続ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所
Harry's Law (アメリカNBC 2011年〜) シーズン2

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4 Mar. 2013
第18話 残酷なリアリティ Breaking Points

脚本/Lawrence Broch、Susan Dickes
監督/James Hayman
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フィービーに呼び出されたアダムは彼女から手伝って欲しい
案件があるという。ちょうどその時クライアントであるティナ
・スタンホープ
がやってくる。彼女はリアリティ・ショー
"イットテイクスショー"に出演している人物で、シンシナティ
で撮っている番組だという。一緒に共演している夫のエリオッ
トが自殺してしまった件で、彼の姉であるパトリシアがティナ
の事を訴えたのだというもの。アダムはマスコミが絡んだ
案件故にあまりに大きな訴訟だという。一緒に共同弁護をして
いるブルッサード弁護士はティナに和解をさせたがっている
のでクビにすると言っているのだという。そこでアダムが
一緒に戦って欲しいのだと語る。

一方ハリーの事務所にブリアナ・マーシュが駆け込んでくる。
靴のことならば細い人たちに話を聞いてというが、ブレアナは
警察に追われているので弁護士が必要なのだという。
陪審員の義務から逃げ出したのだという。公判の間は二ヶ月も
隔離されていて評議でも一週間以上ホテルに缶詰状態でこれ
以上は続けられないと思い、何日か前にホテルを抜け出したの
だという。判事はレスター・バブコックだと語り、腹が立つと
立って立って歩き回るクセのある人だという。今までは従兄弟
の家の地下室に隠れていたのだという。
トミーがやってくると、"逃亡陪審員"だろうとして大きな
ニュースになっているのだという。ハリーは出頭した方が良い
とするが、弁護士無しで戻れと言うのかと問う。

キャシーとオリー(オリバー)は朝からベッドでセックス。
そんな中キャシーの元にはハリーからの電話が鳴るが電話を
切ってしまう。何度も電話が鳴る中、思わずスカイプを起動
してしまい、ハリーはキャシーにipadを取ってと語る。新しい
ルールだというハリーは夫婦面会は全て午前8時までで終了し
9時には出所してくれという。キャシーに対して陪審員責任
から逃げ出した者の刑法上の責任について調べて欲しいと語る。

ティナの件で、フィービー、アダム、ブルッサード弁護士は
集まる。ティナに対して裁判になることは望んでいないだろう
というブルッサードは、これは不法死亡という民事訴訟
有る事を告げる。しかし和解ということは私が夫の自殺に
関する非を認めたことになるのだとして拒否する。裁判になれば
100万ドルの賠償になる可能性が高いとすると、持ち家と100万
ドルちょっと口座にはあると語る。アダムはそんなに金を持って
いるのかと驚くと、番組の出演料は、私は1回に7万ドル、
夫は62500ドルもらっていたのだという。つまり一回の出演
だけで13万ドル以上もらっていたのかとして、改めてテレビ番組
の出演料に驚く。ティナはこれだから彼を交代させたいのだ
と語る。

ハリーはバブコック判事の元にいき、ブリアナの件で相談する。
するとバブコックはこの件は殺人の裁判だと問題だけではないの
だと語る。保安官補増員のコスト、他の町からまた鑑定人を
迎えるコスト、陪審員を隔離する為のコスト、捜査は6ヶ月に
渡って行われた事を告げ、公判前手続きは3ヶ月にわたって行われ
公判は2ヶ月行われたのだという。費用にして400万ドル以上かか
っており、それは人件費を除いた経費だという。しかもこの
裁判に於いて被害者は息子を殺されただけでなく、妻はレイプ
され、それでも証言をする為に法廷に出てきたのに、ブリアナ
だけが逃げ出したのだとして、殺人事件を裁いていた地方検事補
のオドムは語る。このままだと判決不能になるとし、彼女が
逃げた時点で陪審員の評決は10対2で有罪が優勢だったという。
あと2、3日すれば彼女が理解出来ただろうという。しかし
ブリアナは検事は容疑者だとするリー・マイケルズが悪い人間だ
と証明しただけで、それ以外に提示していなかったと語る。
バブコック判事は法定侮辱罪で刑務所行きにすると語ると、
ブリアナは言い分も聞いて欲しいという。ハリーはそれならば
法廷で話合おうと語る。
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●テレビのリアリティショーでの自殺

罪状・不法死亡
担当・フィービーとアダム

元々はフィービーの事務所で担当し居た案件だけど、クライ
アントのティナが和解を進める弁護士を嫌い、戦う姿勢を持つ
フィービーに委ねる。そのフィービーも一人では難しいと考えて
アダムに助けを求める。
弁護士事務所としての契約がどうなっているのか分からない
けど、シンシナティなら事務所の垣根など無いに等しいのか。

リアリティショーは自分はあんまり好きではないので見ていない
のだけど、アメリカは多いよね。
リアリティショーでなくてもテレビやマスコミと言ったもの
はキャラクターを強調して描くので何処までが本当の自分
なのか見ている方としては分からない。ただ今回の一件は編集
されたVTRと編集前のVTRの比較を見るだけでテレビ業界の裏側
を見せられた感じで、作り物を楽しんで見ている視聴者
やテレビを製作するものたちにも責任の一端があるという
のは明らかだったのだろうね。
アダムじゃなくてもフィービーだけでも勝てそうだったな。
フィービーって可愛いだけじゃなく弁が立つのも証明されて
いるしね。

裁判が終わればまたサングラスをかけて芸能界でのヒール役
が始まるみたいなオンとオフがなんとも言えないものが
有ったね。

テレビプロデューサーが業界用語を得意げにバンバン喋る
ところは二本もアメリリカも変わらないのねと思うけど
そんなプロデューサーを演じているヘスリー役は
CSI:マイアミのウルフ役でお馴染みのJonathan Togoが
演じていて笑った。

それよりも原告のパトリシア演じるAnnie Werschingは
現在個人的に見ている24のファイナルシーズンで
ルネ役として潜入捜査中の役を演じています。さっき見ました
この人って感じで驚いた。

●陪審員・逃走

罪状・法廷侮辱罪、国民の義務違反
担当・ハリーとトミー

陪審員制度の問題点を指摘する内容で、殺人事件での公判中
に最終弁論が終わり陪審員同士の結審中に我慢しきれず
逃げた女性・ブリアナが助けを求めた裁判もの。
ブリアナ演じているJessalyn GilsigはGleeでは
くるくるパーマでお馴染みのグリー部顧問のウィル先生の
元妻テリ役の彼女。バブコック判事役のJessalyn Gilsigは
ギルモア・ガールズのローレライのパパ役の俳優さん
だった。
陪審員制度がどういうものなのかまだよく分かっていないけど
全会一致でないと有罪判決には出来ないのか。
殺人試験という特殊性を考えれば決断には難しいものが有るよね。
今回の件を見ると幾つかの悪雑が重なっているので、決して
逃げ道が無い訳ではないとは思うのだけど、バップアップ
プランさえも認められない状況というのが辛いところだった。
パニック障害・不安障害持ちの人であるならば、まずこういう
状況に耐えられるハズもなく、法律は法律だとすることも
分かるけど、もう少し精神世界・ドラッグ医療の進むアメリカ
であるならばPDがどういうものなのかは理解していそうだ
けどね。PDもこの病気にかかった人でないと絶対にその
気持ちなんて分からないよね。

この件は中途半端に終わった感じもするけど、これ以上現状
では議論の余地なしってところなのかな。

トミーとハリーの陪審員制度を巡る会話のやりとりも良かったね。
あんまりトミーってマジメで語る時がないから、たまにポロっと
マジメな顔をするとその良さが伝わる。
「今の司法制度は合理的評決を得る為陪審員個人の理性を崩壊させ
ている」「誰かの法律を破ったことを見極めるのは、法律を学んだ
判事に判断を任せるか、高校も出てない法律素人12人に任せるのか
どっちかだ」

私の望みは家族の一員になることだとしたトミーは事務所の共同経営
に合意したのかな。

■その他



■使用された曲



■検索用キーワード

・「バチェロレット」のジュリアン・ハグ
・「キッチンナイトメアズ」のジョー・セングリア
・「リアルハウスワイフオブビバリーヒルズ」のラッセル・アームストロング
・「コンテンダー」のナジ・ターピン
・「ネクストグレイトベイカー」のウェズリー・ダーデン
・「スーパーナニー」のジェームズ・スコットテレル
・「パラダイスホテル2」のネイサン・ラクター
・「ヘルズキッチン」のレイチェル・ブラウン
・証拠の優越
・何でも指で引用符だ。(アダムがスーのテレビを見ながら・・)


ハリエット・“ハリー”・コーン (Kathy Bates) 特許法弁護士
アダム・ブランチ (Nathan Corddry) 若手弁護士
キャシー・レイノルズ (Karen Olivo) 新人弁護士・元検事
トミー・ジェファーソン (Christopher McDonald) ハリーと共同
オリバー・リチャード (Mark Valley) ハリーを認める弁護士
ジョシュ・ペイトン (Paul McCrane) 検事から弁護士へ
チュンホア・ラオ (Irene Keng) アダムの元恋人
ファン・ラオ (Kaidy Kuna) クリーニング店
リサ・スワーツ (Dana Sorman) トミーのアシスタント

フィービー・レイノルズ (Justine Lupe) 個人事務所・弁護士
ブリアナ・マーシュ (Jessalyn Gilsig) 陪審員、逃走する
オドム (Jason Kravits) 地方検事補、殺人レイプ事件
ティナ・スタンホープ (Jennifer Aspen) 妻
パトリシア・スタンホープ (Annie Wersching) エリオットの姉
エリオット・スタンホープ (Christopher Goodman) ティナの夫
ランディ・ヘスリー (Jonathan Togo) "It Takes Two"プロデューサー
ダニエル・オーティン (Tim Snay) 判事
アグネス・フリック (Kitty Swink) 陪審員・法廷で証言
アーサー・チョイ (Keong Sim) パトリシア側の弁護士
ブルッサード (Gregg Daniel) Brianna's Doctor
--- (Michael Mantell) Tina's Lawyer
レスター・バブコック (Edward Herrmann) 判事
本人出演 (Nancy Grace)
本人出演 (Sue Moss)
--- (Carrie Armstrong) Forewoman
--- (Brian Flaccus) Man
--- (Dingani Beza) Loft Assistant



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