ハリウッド・ナイトメア
Tales from the Crypt (アメリカHBO:1989年〜1996年)





3-3 灼熱地獄!死神とランナウェイ Carrion Death
(1991年6月15日放送)

脚本/ Steven E. de Souza 監督/Steven E. de Souza
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死刑囚のE.R・ディッグスは死刑執行直前に仮病を使い医師を
人質に取り、看守と医師を殺害し脱獄すると、今度はコンビニ
キャデラックを強奪して逃走する。
ラジオ放送でもディッグスの脱獄の事実が伝えられる中、本人
はその放送を車のラジオで聞いてほくそ笑んでいた。
ディッグスは
メキシコ国境に向かっており、その特徴がラジオ
でも放送される。
180cmで黒髪、目の色は青で、武装している
で注意する様喚起していた。
そんなディッグスの後ろからは、白バイの警察官が追尾する。
警察官はディッグスに向けて発砲するが、ディッグスも迎え撃
つ。ディッグスは白バイに対して逃げるのではなく、体制を
整えると、正面からぶつかっていこうとする。完全にチキンゲ
ームの様な格好となり、警察官はいち早くバイクから降りるも
バイクは車目掛けて突っ込んでいく。ディッグスもまた危険と
見るや車から飛び降りて、ギリギリ命は救われる。しかし車は
使い物にならなくなり、仕方なく、国境までの40kmを歩いて
いくことになる。周りは砂漠地帯。
ディッグスは自分を狙ってきた白バイの警察官が倒れて動かない
のを確認すると微笑む中、ディッグスの周りには、何故かハゲ
タカが飛び回る。ディッグスはハゲタカに対して、オレはまだ
死んでいないが、あそこに白バイ隊の遺体が転がって居るぞと
告げる。しかし警察官はまだ亡くなってはおらず、立ち上がる
と、ヤツはオレのモノだとして、再びディッグスの追跡を開始
する。そして必ず捕まえると誓うが・・・

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若かりし頃のKyle MacLachlanさん出演。
ちょうどデビッド・リンチ監督のツイン・ピークス
撮影が終わった後の一本目の出演作品の様子。

逃走・脱獄犯と刑事の一対一の追いかけっこ。
刑事の男はまるでターミネーターとばかりにやられてもやられて
も追いかけてくるし、終始この対決に於いて、負けた方はいつ
でも喰らってやるとばかり、ハゲタカが近づき隙さえ有れば
襲ってくる。

国境を目指す中で、刑事との勝負に於いては銃殺して一応ディ
ッグスが勝利するのだけど、刑事が亡くなる直前にディッグスに
手錠をかけ、その鍵を飲み込んでしまったことから、砂漠の
真ん中で容易に動けなくなってしまう。

険しい丘を越えればいよいよメキシコへの国外脱出が決めると
いう状況の中で、下り坂にさしかかると同時に遺体の重みで
同時に転げ落ちてしまう。なんとか手錠を外そうとして、落ち
ている木片を使って警察官の腕を切断するなり、手錠を外そう
とするも、暑さ故に目眩がして、思わず手元が狂って自分の手を
激しく打ち付けてしまい、崖から落ちてしまう。ハゲタカが
そんな彼を見過ごすはずはないってことで、結局疲れただけで
食べられる運命にあった。

冒頭からバイクに乗った腐ったガイコツの姿を見ると、
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」を思い出すな。

アール・レイモンド・ディッグス (Kyle MacLachlan) 死刑囚
アレックス (George DelHoyo) 警察官
--- (John Kassir) Crypt Keeper (voice)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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