キル・ポイント
The Kill Point (2007)

監督/スティーヴ・シッル
製作総指揮/ジェームズ・デモナコ


#3 交渉人


事件発生から18時間が経とうとしていた。
ベックに対して協力すれば娘を解放するとメールする犯人達。
ラビットは銃撃を受けた傷が感染症を引き起こし、幻覚を
見始める。

一方カリーの変わりに交渉人として仕切るのは、女性FBI捜査官
のアッシュ。犯人に対しては高圧的な態度で挑むという。
人間的な感情に訴えればウルフは人質を解放していくと告げる
が、アッシュはあくまで早期解決に拘る。
最初はカリーに力を借りるかも知れないことを告げるが、あく
まで主導権は彼女にあり意見など聞かないといった態度。

今日は人質ロビーの誕生日。
ウルフは人質の心を掴むのが上手いね。
立て籠もり事件に於いては犯人と人質の関係に於いて、ストック
ホルム症候群なんて言葉が使われるけれど、まさに早くもその
効果が現れ始めている感じだ。

3話はそんなロビーの為にあくまで最後まで誕生ケーキに拘る
展開だった。

交渉している犯人とFBI以外の不穏な動きが目立つ。
特にベックは狙撃手を雇い、ウルフを撃とうとしている事。
また人質の中でもロッコたちは銃を使って制圧する計画を
立てる。

カリーとアッシュの対立の構図もドラマとして面白く作用
している。特にカリーの能力を際立たせるために、アッシュの
取る作戦が悉く犯人との駆け引きに於いて後手を踏むという
展開を用意する。

結局尻ぬぐいはカリーが取る。
アッシュはマスコミからアシュレーを解放するのが目的で
派遣されたのではないかと噂され立場が弱くなる。

カリーとアッシュの間に立つコニー警部補の役目も面白い。
この人が一番客観的な立場で事態を見守ることが出来るけど、
やっぱりカリーの事を一番信用しているようだ。

最後に感染症の犯人が銃を暴発させることで幕を閉じるが、
一体どんな展開が待っているのだろうか。

銀行強盗
ウルフ(ジェイク・メンデス軍曹)John Leguizamo
キャット(マーシャル・オブライエンJr)J.D. Williams
ピッグ(アルバート・ローマン)Frank Grillo
ラビット(ヘンリー・ローマン)Jeremy Davidson
マウス(マイケル)Leo Fitzpatrick
ディーク・クインラン Steve Cirbus

警察
ホルスト・カリー警部 (交渉術に長けている) Donnie Wahlberg
コニー警部補 (緊急活動部隊の指揮官) Michael Hyatt
トンレー (警察官) Wayne Kasserman
アブラミ (ピッツバーグ警察の副局長) Mike McGlone

SWAT隊員 ジング John Hawkinson (撃たれて亡くなる)
SWAT隊員 ホーク Michael Hogan
SWAT隊員 オーギー Brandon Stacy Williams (裏切り)
SWAT隊員 クインシー

アラン・ベック (ピッツバーグの富豪で権力者) Tobin Bell

人質
アシュレー (富豪アランの娘でセクシーな大学生) Christine Evangelista
シェルトン (スリー・リバース銀行の支配人) Geoffrey Cantor
クロエ (ショック状態) Jennifer Ferrin
バーナード (経験豊富なゲイ) Bingo O'Malley
ロッコ (銀行の電気技術者) Adam Cantor
リロイ (刑事事件専門の弁護士) Ryan Sands
テディ (息子のロビーと共に人質) Peter Appel
ロビー (パソコンを操る腕は天才的) Ethan Rosenfeld
キャス (アシュレーの友人。) Brandi Engel
メアリー・キム (女性) Kate Rogal

レニー Stefanie E. Frame
ビッグ・スタン (外の犯人) Jeff Hochendoner
ラスカル (SWAT) Nick LaMantia
クリーパー (SWAT) David Dale McCue
ジョニー・ボーイ (Patrick Jordan) 狙撃手の一人

ローナ・アッシュ (Susan Misner) FBI交渉人

ジム (John Gavigan)
ヘンリー (Adam Kroloff)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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