気分はぐるぐる (2006年)
MORTIFIED 〜国際エミー賞候補コメディー

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/guruguru/


第18話 ホントの私

〜テイラーの日記が売りに出されて大変

脚本/Shirley Pierce 監督/Ian Gilmour

"私は透明人間みたい。そこに居ないのも同じ。
唯一、私の存在を認めてくれるのはヘクターだが、ヘクター
もクラスの中では透明人間だ。"
テイラーは秘密の日記にそのように記すが、ライラに日記を
見られてからかわれる。今後プライバシーを守る為にも
テイラーは日記を絵本の中に入れて厳重に鍵を掛ける。
この日フライ家では祭りの時のチャリティーに出品するもの
を選別していた。母親は本人に許可をもらわずとも要らない
と思ったモノを次々と車に積み込んでしまう。父・ドンの
大切にしているサーフボード、テイラーの大切にしている
クマの人形"ミスターT"もその中に含まれていた為に、必死に
チャリティに出されまいと防衛する。
そんな中、学校では美術の時間に自画像を描くことになる。
絵を描く前に美術館で色んな人が描いた自画像の展示物を見て
参考にする。

今回は地元の祭りでの顛末を描いた話しだった。

テイラーは自分の内面を他人に知られることを拒み、心の窓
を閉じようと試みる。しかしそんな態度に反して、学校では
自画像を描くことで内面を覗き見られ、日記がチャリティに
出されることで、自分の秘密が公開されてしまうとして必死
になって阻止する話しだ。

そんなに気にするような事でもないのに、年頃の女性特有の
悩みなのだろうか。
テイラーはちょうど子供を卒業する時期。
人形との別れ、絵本との別れを求められる時期では有るのだが、
未だに人形と決別する事が出来ない。

今回の凄いところは何と言っても母親の強引さだ。
いくら家族とはいえ本人に許可を得ずにチャリティーに
品物を出してしまう母親の横暴。父親も必死になってサーフ
ボードを守っていたが、最終的には守れたのだろうか。
テイラーの部屋に勝手入って、他人の荷物を勝手に運び出す
辺り流石に理解できない話しだった。

テイラーの自画像はとても上手いですね。
ブリタニーの母親が購入したことで、ブリタニー本人が
複雑な表情を見せていた。ブリタニーの絵は下手だった。

ドンは今回、リスターマン先生と共に、カラーボールのマト
なっていた。
マージは怪しげなカレーパイを出店。
テイラーだけでなく、ヘクターにも被害を及ぼす。

ライラはチャリティの為にキスを出店。
アメリカのドラマの中でも女性はキスをチャリティに出して
いるのを見たことがあるけど、やっぱり文化の差なのか。
日本でもやれば相当好評だと思うが、その前にお堅い保護者
たちから問題にされそうだね。

マーニー・ケネディー (テイラー・フライ) 11歳の女の子
ニコラス・ダン (ヘクター・ガルシア) テイラーの親友。
マイヤ・ミッチェル (ブリタニー・フルーン) 美人の女の子
ルーク・アーセグ (レオン・リポウスキー) テイラーが好意を持つ
デジェイナ・ケイヒル (ライラ・フライ) テイラーの姉
レイチェル・ブレイクリー (グレンダ・フライ) テイラーの母
アンドリュー・ブラックマン (ドン・フライ) テイラーの父
Sally McKenzie (ミスティック・マージ) 母の従姉
Veronica Neave (ロレッタ・フルーン) ブリタニーの母
Peter Kent (マイケル・フルーン) ブリタニーの父

guest
Liz Buchanan (ティナ・パーマー) 担任の先生
(リスターマン) 美術の先生
(ヘレン) バザーの売り子

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