ホームランド
Homeland (シーズン2)

オリジナル:Gideon Raff ("Prisoners of War")

http://video.foxjapan.com/tv/homeland/
http://www.dlife.jp/lineup/drama/homeland_s1/





September 30, 2012
第2話 緊迫のベイルート Beirut Is Back

脚本/Chip Johannessen 監督/Michael Cuesta
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●ファティマ・アリからCIAへアメリカをテロ攻撃するという情報
があるとして接触してくるが、ファティマは8年前に精通して
いたキャリーとし話をしないということで、CIA内部では協議
した挙げ句、ソールは反対するが、デビッドはキャリーの元に
直接赴くとベイルートでファティマと逢って情報を聞き出して
欲しいと頼む。
●一方ナジールの部下で記者をしているロイヤは、ブロディに
近づくと、ウォルデン副大統領の金庫には標的としている
人物リストと解読のための暗号キーがあるとしてブロディに
盗んでくるよう告げる。ナジールには多大な恩義があるハズ
だと言われる。更に彼女は「正当な報復行為はテロではない」
とはっきり言われる。
●デイナは父・ブロディが下院議員となったことに際して転校
するが、校風に慣れず、タッドとの口論の末、私は父はイスラム
教徒だとみんなの前で話してしまう。

レバノン・ベイルート、金曜日
モスクでは、女性たちが集まり"アッサラーム、アライワム、
アライワム、サラム"と祈りを捧げる。
そんな中モスクにはキャリーが現れるとファティマに接触する。
ソールと共に三人で逢う予定だったが、計画が変わったこと
告げソールが尾行されていた事を語る。金曜日なのでここで
祈りを捧げに来ると思ったのでやってきたという。ファティマ
はキャリーの髪の毛や目の色が変わったことに驚き、更には
当時と違ってCIA職員ではないことに言及するが、私はあなた
と話す為に呼ばれた事を語る。ファティマはキャリーに対して
アブ・ナジールの首には懸賞金である500万ドルがかけられている
のでしょと問うと、私は国を抜けてアメリカに亡命したいのだ
という。デトロイトに親戚が居るのでそこに行きたいのだという
と、キャリーはそれを約束する。夫は明日、ナジールとベイルート
で逢う事を告げ、二人一緒に狙えると語る。

アメリカ軍需産業主催のパーティー
ブロディはウォルデンに逢うと、イスラエルがイランの核施設
を空爆した件で、一部が稼働されているという噂があるが
事実だったと語る。施設の一つは地下に有り、稼働している
という。それを打ち破るにはバンカーバスターと呼ばれる地下室
を破壊出来る強力な武器が必要だが、大統領の武器の海外への輸出
が認められていないという。イスラエルが欲しがっていることは
明らかだが、武器を渡せばアメリカ製の武器故にアメリカが
イランを爆撃をしたように見えるというのである。しかし
ウォルデン副大統領は、何をしても奴らは「アメリカに死を」
叫ぶのだという。現在大統領は国防以上に任期の全うを第一に
考えており、この件は次の政権に回そうとしているのだという。
つまり私の政権だとウォルデンは語る。国防長官は海兵隊
出身なので武器輸出に関してブロディからの説得を頼むと語る。

シンシアはジェシカ
と逢う。
以前夫の後押しがしたいと言っていたジェシカに対してシンシア
はそれを後押しする良い方法があるという。先日23歳のイラン
で両腕を無くした青年に逢ったが、彼は現在傷い軍人の組織
入って居るのだという。しかし誰もがそんな彼らのことを目に
したがらないのだという。その組織の資金集めのパーティーを
一緒に主催しないかというものだった。ジェシカは是非やって
みたいとすると、シンシアからは明日、デイナと共に学校の帰り
に家に寄って欲しいと語る。
ジェシカはその件をブロディに語ると、軍人を助けたいのである
ならばここの連中を消すことだという。今回のパーティーの主催
は軍需産業だと語る。
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■緊迫のベイルート・前半

なんと言っても今回はレバノンのベイルートに於けるキャリー
とソール、そしてルディの任務。
前半に於いてキャリーは情報提供者のファティマと逢うことに
なる。キャリーがCIAの手順を無視した行動に出たこと。
ファティマと遭って、夫のアッバリ・アリがアブ・ナジール
とハムラ通りで明日に遭うという情報を得た。呼び出された際
にはアメリカにテロ攻撃の計画があるようなことを言っていた
けど、その辺はまだ先の段階って感じだね。

問題はその情報に信憑性があるのかどうか。
そもそもキャリーは躁鬱状態であり、妄想型の病を患って
いるのではないかとされている。
キャリーは今回あくまで同席してもらうだけでソールがその
情報分析を行おうとしていたのだろうけど、キャリーの
単独の行動によってちょっぴりややこしくなってしまった。
ソールとデビッドが通信回線を通して今回キャリーが聞いて
きた情報を精査する。デビッドはソールに丸投げ。この辺
は後々の責任問題を交わすために上手い事押しつけたなって
感じだったね。

■緊迫のベイルート・中編

取りあえずキャリーはファティマから情報を得たが、その
情報を精査するのに時間がない。なんと言っても明日、
ナジールとアッバスが遭うとされているのだから・・・。
決断を求められて最後まで地上部隊を出すべきかどうかで
苦悩する。
アメリカに於ける最大の悲劇で映画化もされている「ブラッ
クホーク・ダウン」作戦によりアメリカとしての市街地での
作戦が克明に描かれたことが遭った。今ではドラマ界に
置いてはかなり最強に近い、ブラッカイマーとリドリー・ス
コットがコンビを組んで史実を元に描いた作品だった。
過去に100%感想を書いているので探したのだけど見つからず・・
そんな悲劇を起こしてはいけないとして決断には苦悩した
けど、キャリーの言葉を信じて作戦のゴーサインを出した。

衛星で監視しながら戦況を見ているアメリカ国内の閣僚たち。
現地で戦う少数精鋭の特殊部隊の工作員達。
もの凄く緊迫感に溢れていたけど結果的にモニタ越しに見て
いたブロディが「メイデー」というメールを送信したことで
ナジールの暗殺には失敗した。ただナジールってこれまで
殆ど顔を見せたことが無いとされていたよね。
ソールはアフガンにいるのではないかとする情報もあると
していたけど、きっちりその映像がモニタの前で映し出された。
まるで「西海岸捜査ファイル 〜グレイスランド〜」でいよいよ
鍵男が登場!!って感じだったのかも。

■緊迫のベイルート・後半

キャリーや情報提供者であるファティマを脱出させなければ
ならない。ファティマと合流する中で、この建物内には
アッバスとナジールに関する情報があるのではないかとして
キャリーがまた敵地の中をズカズカと入り込んでいく。
最早この人はCIAではないのでルールを守る必要はないのだろう
けど、命知らずの凄いところだね。
金髪だと流石に目立つので、コンタクトが痛いとしていたけど
せめてかつらとかブルカくらいは着ていた方が良かったの
かも。
ファティマを車に乗せた後に近くに居た仲間が不審な車だと
感じてドカドカと攻撃し始めたところが凄かったけど、
寧ろキャリーが敵兵に狙われる描写は緊迫感が遭ったね。

■ブロディのことが少しずつ明るみにされる

そもそもマイクを含めウォーカーが当時アメリカを裏切って
いたとはいえ狙撃に関して外すという行動に不審がる仲間
の海兵員たち。特にローダーという兵士は相当今後も
困らせていきそうだね。

また携帯電話で通話していたけど当然情報の流れなど傍受
しているのではないかと思うのだけど、そういうのはスルー
されるのかな。

そして何よりもキャリーが持ち帰ったバッグの中にはSDカード
を忍ばせて遭った。
ブロディが自爆テロを起こす前に自分撮りしたVTR、
この全文は、シーズン1の12話のストーリーの中で全て引用
しているので興味がある人はそちらをご覧あれ。
ただ編集されているかも知れないけどね。

■そのた

ジェシカは完全に政治の世界に酔いしれている感じだけど
ブロディがイスラム教徒に改宗していることに関しては
爆弾のような形で存在しているので気になっているようだ。
デイナに対してブロディがどんな事をしていたのかとした
際に「アッラー」と語っていた。その前にデイナが
「ゲッマジヤバ」「うわぁすっげぇ」という言葉使いを
気をつけなさいと言われていたけど、英語ではどんな
表現だったんだろうね。

デイナはフィンと仲良くなった様子。
チャットまでする仲に・・・子供は順応性が早い。

キャリーがブロディの件で確信していたことが間違いだったと
知って信じるべきものが何か、自分自身の中で混乱している
という辺りの設定がまた興味深いね。今回発覚したブロディの
自爆前の告白VTRを見て状況は変わるかな?

■逃がしてくれない

ロイヤはブロディの重要性が増しているとして、今後も
彼を活用していくようだ。断れない状況の中、ブロディは
もた手伝わないとして感情を表していた。
この辺のブロディの複雑さというのは面白い心理的状況だと
思うのだけど、シーズン1の時のようにブロディが果たして
敵なのか味方なのかという着眼点を常にもたらせていた時
の方がスリリングで楽しかったな。

■使用された曲

・Sean Callery Feat. Chris TedescoのHomeland Main Title
・Sean Callery Feat. Chris TedescoのHomeland End Title

・Paul OttenのSweet Providing Woman


キャリー・マシソン (Claire Danes) CIA
ニコラス・ブロディ (Damian Lewis) 2003年行方不明、軍曹
ジェシカ・ブロディ (Morena Baccarin) 妻、マイクと不倫
クリス・ブロディ (Jackson Pace) 息子
デイナ・ブロディ (Morgan Saylor) 娘
ソール・ベレンソン (Mandy Patinkin) キャリーの上司
デビッド・エスティース (David Harewood) CIA副長官・黒人
アブ・ナジール (Navid Negahban) アルカイダの長
ウィリアム・ウォルデン (Jamey Sheridan) 副大統領

ダニー・ガルベス (Hrach Titizian) CIA職員、エステスからキャリー監視
マギー・マシソン (Amy Hargreaves) キャリーの姉
フランク・マシソン (James Rebhorn) キャリーの父
フィン・ウォルデン (Timothee Chalamet) 高校生、ウィリアムの息子
マイク・ファバー (Diego Klattenhoff) 海兵隊、ブロディの友人
バージル (David Marciano)

ファティマ・アリ (Clara Khoury) アッバスアリの第一夫人
ジョイ・メンデス (Valerie Cruz) 少佐、キャリーを家まで送る
ロイヤ・ハマド (Zuleikha Robinson) マスコミ
シンシア・ウォルデン (Talia Balsam) 副大統領夫人
スコット・ライアン (Tim Guinee) CIA、デビッドの作戦を見守る
リチャード・ハルステッド (Larry Pine)
ローダー・ウェークフィールド (Marc Menchaca) 海兵隊
ベッツィ・ケニー (Allie McCulloch) 議員スタッフ
ルディ・マッコイ (Jonah Lotan) ベイルートで活動するCIA諜報員
フランキー・ポデスタ (Yael Sharoni)
--- (Viviana Chavez) Estes's Assistant
--- (Cal Johnson) CIA Driver
--- (Gal Amitai) Team Leader
--- (Hillal Kabub) Hezbollah Leader
--- (Matan Amit) Sniper Team Leader
--- (George Iskander) Local Chaser
--- (Zihab Muchreb) Female Worshipper
--- (Yasmin Hadar) Female Worshipper
--- (Dennis Layden) CIA Tech
--- (Kristi Booher) Waitress


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