続ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所 Harry's Law (アメリカNBC 2011年〜) シーズン2 http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/060574/ 28 Jan. 2013 第14話 逆転の方法 Les Horribles 脚本／David E. Kelley 監督／Mike Listo -------------------------------------------------------- ハリーがクライアントをしている小学校の校長・フレッド・ ビリングスが相談に来る。ナタリーという7才の少女が生徒と して在籍しているが、彼女の顔がもの凄く恐い顔をするのだ という。そのせいで授業にならない状態なのだという。 ナタリー・ドレイクは母・カリーナ、父・ジュード、そして 弁護士をしているジョンソン・ネビルを連れてやってくる。 カリーナはこんな会合自体耐え難い事だとして、娘の顔が変に なるからという理由だけで退学させられるのかとして訴える。 一方事務所にはアダムを尋ねてマギー・ブキャナンが現れる。 マギーはアダムとの再会を喜びすっかり大物弁護士だと語る。 アダムは通りかかったキャシーにマギーを紹介する。高校の クラスメイトであること。マギーはアダムに対して今、私には 弁護士が必要だとして助けて欲しいと語る。 ハリーや校長は転校を勧めるが、そんなことは一切考えていな いという。しかし校長は他の生徒が君の事を怖がっているのは 事実で、決してナタリーのことを嫌っているのではなくみんな 大切に思っているが、怖がっているのも事実なのだと語る。 学校では社会生活の寛容さを教える場所ではないかとするが 校長は生徒の安全を守る義務があるのだという。 ハリーはナタリーをこの会合から外させるべきではないかと するが、カリーナはナタリーはもう大人であり、話に参加させ るという。 父・ジュードは娘は軽度の障害で他人に危害を加えることは ないという。カリーナは興奮してハリーたちに異議を唱えて いると突然ナタリーのてんかん発作が始まる。喉から唸るよう な声と共に目が異常な動きをして、確かに大人が見ても恐い ものだという事を知る。ジョンソン・ネヴィルによると、 てんかん性障害であり、ヒステリー発作というもので、眼球と 咽頭の痙攣が起きるのだという。法廷論争になればナタリー の心の傷が心配だとハリーは告げるが・・・ 一方ハリーの元にチュンホアから連絡が入り、ザカリー・クイン が落ち込んでいるという。 トミーはオリーに対して、法曹界のパーティーに出るかと 問う。トミーは2011年年間最優秀法律家候補にノミネートされた 事を告げ、授賞出来るかも知れないと語る。しかしオリーは その可能性はゼロだと語る。 アダムはマギーの件で相談に乗る。 資料を見せてもらうと、マギーは司法取引に応じると法廷で 認めている事を知る。この書類の通りならば君は有罪だと 告げる。マギーは司法取引に応じたのは検事と公選弁護人は 刑を軽くすると言ったのだとし、現在は懲役3年の刑に処せられ そうだと語る。確かに麻薬と売春をしたが、被害者は出ていな いと語る。アダムは資料を見ると担当している検事がアプトン・ クルックシャンクだという事を知る。通称"聖歌隊"と呼ばれる モラルに厳しい人なのだという。 ハリーはザカリーに逢うと、彼は入院している病院から "まだできあがっていない"と言われたとし退院の許可が出ないの だという。ハリーは今でも姉の声は聞こえるのか?と問うと、 ザカリーはそれを認めるが、亡くなった家族の声が聞こえるのは 僕だけじゃないハズだと語る。ザカリーは姉は夫のアラン・バグ リーによって殺されたと感じていた。相手が愛していないと 感じていた姉は離婚するつもりだと僕に語ったのだとし、その 5日後に車の事故で姉だけが亡くなったのだという。 姉の金で建てた家と保険金の70万ドルが彼の手に入ったとし、 警察はまともに捜査もしてくれないのだという。 一時停止を無視した車によってぶつけられたと調書には書かれて おり、ハリーはこれは事件じゃないと語る。するとザカリーは 自分が妄想性障害であることは否定しないが、でもこれは 妄想ではないのだと語る。 アダムはアプトンに逢うと、マギーの件で改めて話合う。 マギーは現在麻薬の治療をして復帰の努力をしている最中であり 今刑務所に入れたら治療も出来なくなると語る。しかしアプトン は譲歩した上で三年の刑期が最大の減刑である事を告げる。 するとマギーはアプトンに対して私のことを知ろうともして いないと非難するが、アプトンはマギーのことを社会の病巣で 有り、多くの家族を破壊し、性病によって色んな人を傷つけて いるということを認識すべきだと語る。決して刑期3年を譲る ことはないと告げられてしまう。 -------------------------------------------------------- ●転換性障害の女子生徒 罪状・退学・転校すべきなのか 担当・ハリーとキャシー 少女はストレスを感じると突然転換の発作が発症するという。 奇声のような声を出すというと、統合失調症みたいな感じ だけど、目の動き方は凄かった。首が曲がれば完全に 「エクソシスト」状態だけど、わざわざストレスを何度も 与えて子供にそれをやらせるよりもビデオで撮影して上げれ ば良かったのに・・・何度もそれをやらされるというのも なんだか見世物みたいで嫌な感じ。 ただ学校というシステムが一人のものに特化しているもので はないという事もまた事実なので、決断としては難しいもの が有るね。原因が分からないというだけ有って、対応には 難しいものが有りそうだけど、結果的にキャシーがハリーを 唆したようにして、裁判官たちの前で発作を意図的に起こさ せて事情を語った。論より目視って感じだね。ハリーも 最初はあの状態を見るまで反対していた感じだったしね。 ●売春・ドラッグの刑期 罪状・売春・ドラッグの司法取引 担当・アダム 更生している努力は分かるけど、状況としてどういう 状態なのか分かりづらかった。前科がある上に繰り返し 売春で捕まったということなのかな。 検事の男がモラルに厳しく、刑期を求めてくるのに対して 検事の男もまた例外なく買春をしていた事実が有る。 正直、マギーだけが助かれば良いのか?みたいな感じにも 思えてしまう案件だったかも。償わせるべきは償わせると いうのは前提な気がする。 検事を強請れば弁護士資格も危ういということで、いよいよ アダムも前回ハリーに楯を突いてしまったのでリストラ危機 かと思ったけど、聖歌隊という割には検事も自分の利益を 優先させてしまうのが違和感が有った。 ■その他 ・妄想性障害のあるザカリー 裁判にはならず、刑事ドラマ的流れで進行したエピソード。 LAW&ORDERで言う所のLAWの部分が引き立ったエピソード。 邪悪な人物には癖のあるレミックはもってこいって感じで、 上手い事処理した。それよりも寧ろ警察の怠慢さが気になる。 事故を起こした犯人からも賠償金を受け取っていたとのこと だけど、この犯人って金を持っていたのか? どちらかというとレミックの活躍の流れを作り、最終的には 授賞式での流れの為の見せ場だった感じ。 ・ハリーとその仲間達 色々と嫌な人物さえも取り込んでいくハリーだけど、今回は ついにレミックまで取り込んでしまった。 トミーが前回、アマンダの前で心情を吐露したシーンと 同様に今回はレミックが受賞に拘る理由などが描かれ、 検事として資質に問題がありすぎだろうと思っていた彼女に 対してちょっぴり寛容になれるエピソード構成だった。 ■使用された曲 ・ ■検索用キーワード ・ ハリエット・“ハリー”・コーン (Kathy Bates) 特許法弁護士 アダム・ブランチ (Nathan Corddry) 若手弁護士 キャシー・レイノルズ (Karen Olivo) 新人弁護士・元検事 トミー・ジェファーソン (Christopher McDonald) ハリーと共同 オリバー・リチャード (Mark Valley) ハリーを認める弁護士 ジョシュ・ペイトン (Paul McCrane) 検事から弁護士へ チュンホア・ラオ (Irene Keng) アダムの元恋人 ファン・ラオ (Kaidy Kuna) クリーニング店 リサ・スワーツ (Dana Sorman) トミーのアシスタント ヴィニー・デルガド (Frank Renzulli) 探偵 ロザンナ・レミック (Jean Smart) 検事補 フレッド・ビリングス (James Avery) 小学校の校長先生 アマンダ (Melinda McGraw) 検事、トミーの彼女 アラン・バグリー (Teddy Sears) ザカリーの姉の元婚約者 ウィリアム・ロスマン (Sam Anderson) 判事 マギー・ブキャナン (Sam Doumit) 売春、ドラッグ、アダムの同級生 ネビル・ジョンソン (Peter Mackenzie) 弁護士 カリーナ・ドレイク (Amy Sloan) ナタリーの母 ナタリー・ドレイク (Hailey Sole) 7才の少女、てんかん性障害 ジュード・ドレイク (Jesse Burch) ナタリーの父 ガルシア (Gonzalo Menendez) 捜査官 アプトン・クルックシャンク (Matt Cook) 地方検事、"聖歌隊" ジュリー・クルックシャンク (Kristin Burke) 妻 メルビン・ワード (John Cothran) 判事 ニーナ・テス (Maya Dunbar) エスコートサービス"エレガント" キース・ストロベル (Rodney J. Hobbs) 刑事 エイドリアン・テレス (Joel Bryant) バグリーと共謀、運転手 --- (Don Guevara) Reporter M.C.ジョーンズ (David Grant Wright) --- (Trish Coren) Girlfriend --- (Kevin Wayne Berger) Officer ザカリー・クイン (Wilke Itzin) 妄想症、姉を交通事故で失う --- (Jeff Corbin) SWAT Officer --- (Dingani Beza) Loft Assistant 評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)