけど、どうやって
眠らせたのだろうか。このテストの方法自体を和田テスト方式
というのかな。日本人の名前が付いているところが凄いね。


■アレックスの場合

イジーの治療に関してどうすべきなのか。
イジーの策略によってアリソンにお尻を見せられてしまう
けれどそんなのはまさにどうでも良い事。
アレックスにとってはイジーが全て。
デレクに対して、これがメレディスだったらどういう決断を
取るかという質問をしていた。
イジーはアリソンが15回の手術を受けて彼女からのアドバイス
によって手術は受けない方が良いとされていたけど、
アリソンが突然の急変によって植物状態へと変わった際に
攻撃的治療を選んでいくことになる。

■その他

アリゾナとベイリーとリチャード

ベイリーを巡ってアリゾナとリチャードの対決の構図が有った。
ベイリーがロボティック手術に関して、相当発狂に近いほど
の喜びを得ていたので、これで決まりかと思ったけど、
やはり患者と向き合う治療こそベイリーには似合っている
のかもしれないと思わせるエピソードだった。

カリーとスウェンダーが完全に患者の治療に関して無力である
ことに茫然自失の中、アリゾナから"喜び"の笑顔があるから
こそ自分たちが医者としてやっていける原動力となってる
事を説得されていた。


●入院患者

アリソン

22歳、イジーと同じ転移性メラノーマの患者。
彼女も皮膚がんだったところから発症しているのかな。そも
そも転移性メラノーマ自体が皮膚がんの意味があるのか?

8歳の子

神経芽細胞腫の患者。アリゾナの手術で見事助かった。

チャーリー・ローウェル

足に異常はないけど、神経的に痛みが有り、今すぐにでも
戦地に戻りたいので特に問題の見つかっていない足を切り落と
して欲しいと懇願する患者。先ずは精神科に見せるべきじゃ
ないのかって感じもするし、こんな事がバレたら問題にならない
のかな。

■使用された曲

・PsappのCosy In The Rocket

・Joy WilliamsのCharmed Life
・Katie Herzig & Matthew Perryman JonesのWhere The Road Meets The Sun
・Sugarplum FairiesのHold On To Me


メレディス・グレイ (Ellen Pompeo) 母が元外科医
クリスティーナ・ヤン (Sandra Oh) スタンフォードトップで卒業
イザベル・スティーブンス (Katherine Heigl) イジー/モデル
ジョージ・オマリー (T.R. Knight) 心優しいインターン

アレックス・カレフ (Justin Chambers) 意地悪
メリンダ・ベイリー (Chandra Wilson) 通称"ナチ"。教育係の外科医
リチャード・ウェバー (James Pickens Jr.) 外科部長
プレストン・バーク (Isaiah Washington) 優秀な心臓外科医
デレク・シェパード (Patrick Dempsey) メレディスの彼。既婚

ジル (Brooke Blanchard) 救急医療士
カリー・トーレス (Sara Ramirez) 医師。ジョージに好意
マーク・スローン (Eric Dane) 形成外科医、元デレクの親友
エリカ・ハーン (Brooke Smith) 心臓外科・医師
ザッチャー・グレイ (Jeff Perry) 父親、妻を亡くしてアル中に
タッカー・ジョーンズ (Cress Williams) ベイリーの夫
アデル・ウェバー (Loretta Devine) リチャードの妻
ワイアット (Amy Madigan) 精神科医
スティーブ・モストウ (Mark Saul) 医師
オーウェン・ハント (Kevin McKidd) 少佐、陸軍前線外科チーム
デニー・デュケット (Jeffrey Dean Morgan) イジーの元夫
アリゾナ・ロビンス (Jessica Capshaw) 小児外科医、心臓発作で死
バージニア・ディクソン (Mary McDonnell) 心臓外科医

デニー・デュケット (Jeffrey Dean Morgan) 元イジーの彼
スウェンダー (Kimberly Elise) 腫瘍科医師
チャーリー・ローウェル (Zach Gilford) 中尉、足が痛い
アリソン・クラーク (Liza Weil) がん患者
Mrs.ハント (Debra Mooney) オーウェンの母
--- (Webster Williams) Alison's Father
--- (Chelsea Taylor) Alison's Mother
--- (Jon Rowland) Alison's Boyfriend
--- (Jeff Davis) Recruiting Officer
--- (Brock Cuchna) Recruiting Clerk

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レクシー・グレイ (Chyler Leigh) 医師、インターン
ライアン・スパルディング (Brandon Scott) 医師、黒人
ローラ (Candice Afia) 黒人
ダニ (Amrapali Ambegaokar) 黒人
クレア (Tymberlee Hill) 黒人
グラツィエラ (Gloria Garayua)
ミーガン (Molly Kidder) メガネをかけた女性
ミッチ (Richard Keith)
ルーシー (Joy Osmanski)
レオ (Winston Story)
ピアース (Joseph Williamson)
ケイト (Kate Anthony)
リサ (Janina Gavankar)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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