ハリーズ・ロー 裏通り弁護士 Harry's Law (アメリカNBC 2011年〜) http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/060574/

Feb. 21, 2011
第6話 ギャングの掟 Bangers in the House

脚本／Mike Listo 監督／David E. Kelley、Lawrence Broch
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40代後半で末期的症状になったハリー。それは医者が見つけら
れない病気でレントゲンにも写らないもの。日々死を追いかけ
ている状況の中、ハリーはひょんな所から現在に至る。

デミエンが弁護士事務所にやってくると、この事務所を何日か
閉めろという。地元のギャングが諍いを起こしているので危険
との事。
ギャングの構成員の一人ルイスから話を聞くと、リンクラッド
クルーとブーンパークの間で争いが起きているという。
ドゥエインはリンクウッドクルーのメンバーの一人で、その彼
にはジョンダという彼女が居たが、ジョンダが彼と別れて今度
はブーンパークのメンバーであるC.K.とつきあい始めたのだと
いう。ドゥエインはムカついてC.Kの車を破壊したのだとし、
C.K.はドゥエインに対して1万2千ドルを払えと要求していると
いう。現在のドゥエインには新しい女が居るとの事だが、これは
メンツの問題なのだという。これまでならばストリートには
仲裁人が居て事を納める役割を果たしてくれていたが、今は
その人物もピーナッツアレルギーで亡くなり、現在は仲裁人が
現れるのを待っている状況とのこと。ハリーはそれを聞くと
それならば私が今から仲裁人になるという。マルコムはそんな
事をしてはダメだと語るが・・・

トミーはレイチェルと協議する。
トミーは不当解雇されたとして訴える原告・ジェラルド・エセ
ックスの代理人になり、ミードランドスケープ社の経営者・
アラン・ミードを訴えたものだった。トミーの和解金は62万
6千ドルだと告げるが、レイチェルはアダムと共にトミーに逢いに
いくとそんなに金は支払えない事を告げる。どうしてそんな
高額になるのか?と問い、配偶者権の喪失とは何の事なのか?
と問う。この件で落胆して妻を抱けなくなったことだとし、
トミーはアダムを連れてきて私を苛つかせても不当解雇した事実
は変わらない事を告げる。原告の年収は8万1千ドルで年齢も
72歳なのに、そんな提示額はあり得ない事を告げる。
老人を老人だからという理由で解雇した事を語れば陪審員は
間違いなく反感を抱くぞと脅す。レイチェルは34万ドルが
最終オファーだとすると、それならば悪夢を味わう事になると
いうトミー。それならば受けて立つとして裁判をする事を決心
する。

弁護士事務所でアダムはハリーに午後から陪審審理があること
を語る。
そんな中、突然黒人の男性が事務所に入ってくる。
緊張感が走る中で、キーショーンと名乗る男はハリーに対して
ジェーか?と問う。マルコムはスラングで弁護士という意味だ
と語ると、私がジェーだと語る。更にはリトルDという黒人も
やってくると、二人がギャングのトップだと知る。明日8時に
この事務所で仲裁役をする事を告げる。

いざトミーとレイチェルの不当解雇裁判。
トミーは興奮していると秘書のリサは大人のトミーとなるよう
落ち着かせる。この裁判は有利なのだから、アダムの事など
放って置くよう告げる。
レイチェルは裁判になる前に41万ドルまでならば出せるとして
再交渉するが、断られてしまう。

裁判官・バウムと陪審員たちが見守る中、それぞれの代理人たち
は主張を広げていく。
原告のジェラルドは、経営者のアレンから経営の規模を縮小する
為に何人か辞めてもらう事になったとし、君は十分に働いた
ので若い連中に働かせてやれと言われたという。模範的な社員
だった事はアレンも認めていて、理由も無く解雇されたという。
46年会社に勤めて一生を捧げたのに年を取ったからといって解雇
されたのだという。
レイチェルは原告に対して質問・反論する形で、社会保障や
年金をもらっているのか?と問い、合計額は月に2200ドルである
こと、そして他にも株の配当金で年8千ドルを得ている事を
引き合いに出し、会社を辞めても年収3万5千ドルが有り、貯蓄も有り家も有る
という。収入を奪われたと言ったのに金の問題を訴えるのは
矛盾していないか?というレイチェルに対して、生き甲斐を無く
したのだと告げる。
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●ドゥエイン(リンクウッドクルー) vs C.K(ブーンパーク)

罪状・メンツvs車破壊
担当・マルコム、ハリー

地元のギャング団の抗争に於いて、激しい抗争に発展する前に
仲裁役を通して解決を図ろうとする。しかし既にこの界隈の
仲裁人は他界している事を知って、不在の中、ハリーが引き受
ける。

ハリーの勇気は凄いと思うけど、逆にギャングを知らなすぎる
所が恐い物知らずに繋がっているのか。
まぁ一度は死のうとしていた感じだし、生き甲斐もなく、また
守るべきものも無い状況なので、ハリーとしても無鉄砲になれた
のだろうか。生き甲斐という意味では、今回不当解雇で争って
いたトミーたちの原告とハリーの状況は似ているものがあるのか
な。

結局マルコムの方がギャング・裏世界の事情に精通している
という事で、マルコムが自分の判断で担当する事になる。
8千ドルの賠償と、別れたのだからそれを認めることだという
事で裁定した。

しかしデミエンとか怖いなと思っていたけど、ギャングたちに
囲まれるとデミエンがこの場をおめられるのかなと思うところ
も有るし、警備保障なんて出来るのかなという感じがする。
マルコムに至っては、可愛い感じしかせず、よく舐められずに
済ませられたなという感じ。

ハリーが完全に母親の立場でマルコムに語っていた。

●ジェラルド (原告) vs アレン (被告)

罪状・不当解雇
担当・レイチェル(アダム)、トミー

72歳現役の職員が、年老いたという理由で解雇されたという
事で訴えを起こした物。
アメリカには定年が無いのか?というツッコミもあるけど、
当初被告側が圧倒的に不利なのかなと思ったけど、事情を聞いて
行くウチに、明らかに仕方のない事情が存在する。
金の問題ではなく生き甲斐だと言うのであれば、ボランティア
で手伝えば良いんじゃないかという感じ。
会社に人生を賭けてきたのは分かるけど、会社にばかり固執され
ても困るよね。

当初トミーは沈み行くボートの件を引き合いに出して、年寄り
を放り出す行為であり、テレビ業界では49歳で仕事は終わると
告げ不公平さを訴えていたけど、レイチェルの返しの方が上手く、
ボートでは他の人を救うという意味が抜け落ちている事を指摘し
業界の話しに於いては、寧ろテレビ業界の人間の所得の現実を
引き合いに出し、政治でも経営でも年配の人が経済をコントロール
している現実を出して居た。

結果的にメンツの問題なのかトミー側原告を勝訴にするも、
支払う額は75ドル。

トミーがモチベーションを高めるために、自分を鼓舞したり
秘書が元気づける所が笑える。
そしてリサとレイチェルが変なアイコンタクトを取り合っている
所が印象的だった。

●その他

・ルイスはギャングから脱退

ルイスはマルコムが大学に通い立派な仕事に就いていることを
知って自分も感化されたみたい。

脱退するものを裏切り者だと思うべからず的ハリーが予防線
を貼っていたけど、それが吉と出るのか凶と出るのか。
結果的には相当痛み付けられたけど、ルイスは脱退できた
みたいね。
目を閉じていたので視力を失ったのかと思い、ちょっと結果を
知るまで怖かった。流石に殺されるとは思ってなかったけどね。
殺すようなヤツならば仲裁役なんかも通さないだろうし。