続ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所 Harry's Law (アメリカNBC 2011年〜) シーズン2 http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/060574/ May 27, 2012 第22話 さよならは歌に乗せて Onward and Upward 脚本／David E. Kelley、Devon Greggory 監督／Mike Listo -------------------------------------------------------- トミーはハリーと共に依頼人の元に行こうとするが、ハリーが 別の場所に立ち寄ることに違和感を唱える。そこは遺体安置室 で、検視官のカーター・ペックから遺体を見せられる。 ハリーは彼である事を告げると死因は心臓発作で死後3日して グローバーモーテルで発見されたというもの。トミーはジャクソン 通りの安宿だとすると、誰なのかと問う。アーサー・コーンだ というハリーは最初の夫だと語る。 アダムの元にネルソンという会社員の男が弁護の依頼にやって くる。相手の弁護士はあなたの恋人のフィービーだという。 アダムは解雇の理由を尋ねると入れ歯だと語る。 ハリーは寄り道はしたが依頼人であるジョージ・ペルマンの 家に行く。失業して現在8ヶ月になるという彼は殺人事件の重要 参考人とされており、何処に行っても雇ってくれないのだとい う。彼の前の妻が殺害されたことでその容疑が掛けられていた がそれも一年前のことで、取り調べには何度も受けたし、嘘発 見器やDNAサンプルの提供などもして警察に協力し、被害者の 夫だというのが事実なのに検事は遭って詳しいことを話そうと してくれないのだという。 事務所に戻ったハリーの元にアダムがやってくると、木曜日の パーティーの事を語る。リサは是非歌いたいと言っているの だという。 一方オリバーは依頼人のジョディ・サリヴァンをキャシーと 引き合わせると彼女は弁護士の卵でありこの件を手伝って欲しい と頼む。彼女はオハイオウエスタン大学のロースクールに入れ なかったのだとし、ノースウェスタン大でのGPAでは4.0、 検定試験も高い得点だったのだという。入学できなかったのは 白人だからだという理由だった。ジョディは入学選抜の担当者 から話を聞くと入学できなかったのは差別是正措置のせいだと はっきり言われたのだという。キャシーが弁護を担当してくれ ないかというオリバーに対して、キャシーは怒りを覚え、 オリバーのオフィスで二人きりで話す。オリバーはこの件を 任せたのはキャシー自身がマイノリティの存在である為に それを利用しようとしていること。また依頼人の前でこの話を 持ち出せば私が断れないということを知ったからだというもの。 オリバーはそれを否定し君も差別是正措置には反対の立場だと 思ったからだという。400年間、国ぐるみで差別を行っていた ことに対して30年程度お行儀良くしたからと言って差別が忘れ られるものではないという。 ハリーはジョージの元妻の殺人事件を担当している検事の カール・オドム検事補に遭って話を聞く。そこにはロザンナ レミック検事も同席していた。 何故ジョージが未だに元妻殺しの重要参考人扱いとされている のかどうか。この事件に於いて、ジョージには「殺人の動機」 と「殺人の機会」が有ったのだという。元妻とは殺害される 前の週に扶養料について激しい口げんかをしていたとする目撃 証言が有ること。また被害者の家のドアの暗証番号を知っている のはジョージだけだというもの。そして彼のアリバイを証言 したのは現在の奥さんであるモーリーンなのだという。 ハリーは証拠が有るならば逮捕すれば良いだけだとし、裁判に かけてくれという。反論する機会も与えられずそのまま犯人が 見つかっていないので重要参考人としているだけだと非難する。 そんな中レミックはハリーと二人きりで話したいという。 ハリーの前の夫・アーサーが亡くなった事を聞いたと告げる とハリーはもう20年以上彼から連絡は無かったのだという。 亡くなったのはどの旦那のことなのかと聞かれると最初の夫 だと語る。間違って結構したが愛していたという相手ねと語る。 トミーはハリーに対して検事局を名誉毀損で訴えたらどうか とつげ、担当検事のオドムのことも同時に訴えるのだと語る。 しかし検事には免責特権があるというが・・・ -------------------------------------------------------- ●ネルソン 罪状・不当解雇 担当・アダム vs フィービー ネルソンは入れ歯で、社内で時々入れ歯を口から外す行為 が社員には不評で気持ち悪いとして解雇されたというもの。 法廷論争には持ち込まれなかったけど、当初は外見での差別 は許されないとしていたけど、実際には確かに幾ら経理部 てせデスクワークとはいえ、同僚が見たくないという理由 もよく分かるものが有った。 アダムはフィービーに州裁判に提訴すると脅したけど証言録取 で裁判にせず済むかを検討しようと言われる。 結果として職場の秩序が乱れるという理由で解雇。歯を失った 理由は交通事故でその事故で親友を失ったとだとされていたけ ど、フィービーはクライアントの前で笑っていたし、アダム にも笑わせようとしていた。ちょっと弁護士として不謹慎なんじゃ ないかという態度にも思えた。 結果2万9千ドルで無理矢理和解させた感じがする。 アダムは和解金をもらっても今のご時世、就職するのが難しい としていたように2万9千円では使い切るまでに次の仕事が 見つかると良いけどね。 ●ジョディ・サリヴァン 罪状・差別是正措置による不当な入学不許可 担当・キャシーとオリバー 大学の入学は実力で入学を決めるべきなのか。 それとも黒人とか、貧しい人たちを是正措置という名の法律 によって優先て入れるのか。 法廷で戦う以前にオリバーとキャシーが意見を戦わせていた ので法廷での争いはほぼ、結果ありきもののようにも思う。 最高裁で現在スカリア判事とロバーツ判事が判断を下すため に戦っている中で、地方の法廷ではなかなかその判断を単独 で決めるというのも難しいものが有るのだろうね。 ただ裁判の是正措置があるということ自体、日本にはない ことなので、日本でも格差社会に於いて、広がりつつ有る 社会の構図を前にしてそんな措置が取られたりする時代が 来るのか。 オリーはリベラルなカリフォルニアでさえ廃止にした事例 があること。人種差別による優遇がない方が結果として 卒業率が上がると言う現実。 キャシーはその前提として社会が均等であるというのが条件 であり、未だに教育、雇用、経済、貧富の差、刑務所での 白人とそれ以外の扱いなどを引き合いに出していた。 オリバーはブロホッケーに黒人がいたり、NBAに白人が増やそう 者ならば選手の実力が無視されてしまうという、能力を基準に すべきことを語っていた。 まぁ結果として上述したように最高裁での判決を待つしかない のだろう。 平等の為に公正さを犠牲にしているというのはなんとも皮肉 だね。 ●ジョージ 罪状・重要容疑者は名誉毀損 担当・ハリーとトミー 元妻殺しの容疑をかけられているジョージは就職が出来ず に家まで差し押さえられるという始末。 いつまでも新たな容疑者が出てこないことも有って、世間 向けのアピールとして重要容疑者として据え置いているだけ で、法廷に於いても判事はマスコミの責任としていた。 ■その他 ・ハリーの最初の夫 ろくでなしの男だったみたいだけど、元々はハリーが彼の サポート役をしていたようだ。 本来ならば誰も遺体の引き取り手もない火葬で済まされる 案件だったけど、結局ハリーがボッタクリだとしながら 葬儀代金を出したようだ。 みんなが墓に集まる姿。 ・パーティー 一体何のパーティーなんだって感じだったけど、 弁護士事務所の成功を祝う者だったのかな。 アダムとフィービーが和解と称してキスしている姿を見る チュンホアが切なかったけど、事務所を辞めるという 彼女を上手くハリーが引き留めた格好だった。 ■使用された曲 ・Kathy Bates / Tom WaitsのTake Me Home ■検索用キーワード ハリエット・“ハリー”・コーン (Kathy Bates) 特許法弁護士 アダム・ブランチ (Nathan Corddry) 若手弁護士 キャシー・レイノルズ (Karen Olivo) 新人弁護士・元検事 トミー・ジェファーソン (Christopher McDonald) ハリーと共同 オリバー・リチャード (Mark Valley) ハリーを認める弁護士 ジョシュ・ペイトン (Paul McCrane) 検事から弁護士へ チュンホア・ラオ (Irene Keng) アダムの元恋人 ファン・ラオ (Kaidy Kuna) クリーニング店 リサ・スワーツ (Dana Sorman) トミーのアシスタント フィービー・レイノルズ (Justine Lupe) 個人事務所・弁護士 ロザンナ・レミック (Jean Smart) 地方検事 マルコム・デービス (Aml Ameen) 弁護士のタマゴ サム・バーマン (Christian Clemenson) 企業弁護士 レネ・ラディック (Lisa Nicole Carson) 判事 オドム (Jason Kravits) 地方検事補 ジョージ・ペルマン (Paul Cassell) 重要参考人 サリヴァン (Roma Maffia) 弁護士 ジョディ・サリヴァン (Julianna Guill) ロースクールに通う女生徒 ネルソン・プーター (Shawn Curran) 入れ歯で解雇された ギデオン・ホレース (Bob Bancroft) 牧師 カーター・ペック (Kelly Connell) 検死官 レスター・バブコック (Edward Herrmann) 判事 モウリーン・ペルマン (Tonja Kahlens) ジョージの妻 ジョー (Noel Arthur) 消防士 --- (Jhing) Band Singer --- (Dingani Beza) Loft Assistant