ジェシカおばさんの事件簿
(Murder, She Wrote)





16 Apr. 1988
第7話(5) 無人カーが追ってくる Hit, Run and Homicide

監督/Alan Cooke 脚本/Gerald K. Siegel
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ジェシカは自転車を走らせて買い物にいく。
すると目の前からダニエル・オブライエンが自転車に乗って
やってくる。ジェシカはダニエルが前を見ずに自転車を運転
している為に危うくぶつかりそうになる。一体何で下を向きな
がら自転車の運転をしているのか尋ねると開発した心拍数や
血圧を測る計器を搭載していたのでそれを見ていたという。
ジェシカはダニエルに対して街の記念日のピクニックに行くけ
ど一緒に来ないかと誘うが、現在泊まり客が来ているので
いけないという。

CABOT COVEのFounder's Dayのピクニック場へ。
男性たちはグラウンドで野球をし、女性たちは料理を作って
いた。ジェシカは街の住民達からスピーチを頼まれ、ジョシュ
ア・ウェイン船長についての話を考えていた。海賊だった人物
だが街の人には愛されていた。しかしジェシカは独立戦争時に
イギリス側のついた人物だとして、指摘するが、そのことは
街の人には内緒にした方が良いという。

そんな中ピクニックしている広場に突然男性・チャールズ・
ウッドレー
が助けを求めて走ってくる。ウッドレーは車によっ
て追いかけられていた。グラウンドまでやってくると、今にも
彼を轢こうとするが、なんとか寸前の所で回避する。車には
運転手がいなく、そしてみんなが駆けつける前に何処かに
走り去ってしまう。

ウッドレーは病院に搬送される。
幸い軽傷程度で済んだが経過入院する。
タッパー保安官は事情を聞くために彼から話を聞く。自分は
この街に住むダニエルから招待を受けてやってきたチャールズ・
ウッドレーだとし、ダニエルがかつてワムコエレクトロニクス
社で働いていた時に使っていたものだという。ダニエルは私と
ディーン・メリルに電話をかけてきた事を告げ、彼に会いに
この町に来たのだという。車を運転していたものを見たのか
と問われると、ウッドレーは笑われるかも知れないが運転手
は居なかったと語る。

ジェシカはダニエルの家に行くと、来客中のケイティ・シモンズ
が応対に出る。ダニエルは現在仕事場にいるとのこと。
ダニエルを尋ねて甥っ子のトニーと彼の彼女のレスリー・アン
ドラー
が帰省していた。ジェシカはトニーかせレスリーを紹介
される中、結婚式には来て欲しいとジェシカに告げる。
レスリーはジェシカの小説の大ファンだと語る。
しかしレスリーはこれからポートランドで用事があるのでレン
タカーですぐに向かうという。200kmの道だった。

ダニエルは地下室で大好きな発明・研究をしていた。
ジェシカは挨拶にいくと、先ほどの計器の修正をしていたこと
を告げる。甥のトニーは一ヶ月前に知り合ったレスリーに
ぞっこんなのだという。ダニエルはケイティがまだ僕のことを
メンフィスに連れて行こうとしているが、もう以前のように
気を詰めて働くのはごめんだと語る。ジェシカはダニエルの
友達が怪我をしたようだと告げ、ウッドレーとメリルという
人物が貴方に呼び出されて街に来たようだと告げると、ダニエル
ウッドレーを自分が呼ぶことなんてあり得ないとして不機嫌に
なる。

船着き場には帽子姿のメリルが現れる。
波止場で仕事をしていたイーサンにメリルはタクシーは何処
に行けば捕まえられるか尋ねると、タクシーは列車の駅前に
いかないと捕まらない事を語る。駅まではここから3、4kmの
所にあるという。メリルは病院に行く予定だと語ると、それ
ならば病院の方が近いと告げ2km程度の場所にあると語る。
そのメリルは人気のない道を歩いていると突然先ほどウッドレー
を襲った無人の車が彼を追いかけ、そしてひき殺していくのだ
った。

イーサンはジェシカの家にやってくると大事件だという。
ボストンから来た男性が亡くなったのだという。ひき逃げ事件
でメリルという男性だという。アーニーら子供達は北に向かう
ワゴン車を目にしたとのことだった。イーサンはタッパー
保安官が逆上している事を告げ、なんとかジェシカに彼の自尊心
を傷つけないようにして助けて上げてくれないかと語る。

ジェシカはタッパーの元にいくと容疑者は見つかったかと尋ねる。
どうやらウッドレーとメリルは共にダニエルが招待したという
事になっているが、ダニエルはそれを否定していることを
タッパーに伝える。ジェシカはリモコン操作についてダニエル
に尋ねてみたらどうかという。無人の自動車によって轢かれた
と証言している事を告げ、何者かが操作したのではないかと
告げる。タッパーもジェシカの意見に従いそれを行う。タッパー
はジェシカに、小説のネタにもなるし一緒に捜査を手伝ってくれ
ないかと語る。
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ジェシカたちの住むのどかな街CABOT COVEでまたしても殺人
事件が発生する。容疑者は車を使って次々とメンフィスの
エレクトロニクス社のワムコエレクトロニクス社の重役を
襲いかかりついには死亡事件を起こす。果たして殺害
したのはリモコンの設計図を社員当時行っていたダニエルに
よる仕業なのか。

当時の技術では流石に高速道路に於ける衝突事故防御システム
まではほど遠いものが有ったのだろうけど、車の捜査が
理論的には可能とは言え、性格に電波を飛ばして繊細な
ドライブシステムを構築したなという感じ。
リモコン自動車が使用されるのは、走行テストや軍隊の演習、
そして映画の撮影用だとしていたけど、実際に人が乗った
車を操るのにはまだまだ時間がかかりそうだった。
ジェシカはSFの世界だみたいなことを語っていたけどね。

甥っ子のトニーが遺産のために行ったことも考えられるし、
その恋人のレスリーは最も妖しい人物だったけど、案の定
一枚絡んでいて、首謀者は被害者であるラッドレー
本人だった。

何故車がなかなか見つからなかったのかが謎。
ジェシカがこのドラマの中でイーサンが熱心に遊んでいた
アーケードゲーム"スパイハンター"というレースゲームの
中で、ヒントを得てスピードを出したか出さないかという
ことが決定打となったけど、寧ろこの流れを見ると
ジェシカを乗せた車が山林を激しく走行する姿を見て
土地勘のある人物が犯人なのかなと思わせた。

リモコンで車を動かす際にどうしても電波の状況から併走する
ようにして走行するバンの存在が明らかにされたし、トニー
が乗っていたとするレスリーの車の燃料やレンタルカーの
走行距離から掘り出して嘘をついていることを見破って
いた。

ゲームは上述した様にSpy Hunter (1983 Midway) みたいだ。
レトロゲームオタクとしては、昔T&Eソフトが発売した
「アメリカントラック」というゲームとか「ロードファイター」
を彷彿とさせる。自分は「バギー・ホッパーというゲーム
が大好きですが・・・」


ジェシカ・フレッチャー (Angela Lansbury) 小説家
イーサン・エッグ (Claude Akins) ジェシカの友人
エイモス・タッパー (Tom Bosley) 保安官

トニー・ホリデー (Edward Albert) ダニエルの甥
ケーティ・シモンズ (June Allyson) ダニエルの友人、元同僚
レスリー・アンドラー (Patti D'Arbanville) トニーの婚約者
ダニエル・オブライエン (Van Johnson) 元エンジニア
チャールズ・ウッドレー (Stuart Whitman) ワムコエレクトロニクス社
ディーン・メリル (Bruce Gray) ワムコエレクトロニクス社
エリザ・ベイツ (Lois Foraker)
ルイス (Paddi Edwards)
コーラ・マッインタイア (Dee Croxton) Cora McIntyre
--- (Douglas Stevenson) Gas Attendant
--- (Harry Stephens) Doctor
--- (G.R. Smith) Deputy
--- (Roger Price) Local
--- (Ed Morgan) Local
--- (David Ashrow) Umpire
--- (Steven Ameche) Musician
Mrs.マイリー (Crystal Jenious)
--- (Michael Rogers) Policeman


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