新ヒッチコック劇場
Alfred Hitchcock Presents

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/hitchcock/

第44話 ただ一度の殺意 THE IMPATIENT PATIENT (2-7)

脚本/John Antrobus 監督/Allan King

病院の入院病棟。
ここに医者もサジを投げてしまう程無気力な患者が居た。
彼の名はチャーリー。末期癌の診断を受けてからと言うモノ
静かに余生を過ごしたいとして、医師とのコミュニケーション
を遮断していた。

生き甲斐を失った患者はどうすれば立ち直るか。
その答えは生き甲斐を見つけてあげれば良いというモノ。

このドラマで見つけた生き甲斐というのが、なんと人を殺すこと
というなんともブラックさが前面に出た話だった。

殺そうと画策している間の患者の切磋琢磨している姿は、まさに
躍動感に溢れており、一人の犠牲者のお陰で患者が助かるという
面白い展開だった。

何と言っても二度失敗し、三度目の正直という所がよい。
失敗するときの悔しそうな顔。

大切なネズミを殺されたことにより、復讐を誓うわけだが、
この展開どこかで見たことがあるな。

E.G. Marshall (チャーリー・ピット) 末期癌患者
Patricia Hamilton (グレイサム) ボランティアの女性
Patricia Collins (ウィントン) 医師
James Edmond (フィリップ・チェース) 患者
Frances Hyland (エディス・フェリス)
William Webster (プレスコット)
Suzanne Cyr (クリスティン)
Rod Wilson (エディ)
Irene Pauzer (フレダ・スミス)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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