新ヒッチコック劇場
Alfred Hitchcock Presents

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/hitchcock/

第12話 殺意の放課後 THE GLOATING PLACE (1-11)

脚本/Jim Beaver、Robert Bloch 監督/Christopher Leitch

自らの世界観に閉じこもり、周囲に馴染めず生活している
女学生のサマンサ。ある時、自分の通う学校の生徒が
暴漢に襲われ命を落とす。

ヒッチコック劇場第10話「悪い花」のリメイク作品
随分と細部に渡りオリジナルの矛盾点を修正した作りに
なっている。特に同級生の女性を襲うのが彼女自身ではなく、
きちんとした犯人が居ること。

オリジナルでは好きな男性の視線を振り向かせるために
狂言を利用してカメラに映る事を目的としていたが、
本作では随分と彼女自身の中に周囲から理解されない世界観
が存在しているような作りに変更されている。
カメラに映ること以上に、自分のことを理解してくれる
レポーターの男性を意識しているのかな。

狂言が現実の物になると言うペーストは全く同じで皮肉の
スパイスは相変わらずピリリとしていて、「ヒッチコック劇場」
の中でも良くできたシナリオだと思う。

guest
Bill Calvert (ピーター) 人気の男性
Nicholas Hormann (ブルース・ルーミス) 父親
Christie Houser (デビー・スプーナー) 被害者の女性
Stephen Macht (カール・カンシーノ) レポーター
Cindy Pickett (マルシア・ルーミス) 母親
Kristy Swanson () 女生徒
Isabelle Walker (サマンサ・ルーミス) 狂言

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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