続ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所
Harry's Law (アメリカNBC 2011年〜) シーズン2

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Sep. 21, 2011
第1話 またもや、とんだ始まり Hosanna Roseanna

脚本/David E. Kelley 監督/Bill D'Elia
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ハリーが通りかかると町の人たちは挨拶するが、ハリーは憮然
とした態度で事務所へと向かう。ジェナに遭うと新しいスタート
だとしてハリーに声を掛けるが、最低だという。
マルコムは学校に行っているとのこと。
アダムトミーがハリーの前に現れる。なんとハリーはトミー
のオフィスと共有することになった為に大きなオフィスで働く
ことになっていた。そこにはキャシー・レイノルズなど弁護士
が働いていた。

そんなハリーたちのオフィスにオリー・リチャードがやってくる。
私を放り出した事務所の弁護士が一体何の用だというハリー。
オリーは仕方が無かった事を告げると、現在第一級殺人犯として
検察に起訴されているエリック・サンダースの弁護をしている
が、ハリーにも手伝って欲しいのだという。妻殺しの容疑がかけ
られているエリックは、町中から有罪の目で見られ子供たちも
父親の有罪を疑っていた。公判は来週有る事を告げるが、ハリー
は弁護など引き受けないという。トミーはエリックの裁判の
弁護なんて弁護士としての夢みたいなものだと告げる。ハリー
に対して君の力が必要だとし、現在絶対的に不利な状況だという。
なんと言っても殺害の現場にエリックが居た事。奥さんの悲鳴
を聞いたものがいて、そして彼が遺体の発見者であること。
彼の日記には奥さんを殺すという意味の言葉が書かれていた事
など被告にとってフリだった。ハリーは負けるのがわかりきって
いる裁判であり、現在どん底にいる私を更に突き落とす行為
だという。オリーは長い付き合いだろうとして君が必要である
事を改めて強調する。君に頼むのは、君しか勝てないと思ったから
だと。

一方トミーは自分にそんな大きな事件の弁護に声がかからない
のに不満を告げる。秘書のリサは別の大きな案件があるという。
悪の帝国に対するものだとすると、トミーはヤンキース?ディズニー?
スターバックスか?と問う。リサは悪の帝国イーグルエンパイア
事だという。開発の為に2ブロックの土地を買収したが住民に
訴えられたもので、専属の法律事務所がなく法廷弁護士を探して
いるとの情報だった。必要なのはシンシナティを象徴する人物
とすると、トミーは、シンシナティと言えば、ジョニー・ベンチ
ジェリー・スプリンガー、ピート・ローズ、そして私だと語る。

一方トミーは画家のベネット・フェンウィックからの依頼を
受ける為に面会することになっていたが、芸術問題は儲からない
ので降りるとリサに語る。マッキンリーマニング&ボック法律事
務所で午前11時から面接だと聞かされる。

オリーはハリーと共に留置されているエリック・サンダースに
面会にいく。エリックにハリーを引き合わせるが、彼はもうすぐ
公判なのに何故新しい弁護士を加えるのかとして反対する。
オリーは好感度の低い被告人に対して高感度の高い年増女性
とパッケージにする為だという。ハリーはまだ弁護するかどう
かは決めていないとする中で、エリックに対して奥さんを殺害
したのかと問う。出来の良いウソならば別についても良いという
ハリー。エリックは殺害していないと否定する。ハリーはそれ
を聞いて弁護を引き受ける為の条件は自分を主任弁護人にする
ことだとし、法廷戦術は私が決めることだと語る。私は二度
結婚して二度夫に嘘をつかれて失敗しているが、彼は嘘をついて
いないという。

一方ハリーはアダムに探偵としてヴィニー・デルガトに連絡して
欲しいと語る。キャシーに関しては審理前に全ての記録を見直して
欲しいと語る。元検事ならば何か見つけられるでしょという。
オリーに今回の担当検事は誰なのかと問うと、ロザンナレミック
だという。ボザンナ・ロザンナなのかというアダム。一週間の
準備で地方検事と戦えと言うのかと嘆く。

トミーが辞退したベネット・フェンウィックに関しては、
キャシーが引き受けることになる。
キャシーはベネットに遭うと訴えるとする概要を尋ねる。
自分は「赤いコートの少女」という作品を描いてそれを4年前に
売ったが、先日友人が購入者の家のパーティーにたまたま招かれた
際にその絵を見たのだという。居間の壁に掛けられていたが、
絵の中の女性のコートは赤から青色に塗り替えられていたのだと
いう。7200ドルで売ったのでその値段で引き取りたいこと。
作品性が損なわれれば画家としての評判にも響くと語る。
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●エリック・サンダース

罪状・第一級殺人
担当・ハリー、オリー vs レミック検事

元々はオリーが担当していた案件。
オリーとは前にハリーが居た弁護士事務所の同僚だということ
なのかな。意外とハリーって意固地な割には頼まれると断れな
い性格をして居る感じがする。
依頼人が嘘をついているかどうかの判断をしてから決めた感じ
だけど、嘘をついていないとした判断はよく分からない。
人を見る眼だけは確かだと言いたいけど、2度結婚をミスって
居るという段階でイマイチその辺も説得力はない。

妻殺しの容疑をかけられその上一年間も拘留されている状態
のエリック。話を聞いていると妻は相当色んな人から嫌われて
いたようで、エリックは結婚生活に於いて子供のためと言い
聞かせて結婚生活を続けていたようだ。その鬱積を日記に
書いて我慢の子としていたようで、日記を見ると妻殺害を
臭わすとんでもない事が色々と書かれている様子。

この日記を公にする事で陪審員には偏見として伝わる可能性が
有り証拠のさし止め命令と、留置されている期間が長く精神的
に参っていると見て、仮釈放を求めるのが今回のエピソード
だった。これまでの流れでは大抵一話完結だったのに、裁判と
しては相当注目を浴びている事件だということで、今回だけで
は解決しなかった。
絶対的に不利な状況の中で仮釈放を勝ち取ったということで
取りあえず風穴を開けた事に対する検察側の苛立ちが見える。

強引に弁護士としての評判を落とすために陪審員買収等防止
違反の適用をしていたけど、何の証拠もなくハリーを逮捕
してしまう辺りちょっと強引すぎるかも。警察官のハリーに
対する手荒い逮捕もまたちょっとあり得ないな。
ガラスに顔の後が付いていたしね。

●ベネット・フェンウィック

罪状・知的財産権、所有権
担当・キャシー vs ステップ弁護士

元々はトミーが担当するハズだった美術品を巡る価値を
巡った裁判だった。所有権が優先されるのか、それとも
知的財産権が優先されるのか。
売った時の絵とはまるで違い服と髪の毛を塗り直されてしま
ったとするあり得ない度の高い案件だった。
購入した以上所有権は当然購入したプレストンにあるのだろう
けど、個人で所有している分には問題はないけど、パーティー
等で人の眼に触れる場所にその絵が飾られる際には、明らかに
絵を描いた本人の作品性とは違った印象を見ている人に与えて
しまうところが有るのは確かなところ。
難しいところだけど、結局プレストン側が譲歩して、絵を返す
変わりにまた絵を描いて欲しいとし、売れたときには返金する
という条件を付けた。

■その他

トミーはシーズン1では随分と自信家だったのに、シーズン2
では初回から随分弱気だなという姿が有った。
ハリーと同じ事務所に所属したがったのも、ハリーの名声を
借りて大きな案件を獲得できると思ったかららしい。
今回トミーがクライアントと面接に行くも何故か面接させて
もらえず二度にわたって不自然な断り方をされた。あまりに
失礼な流れだった。

ジェナとアダムの存在感が限りなく減ってしまったのは残念。
今後まだ出てくる可能性はあるけど、ジェナは靴屋ではなく
なってしまった事務所で居場所はあるのだろうか?

エリック役のAlfred Molina。

Law & Order: Los Angelesの地方検事補のリカルド・モラ
レス役を演じていた人だった。体格が良いのですぐに分かった
けど、精神的にはかなり一杯一杯だったね。



■使用された曲


ハリエット・“ハリー”・コーン (Kathy Bates) (特許法弁護士)
アダム・ブランチ (Nathan Corddry) (若手弁護士)
ジェナ・バックストローム (Brittany Snow) (ハリーのアシ、靴屋)
マルコム・デーヴィーズ (Aml Ameen) 大学生・麻薬中毒

キャシー・レイノルズ (Karen Olivo) 新人弁護士・元検事
トミー・ジェファーソン (Christopher McDonald) ハリーと共同
オリバー・リチャード (Mark Valley) ハリーを認める弁護士
ジョシュ・ペイトン (Paul McCrane) 検事から弁護士へ
チュンホア・ラオ (Irene Keng) アダムの元恋人
デミエン・ウィンスロー (Johnny Ray Gill) ウィンズローセキュリティ
ファン・ラオ (Kaidy Kuna) クリーニング店
リサ・スワーツ (Dana Sorman) トミーのアシスタント

エリック・サンダース (Alfred Molina) 妻殺し、第一級殺人容疑
ロザンナ・レミック (Jean Smart) 地方検事
ルーカス・カークランド (Matt Servitto) 判事
ベサリー・サンダース (Daisy Betts) エリックの娘
ジェレミー・プレストン (Chris McKenna) 絵の所有者
ヴィニー・デルガト (Frank Renzulli) 探偵
ベネット・フェンウィック (Lorcan O'Toole) 画家
ウォーレン・ビールズ (Ken Garito) 地方検事補、レミックの部下
エミリー・コーツ (Gabrielle Made) 医師
--- (Aaron Lustig) Jeremy Preston's Attorney
--- (Jim Jansen) McKinley Manning & Bock Executive
ジェーン (Laura Kai Chen) マッキンリーマニング&ボック法律事務所
ジェームズ・サンダース (Ross Benjamin)
--- (Zylan Brooks) Kirland's clerk
--- (Mark Chaet) Rabinowitz
スミス (Ron Rogge) 捜査官
--- (Dingani Beza) Loft Assistant

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