気分はぐるぐる (2006年)
MORTIFIED 〜国際エミー賞候補コメディー

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/guruguru/


第13話 いつまでも 友だち
Leaving Primary

脚本/Angela Webber 監督/Pino Amenta

テイラーは進学に関する夢で目が覚める。
小学校の6年間が終わると人生の転機が訪れる。
どのハイスクールに進学するか、新しい友達をどうやって作る
のか不安で一杯。学校では卒業式を前に何かクラスで特別な
イベントがしたいという。これまでの写真が沢山あるために、
アルバム形式の発表会を行おうということになる。
アルバムを製作するのは、ブリタニー、レオン、ヘクター。
そして最後の締めくくりにスピーチするのはテイラーに決まる。
スピーチのテーマはこの学校で得たことだと言われ思い悩む
ことに。
ブリタニー、レオン、ヘクター、テイラーの四人は、学校の帰り
に小学校生活の思い出話に花を咲かせていた。
幼稚園の頃から含めて7年間一緒の環境で育ったのに、それも
もう終わる。友達ならば一緒にいなければならないのに...。
切なさが辺りを包む中で、テイラーは円陣を組もうと発案。
レオンは照れくさいと拒否するが、有無を言わさず肩を組み
何が有っても友達のままでいようと誓い合うのだった。

いよいよ、第1シーズン最後の話し。
NHKではそのまま第2シーズンも放送してくれるみたいだけどね。

今回は進学で悩むと同時に、卒業という一つの転機によって
友情関係が終わってしまうのではないかと切なさを感じる
展開だった。

ハイスクール進学には4つの選択肢がある。
スポーツが出来る人にはスポーツ校。
お金持ちには私立・聖デビニア校。
勉強が出来る子には選抜校。
そして普通の子供達が進学する地元の公立・ドリフトウッド校。

レオンはスポーツ校、ブリタニーは私立、ヘクターは選抜校、
そしてテイラーは公立という事で、その名の通り友達がバラバラ
になってしまう危機。
今回はそんな友達の関係を実感させるような思い出話で綴られた
話しであり、別れを惜しくさせるような演出が至るところで
してある。

皮肉なのは公立に行くと思われたテイラーが奨学金を得て
私立への進学の選択肢が出てしまうこと。そしてヘクターは
受験に失敗し、選抜校ではなく公立に行くことになる展開だ。
最後にはこの二人は円満解決するが、ブリタニーやレオンが
今後どういう進路を取るのか気になるところ。
まぁブリタニーは隣人だし、レオンもビーチではよく会うから
離れても問題はないと思うけど、やっぱり同じ学校でないと
寂しいかな。

ライラのエピソードは、あまりの頭の悪さに両親が頭を抱える
という展開だった。学年で132人中131位だという。しかも
学校は途中で辞めてネイルアーティストになると言い出すから
両親も大変だ。トチ狂ったのか両親はあの聖デビニア校に
ライラもテイラーも入れようとするのだから凄い。

あの派手な車で面接に行くとき、聖デビニア校の生徒たちから
まるで"アダムスファミリー"だわと言われていたのが笑えた。

結局最後にマクラスキー先生から証書をもらっていたけど
あれで卒業式って事なのかな。
とてもシンプルだけど感動的な感じだね。

マーニー・ケネディー (テイラー・フライ) 11歳の女の子
ニコラス・ダン (ヘクター・ガルシア) テイラーの親友。
マイヤ・ミッチェル (ブリタニー・フルーン) 美人の女の子
ルーク・アーセグ (レオン・リポウスキー) テイラーが好意を持つ
デジェイナ・ケイヒル (ライラ・フライ) テイラーの姉
レイチェル・ブレイクリー (グレンダ・フライ) テイラーの母
アンドリュー・ブラックマン (ドン・フライ) テイラーの父
Sally McKenzie (ミスティック・マージ) 母の従姉
Steven Tandy (マクラスキー) 担任の教師
Veronica Neave (ロレッタ・フルーン) ブリタニーの母
Peter Kent (マイケル・フルーン) ブリタニーの父

guest
Robyn Moore (デラ・コスタ)
Andrea Moore (バーネット) 先生。聖デビニア学園
Anita Knight (フェリシティ) 陰口を叩く生徒
Abigail Benaud (エミリー) 陰口を叩く生徒

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