新ヒッチコック劇場
Alfred Hitchcock Presents

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/hitchcock/

第25話 殺人ヒッチハイク INCIDENT IN A SMALL JAIL ()

脚本/ 監督/

山の麓で殺人が起こる。
殺されたのは若い女性。現場から若い男性が血の付いたジャ
ケットを脱ぎ捨てヒッチハイクをする。恰幅の良いセールスマン
は彼を見つけて搭乗させるが、ズボンについた血の跡を知り
ガソリンを入れるふりをして降ろす事を考える。

一度旧ヒッチコック劇場の中で見たエピソードなので
それ程衝撃的な展開ではなかった。

冒頭で起こる現場での映像を見せられた途端に、視聴者は
完全に洗脳されており、思いこみのままドラマが進行していく。
ヒッチコックのドラマにありがちな視聴者の心理を巧みに
操っている内容だ。

監獄に入れられる辺りから、セールスマンに同情し始め、
完全に殺人の可能性が他にあるという選択肢を潰してしまう
ところにこのドラマの凄さがある。オチに向かった段取りが着々
と進み、最後にはやられたと思わせる寸法だ。
なかなか面白いエピソードだと思う。

guest
Ned Beatty (ラリー・ブルーム) セールスマン
Lee Ving (カート・バーナー)
Tony Frank (ノークス) 保安官
John Shearin (ロッカー)
Arthur Taxier (スケリー) 保安官
Walter Klenhard () ガソリンスタンド店員
Gene Ross (マックス・スポルディング) 殺された娘の父親
Richard Lineback (ビリー) 保安官
Jerry Curtin () 襲撃のメンバー
Cynthia Hartley () 若い女性

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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