Law & Order Los Angeles
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Oct. 20, 2010
第4話(5) 過激派トラック爆弾テロ / シルマー Sylmar

脚本/Richard Sweren 監督/Constantine Makris
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キム・ミラーは、ビリーニッキーと共に車に乗ると、ロニー
パウエル
邸の前に駐まる。キムは少しの間車の中に居てと
二人を車に留めて置くと、自分は浮気相手のロニーの自宅に入
っていく。すると突然
ロニーの車庫が爆発。外に出ると、キム
が運転してきた
車が爆発に巻き込まれて炎上している事を知る。

T.Jとウィンターズは現場へとやってくる。ウニ捜査官によると、
住民はロニー・パウエルで、被害者はそこで座っているキムの
二人の子供だけだという。
T.Jたちはキムから話を聞くと、友達に届け物が有ったので数分
車から離れていたら突然車庫が爆発したのだという。
ロニーは
その後すぐにトラックに乗って何処かに消えてしまった
のだと。
キムは
二人の子を失ったことを夫・ケビンに何といえばいいのか
と嘆く。
鑑識のタカハシによると、竿とホットプレート、換気装置が
有るという。それを聞いて
覚醒剤を車庫で作っていたことを
示唆するものだった。
改めてキムから話を聞くと、ロニーが私の職場にサングラスを
忘れていったので届にきたのだとし、覚醒剤のことは知らない
という。素材はセルフレームで黒のレンズだというが、別の
サングラスしかなかった。
ロニーの前歴は薬物所持だけだった。引き出しの薬莢から銃を
所持していることが判明する。

11月10日(火)・キム&ケビン・ミラー宅。
T.Jたちはケビンに話を聞きにいく。ロニーについて心当たりは
無いかと尋ねると、昨年ソフトボールをした仲間にそんな名前が
いた事を悟り、
キムがロニーと浮気して居た事を悟る
ウチのバーベキューにも呼んだ事があり、今思えばいやらしい目
で妻のことを見ていたという。
リシーダで母親と同居していると
語っていたとの事だった。

11月11日(水)・エレン・パウエル宅
ロニーの母・エレンに話を聞きにいく。するとロニーは昨年
家を出て行ったとのこと。姉のエイミーも同居していたが、
また罪深いバカな弟が問題を起こしたのかと語ると、T.Jたちは
エイミーが何か知っているかと感じる。
エレンは息子の友達のことは何一つ分からないという。T.Jらは
ロニーが車庫で麻薬を作っていたとすると、
息子は無線飛行機
が好きだった
ので、それを作っていただけだという。
二週間前
に材料の薬品がウチに届いた
ので取りに来たという。

配達会社のネルソンにロニーが注文したものを聞きに行くと、
二回にわたって注文をしている事が判明。
ゼータマックスを
4箱買っている
という。ゼータマックスは模型飛行機の燃料と
して人気のものとのこと。
純度99%のニトロメタンが使われて
おり、肥料を混ぜると爆弾にもなるものだという。

改めて現場で鑑識のタカハシから話を聞くと、
今回の爆発の件
ではニトロメタンは使用されていない
という。使用すれば
特有の臭いが有るとの事だった。それならば240リットル分の
ニトロメタンは何処に消えたのか。半径400mを爆発させる量の
爆薬なだけにかなり危険だった。T.Jたちはすぐに上司のゴンザレス
に報告すると、ロニーがとりあえず反政府主義ではない事を
知る。
そんな中、
ノースハリウッドのカルヴァート通りでロニーの車が
発見されたとの連絡を受ける。ゴンザレスは周辺の通話記録を
調べる様指示する。

ジャック・ブライス邸にロニーが居る事が分かり家宅捜索を
する。ジャックは既に麻薬でラリっており、ロニーは地下室で
逃げ込む。T.Jは逃げ回るロニーに訓練したネズミを送り込む
ぞと脅すと、投降してくる。

ラリーの取り調べを行うが、爆薬は見つからなかった。
現場の鍋からは
変性アルコールの痕跡が有る事を告げるが、
麻薬の生成にも爆弾製造にも否定する。誰か車庫に入ったことの
有る人物は居るのか?と問うと姉の婚約者のテリーだという。
俺は鍋に変性アルコールが入っている状態で火をつければ
爆発することくらい知っているとし、麻薬の件は一部認めるが、
爆薬に関しては知らないという。ロニーは弁護士を呼ぶと告げ
司法取引をするというが、デッカーは二人も子供が殺されて
いるのだから取引はしないとし、T.Jらならば取引せずとも
見つけられるハズだと告げる。

11月13日(金)・クックススーパー
エイミーが働くスーパーにいくと、夫のテリー・ウォーカー
ついて尋ねる。彼は
サウスカロライナ出身でアリゾナの物々交換会
で知り合ったのだという。現在
トパンガのキャンプ場にいるとの
こと。彼はアメリカ大陸を横断してきており、今度
婚約指輪を
プレゼントしてくれる
のだと言っていたとのことだった。
エイミーにテリーの元に案内してもらう。
するとトレーラーハウスに住んでいたテリー。
T.Jたちはテリーの事を疑っているとは思わせない様に捜査を行う。
テリーはロニーの車庫に入った際には彼の商売に気がついていたが
告げ口する立場にはないと思ったという。大陸を横断し40号線を
通ってきたとのこと。
オクラホマナンバーのRV車があるが誰か
同行者がいたのか?と問うと、
タルサで購入し、トレーラーで牽引
してきたのだという。
しかしキャンプ場の管理人は運転者として二人の人物がいた事
を告げ、その人物はここ一週間姿が見えないという。40号線で
来たと話しているのに、
ミネソタでスピード違反、インディアナ
では駐車違反で切符を切られているという。しかも農業用品店
の近くでだと。

再びT.Jたちはエレンの元にいく。
娘はなかなか彼氏が出来ず、いつも男につきまとっては降られて
いるので娘の彼とは距離を置いているという。
パソコンを調べさせてもらうと、
彼女のパソコンからホビーマイ
スター(模型飛行機・燃料サイト)というサイトにアクセスしてい
ることが分かり、更にはパソコンには、エイミーがアラブの女性
が着るアバヤを着て、
アメリカ政府がイスラム教徒の女性と子供
を殺していることについて、反政府的立場の意思表示をVTRに
録画している
事を知り逮捕する。

11月16日(月)・ジェイソン・マクパー宅
11月18日(水)・ロサンゼルス国際空港
11月30日(月)・法務総監事務所
12月17日(火)・連邦裁判所
2月9日(火)・上級裁判所

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不倫している最中に突然車庫が爆発。
女性が連れて来た二人の子供が爆風の被害で死亡する。
家主が突然逃走を図ったために、車庫を調べると麻薬を生成して
いた事が発覚するが・・・

麻薬絡みの事件かと思わせて、実際には反政府主義者による
アメリカ政府のイラスム教徒への迫害被害を訴えたもの。

今週dlifeで放送したLAW&ORDER : クリミナル・インテント
s2 #8 "迷える心のジハード"がまた似たようなネタだった為に
驚くべきものが有った。
クリミナル・インテントの場合湾外戦争に従事した兵士に対する
殺害行為を軍事パレード中に起こそうとしていたものだったけど、
今回のドラマは、まさに同胞に復讐を呼びかけるというもの。
ただどちらの事件も犯行を犯している人物が如何にも中東系
という顔ではなくアメリカ人って感じの風貌なので、なんとなく
違和感は有るのだけど、女性や子供の被害を訴える物が、女性
の心の隙間に入り混んでくるという辺りの矛盾点と、最後に
ドラマを反転させるようにして、実際には愛が存在していたとする
流れが複雑で、最後まで気が許せなかった。

捜査&裁判がこのドラマの売りだけど、普段は比較的裁判は
簡潔な裁判ドラマ化しているけど、今回は裁判の行方も一癖も
二癖も有って良くできていた。

検事局としての一つの壁は国防総省との対立。
グッド・ワイフでも軍事法廷に民間の弁護士が立ち入る
ことは有ったけど、そもそもの犯罪を国家反逆罪として軍事裁判
にかけるのか、それとも市民の手に委ねる陪審裁判に委ねるのか
で対立の構図になった。国防総省としては被告人の権利によって
犯罪者の人権ばかりを優先して真相を暴けないのではないかと
する不安が有り、軍事裁判には被告の黙秘の権利が存在しない
部分が有るので、真相を暴けると思ったのだろう。
また民間の裁判の場合、色んな意味でパフォーマンスする事は
明らかで、よくも悪くもマスコミが大袈裟に取り上げる為に、
裁判の判決自体が犯罪者の抑止に繋がるのではなく、寧ろ広報
化に利用されてしまうという部分が有るのだろうね。

民事裁判に托された後のやりとりも面白く、テロリスト行為と
しての起訴は取り下げて完全に殺人罪としての起訴だけに
集中したことで、最終弁論までは完全に地方検事補のデッカー
側に有利に働き、言葉を封じることに成功するも、一枚のRV車の
中に有った証拠品の中に、妻を利用したのではなくきちんと
プロポーズする意図が有ったとする辺りの事実を知って、女性が
検事局との司法取引を覆していくところなど、息もつかせぬ
流れだった。

最終的にはイスラム教徒は男性に決定権が有るということで、
貞淑な妻であるならば、殺しにも夫の決定が有り、それに
従ってハズだとすることで一件落着だったけど、デッカーの
機転の利いたやりとりは凄かったし、スタントンから難しい道を
歩むのねという言葉どおり、険しい道を進んで信念を貫く姿は
格好良いなと思いました。

で、TJのJがジャルザルスキーだという。
話の流れで彼の父は秘密裁判が横行する国からの亡命だったと
語り、デッカーを指示していたけど、何処の国から来た人なんだ
ろうか。

ただこの感想を書いている日(2013年5月23日)に、グァンタナモ
米軍基地閉鎖を唱えるオバマ大統領の演説中に反戦主義者の女性
が会場で、オバマさんを避難する発言をしていたけど、日本も
過去の戦争の件で揉めているけどアメリカも大変なことになって
いる感じだね。


・"Dora the Explorer Theme"

ロサンゼルス市警察
レックス・ウィンターズ (Skeet Ulrich) 刑事、3人の子供の父、妻 ・ケイシー
トマス・TJ・ジャルザルスキー (Corey Stoll) 刑事、ウィンターズの 相棒
アーリーン・ゴンザレス (Rachel Ticotin) 警部補、勤続20年のベテラン
リカルド・モラレス (Alfred Molina) 地方検事補、メキシコ系移民の
ジョナ・デッカー (Terrence Howard) "ジョー"、地方検事補、政治的
野心も強い
エヴリン・プライス (Regina Hall) 地方検事補、モラレスとコンビ
ローレン・スタントン (Megan Boone) 地方検事補、デッカーのアシスタント
コニー・ルビローサ (Alana De La Garza) 地方検事補、オリジナル版
から異動
ジェリー・ハーディン (Peter Coyote) 地方検事
ミワコ・ニシザワ (Tamlyn Tomita) 検視官
--- (Steven Zirnkilton) Narrator (voice)

レーン・ガーフィールド (Conor O'Farrell) テリーの弁護士
エイミー・パウエル (Kathleen Rose Perkins) ロニーの姉、テリーの婚約者
キム・ミラー (Shannon Lucio) ケビンの妻、ロニーと浮気
リチャーズ (Tim Guinee) 法務総監事務所、
ケビン・ミラー (Joshua Close) キムの夫、妻の浮気で激怒
テリー・ウォーカー (Kenneth Mitchell) テロリスト
ロニー・パウエル (Robert Kazinsky) 麻薬製造、キムの弟
ブラッドリー・ラムフォード (Clyde Kusatsu) 判事
エレン・パウエル (Dee Wallace) ロニーとエイミーの母
Mr.タスカー (Dohn Norwood) エイミーの弁護士
ミルトン・ウォレン (Gibby Brand) 判事
Mr.ウィルソン (Frank Clem) ロサンゼルスてせ溶接工、ムショ仲間
--- (Derek Anthony) Bomb Squad Guy
ロバート・シューラー (Kevin Ashworth) 連邦検事補
キャスリーン (Kathleen Bade) Reporter / デッカーにマイクを向ける
カルメン (Erin Foster) ロサンゼルス国際空港のウェイトレス
--- (Rodney J. Hobbs) Reporter
ネルソン (Ajgie Kirkland) Inventory Manager / 通販会社
ジェームズ・ローク (Zach Lewis) 陸軍大尉、テリーの引き渡し
タカハシ (Bobby Nish) SID Tech / 鑑識
バーンバウム (William Norris) 判事
ビリー・ミラー (Shane Roney) 長男
ジャック・ブライス (Herbert Russell) ロニーの麻薬製造仲間
--- (Dan Sachoff) Commentator
ジャニス・フロスト (Wendy Schenker)
--- (Patrick Robert Smith) Burly Suit
--- (Gerald Webb) Uniformed Sergeant
--- (Pamela Wilson) Foreperson
--- (John Dalton) Court Appointed Lawyer
ジェーソン・マクパー (Thomas Vincent Kelly) アニメ脚本家
ジョーイ・パイン () テロリスト仲間・写真
ロジャー・ヘイゲン () テロリスト仲間・写真
ベティ () ウェストチェスター、倉庫

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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