続ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所 Harry's Law (アメリカNBC 2011年〜) シーズン2 http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/060574/ May 13, 2012 第21話 緊迫の一日 The Whole Truth 脚本／Amanda Johns、David E. Kelley 監督／Ron Underwood -------------------------------------------------------- 午前5時、雨が激しく降る中、イーサン・カーンズと弟のジャレ ット・カーンズは車で移動していた。雨が降っているので徐行 して行こうというが・・そんな中、まさに心配していたことが 現実化し、スリップ事故を起こす。助かったかに思えたが、 走行してきた後続車にぶつけられて事故を起こす。 イーサンはキャシーに助けを求める為に電話。隣で寝ていた オリバーが電話に出てしまうが・・・ 一方寝ているハリーの元にアダムから電話が鳴る。 もうすぐ評決が出るので集まって欲しいというもの。 ハリーは目覚めの悪さは年のせいだと感じ、18歳から49歳の頃 が懐かしいと呟く。 コリンの両親がコリン・デインズの元に付きそう中、ハリーと アダムはクライアントである彼らと面会する。コリンが付き合 って女性がレイプされ殺害された件で、検察側はコリンが殺害 したとして起訴していたのである。ハリーは立証責任が十分に 行われていなかったので問題はないと思うが、若い女性が殺害 された時には、陪審員は誰かを犯人にしたがるものなのだと語る。 キャシーはイーサンの居る病院へと駆けつける。 イーサンは軽傷だったが、運転していたジャレットは大怪我を負っていた。 ディアズ医師によると、出血の対応が困難な状況であり、輸血 用の血液が到着するまで3時間はかかるのだという。今朝の大雨 で輸血用の血液が不足しているのだという。O型Rhマイナス型の 血液。イーサンは自分の血液を使って欲しいとするが、 病院の決まりで検査しないと輸血は出来ないので48時間はかかる のだという。イーサンは3週間前に性病検査をしているので 問題はないという。自分はゲイなので気をつけていることを語る と、それでは無理だと言われる。 バブコック判事の法廷に於いて、オハイオ州対コリン・デインズ のサラ・トラッシーノ(20歳)、強姦・殺人に対する陪審員の判決が出る。 第一級殺人の罪については無罪。第二級殺人の罪については無罪。 加重強姦罪については無罪だという。それを聞いてコリンらは 大喜びするが、突然法廷には原告側でサラの兄であるルーカス ・トラッシーノが不服を申し立てて銃を取り出し、その場を 一瞬にして凍り付かせる。私の妹・サラをレイプして死なせた のに無罪などあり得ないという。バブコック判事は冷静になる よう求め、手にしている銃も手が震えていることを語る。 しかしサラの父親であり警察官であるアーサー・トラッシーノ もまた銃を持っており、判事に対して、私たちが本気だという 事を知った方が良いとして、裁判のやり直しを求める。 ニュースでもすぐに速報として報道される。 法廷に原告側の家族が銃を手にして監禁状態で裁判のやり直し を求めていること。一体どうやって法廷に銃を持ち込んだの か・・。関係者のみが法廷に残されている状態だと報道では 伝える。バブコック判事はこんなことをしても結末は一つだ とするが、それを受け入れられないトラッシーノは、ハリー らに怒りをぶつけるが、こんなことをすれば妹さんだけでなく あなたの人生もあなたの父の人生も終わりであり悲劇である 事を告げる。 オリバーたちはゲイの血液が輸血に使えないということを聞いて ウェルズに対して異議申し立てをする。病院のポリシーの為 に助けられる人を死なせるのか?と問うと、法律でも男性同士 性的関係を持った男性からの献血は違法だという。オリバーは 断れば大々的な訴訟問題になることを告げる。 再度コリン・デインズに対する裁判が強引に始められる。 ジョンソン刑事は法廷で証言を求められる。真実を全て話したの か?と問われると、証拠規制が有って話せなかったことがある という。先入観を排除する為にこの事件の事しか話せなかった 事を告げ、被告人の過去については話が出来ない決まりだという。 それは何かと問うと以前にもコリンは強姦罪で容疑をかけられ たことがあるとし、前回とは犯行の手口が違うという理由で 証拠からは排除されたのだという。ルーカスはジョンソンに 対して最初に被告が取調室で自供したことはなかったのかと 問うと、最初は彼は殺すつもりは無かったと告げ、被害者を 静かにさせようとしただけだと話していた事を告げ、しかし その証言は弁護側からの申し立てで却下された事を語る。 供述は強要されたものだというのがその理由だという。 フィービーはアダムが法廷の中にいることを知って現場に 駆けつけるが入り口でノリス刑事によって止められてしまう。 -------------------------------------------------------- ●オハイオ州対コール 罪状・第一級殺人、第二級殺人、加重強姦罪 担当・ハリーとアダム 殺害された20歳のサラの父・アーサーと兄・ルーカスは 無罪判決が出た事に対して、不服を申し立てる。しかも その方法は常軌を逸していて、銃で脅して、再度裁判を 行わせること。 コールには隠されていることがあるとして、弁護士のルーカス が刑事のジョンソンを問い詰めると、法廷では使われる事の 無かった二つの事実が発覚。 1) コリンには過去強姦によって軽い暴行の罪に問われている こと。 2) 一度警察署の取調室に於いて自供している事実があること。 ドラマを見ているとこれだけ聞くと確かに不利な材料で、 この証拠を開示したら先入観から陪審員はその後の事件の ことなど状況証拠だけで判断を下していたのかもしれない。 しかし以前に起こした暴行には曰く付きのものがあり、 被害者だとして訴えた人物には精神鑑定が必要な人物だった こと。 また自供に関しても14時間の不当な審問による強要したもの だとして証拠としては排除されていた事を知る。 その上で今回の性暴行が有ったとされる女性・サラからは 暴行された後があれどコリンのDNAが見つからなかったこと。 サラの素行自体にも問題があることが発覚して、付き合って いた男性が別にもいたという事実から判明していく。 話を聞いただけでは有罪にする人も居たかもと思ったけど ハリーが懇切丁寧に最終弁論で語った事が全てなのだろう。 スカイプで状況を見ているというところが何とも言えなかっ たね。 しかしまさか"グウィネス"フィービーかアダムの心配をして 法廷にまでかけつける程の関係に発展しているとは思わなかった。 ●ゲイの輸血問題 罪状・ゲイの血の輸血は違憲なのか 担当・キャシーとオリバー ゲイの献血・輸血が禁止されているとは思わなかった。 ゲイの血がHIVに感染している可能性が高いということが理由 なのだろうか? ジャレッドが昏睡にあり同意が取れないとして、病院側として は法に従うしかないとされるものだった。 相手の弁護士は疾病対策センターによると新しいHIVの感染者 は半数以上が男性同士による関係を持つ人で、黒人同士の関係 は白人同士の関係の8倍に渡ること。黒人女性同士と白人同士の 関係は19倍だとしていたけど、統計で見るのであれば、何故 アフリカ系の献血を禁じないのかと問うところが有った。 もともとこの法律が出来た頃の1983年はエイズにどのような 性質があるのかどうかもただ分からなかったので、今ではその 価値は古いものだと主張。 まるで話が通じない事を受けて、この国は一体どうなっている のかと嘆き、注射器で麻薬を打つ女性、娼婦とコンドーム なしでセックスするノーマルな男も同等に禁止すべきでは ないかとする皮肉を語っていた。 ■その他 ・ ■使用された曲 ・ ■検索用キーワード ハリエット・“ハリー”・コーン (Kathy Bates) 特許法弁護士 アダム・ブランチ (Nathan Corddry) 若手弁護士 キャシー・レイノルズ (Karen Olivo) 新人弁護士・元検事 トミー・ジェファーソン (Christopher McDonald) ハリーと共同 オリバー・リチャード (Mark Valley) ハリーを認める弁護士 ジョシュ・ペイトン (Paul McCrane) 検事から弁護士へ チュンホア・ラオ (Irene Keng) アダムの元恋人 ファン・ラオ (Kaidy Kuna) クリーニング店 リサ・スワーツ (Dana Sorman) トミーのアシスタント フィービー・レイノルズ (Justine Lupe) 個人事務所・弁護士 アーサー・トラッシーノ (Peter Onorati) サラの父・警察官 ルーカス・トラッシーノ (Jon Bernthal) サラの兄・弁護士 エブリー・ベックランド (Derek Webster) 判事 ランス・ジョンソン (Currie Graham) 捜査官 ウェルズ (Adam Godley) 病院側の法務 ジョンソン (Joshua Bitton) 刑事 ディアズ (David Norona) 医師 コリン・デインズ (Logan Fahey) 被告 Mr.デインズ (Paul Ganus) コリンの父 Mrs.デインズ (Maura Soden) コリンの母 レスター・バブコック (Edward Herrmann) 判事 ジャレッド・キーンズ (Timothy Eulich) 弟 --- (Abel Ramirez) Bailiff カール・ウォレス (Marco Martinez) 検事 ワイアット・ノリス (Michael DiBacco) 法廷を警備 ノーマン・フラー (Eric Payne) 地方検事補 --- (Holly Hannula) Reporter --- (Ashley Ahlquist) ADA Fuller's Assistant --- (Joshua Bednarsky) Juror --- (Jason Her) Juror --- (Lenora May) Jury Forewoman --- (Dingani Beza) Loft Assistant