September 30, 2012
第1話 裏切りの笑み The Smile
脚本/Alex Gansa、Howard Gordon 監督/Michael Cuesta
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キャリーとソールは10年前の事件で心を痛んでいた。
ニコラス・ブロディ軍曹は2003年に行方不明になるが、奇跡
的に発見されアメリカに生還する。しかし帰還した父に対して
娘のデイナはガレージで父がイスラム教の祈りを捧げているの
を見てしまう。またキャリーはブロディが帰還出来たのは
テロリストのアブ・ナジールに寝返ったからだとして、監視下
に置くようCIAで議題に挙げるが、調査の結果問題なしと見な
され、キャリーは個人的にブロディを疑う。
アブ・ナジールはニコライに息子・アイサの教育係をしてもら
っていたが、アメリカの無人機による空爆の被害者となった
ことで、ニコライはナジールの協力者となっていた。
ナジールには何か計画があるはずだとしてキャリーは必死に
訴えるが、姉のマギーは妹・キャリーには双極性障害がある
ことをソールに語る。
そんな中、政府が狙われているとの情報を持って政府の要人
たちは地下施設に待避する中、ブロディは閣僚たちを一カ所
に集めた中で自爆テロを起こそうとしていた。しかし直前
になって娘のデイナから電話が鳴り必ず帰宅すると約束した為
に爆発させずに帰宅することになる。
キャリーはこんな風に生きるのは嫌だと感じて、過去のトラウマ
を取り去るような治療を受ける。しかしそれには記憶障害に
陥る副作用があるとされていた。(以上シーズン1ネタ)
CIAを退社した後、キャリーは家族の元で、野菜を育てて暮ら していた。
一方世界では、イスラエルがイランの核施設5カ所を空爆する という事態が起きていた。攻撃は正当性があり、アメリカ政府
も支持したことから、中東各国ではアメリカ大使館前でデモ隊に よる抗議が激しくなっていた。
フランクはキャリーが薬を飲み過ぎていることに懸念を示すが
マギーはローゼンバーグ医師とキャリー本人が相談して決めた
ことだという。しかしフランクはCIAで働いていたキャリーが 今では野菜作りしていることにショックを受けていた。
キャリーはもう政府関係の仕事は関心がない風を装っていた が、インターネットで中東問題の記事を閲覧していた。
レバノン・ベイルート。 アメリカ大使館前ではこの国でも例外なく抗議の人々が詰めかけ
ていた。ルディとソールは現在レバノンのアメリカ大使館で 働いていたが、ルディは女性の一人がアメリカを狙うテロの
情報があるとして接触してきた事を語る。恐らくアメリカ諜報員 の誰かの協力者だろうとするが、該当者がいないのだという。
相手の女性は2時間後に逢いたいと言っている事を告げる中、 ソールはその女性の写真を監視カメラの映像から確認する。
しかし同様のケースで自爆テロを起こす事例も増えており、 身元の確認をしないで接触するのは危険だという。しかし二日前
に核施設を爆破されたことで、シーア派の指導者たちは欧米に
報復することを宣言しており、タイミングからして女性の情報に
信憑性は高いのだろうと語る。 ソールはルディと共にその女性と接触しようと語る。
ソールたちは大使館の外に出ると尾行されていることを知り ソールは上手いこと車を乗り換えて、情報提供者の女性(ファティ
マ)と逢う。
一方アメリカではブロディはウォルデン副大統領の支援も有って
下院議員として当選し、活動していた。秘書のベッツィは ブロディに対してウォルデンが逢いに来た事を語るとオフィス
に通すことになる。ウォルデンと逢うブロディは妻同士も親友 のような関係になり、ブロディの子供たちが名門校に転入する
ことにウォルデンが力になってくれたことに感謝を示す。 ウォルデンは次の党大会で君のことを協力者として発表したい
事を語る。自分の後を継いで副大統領になって欲しいとする 誘いだった。ブロディは可能ならば協力することを約束する。
調査委員会にかけ、FBIがブロディのことを調べた事を告げ、 君に何か秘密は無いだろうねと問われる。長い捕虜生活によって精神
を病んでいると言っていることもいると語り大丈夫かと尋ねる。 今後党大会・予備選までにはスケジュールが詰まっていることを
告げ、特にはトーク番組などでは中東情勢について聞かれるだろう のでデビッドから色々と教わる様告げる。
キャリーはその頃、中東人相手の英語教師をしていた。 生徒にはハナ、ハキム、オマールなどが居たが、採点した試験
を生徒たちに配る。そんな中、キャリーの教室にCIAのガルベス がやってくる。調子はどうかと尋ねられ、見舞いに来られなくて
ごめんと謝罪される。デビッドがキャリーに逢いたいことを
言っていると語ると、「くたばれ!」と伝えてくれと語る。
局員に相応しくないとして追い出したのはデビッドだと。
ジェシカは夫のブロディが候補者リストに載ってからというもの
電話がひっきりなしに鳴っていた。対立候補としてロートン上院
議員もいた。息子のクリスはSNSの友達申請が凄いことになって
いると喜ぶ。そんな中ブロディが帰宅するとジェシカはまさか 夫が副大統領になるなんて信じられないと語る。まだ下院議員
になったばかりなのに・・と告げると、あくまで候補者リストに 乗っただけだと語るが、ウォルデンはブロディを一押ししている
のだという。ブロディは冷静に彼はイランに強硬姿勢を取るために
俺を利用しているだけだと告げるが、公の場で名前をあげて
もらえただけでも凄いことだと語る。 そんな中、娘・デイナは一時間ほど出かけるとして出て行こうと
する。ザンダーと食事にいくのだとするが、ジェシカは旧友では なく新しい学校の生徒と仲良くする様告げる。
キャリーは帰宅すると外にCIAの車が駐まっていることに気が付 く。マギーはキャリーに対して、ソールから何度も電話がなっ
ている事を告げ、大事な話があると言っていることを伝える。 ソールに電話すると、ソールはキャリーからの電話を待っていた
事を告げ、力を貸して欲しいのだという。虫が良い話だと いうことは分かっているとしつつ、外に居るデビッドと話をして
欲しいという。彼とは二度と会いたくないとするが・・・
仕方なくデビッドに逢うキャリー。
すると一枚の写真を見せられる。見覚えはあるかと問われると ファティマ・アリの写真だとし、アッバス・アリの第一夫人だ
と語る。ヒズボラの司令官のアッバスの夫人なのか・・と驚く デビッド。キャリーとの関係を尋ねると、私が情報源として
雇っていたのだという。何故報告書に記載されていないのかと 問われると、彼女を守る為だと告げる。ファティマから、
アメリカを狙うテロの情報があるとして接触してきたが、 キャリーとしか話をしないと言っているのだと語る。
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