Law & Order Los Angeles
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Apr. 11, 2011
第10話(15) 極悪ボディーガード / シルバーレイク Silver Lake

脚本/Peter Blauner 監督/Christopher Misiano
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アルヴィン家では週末、夫のドンが息子のボビーを連れて
ビッグベアで釣り旅行に行こうとしていたが、体調が悪化した
為に帰宅する。妻のキャシーはボビーが何度も吐いたので帰宅
した事を語ると、キャシーはすぐに息子を寝かせる。
その晩、
ドンは浴槽にテープで縛られて監禁され、ボビーは
殺害
され、
キャシーはレイプされた上で殺害される。
翌日何とか浴室を脱出出来たドンは隣人の家に助けを求める。

すぐにLA市警察と鑑識のニシザワが現場入りする。
息子の遺体を調べると、鈍器で顔と首を殴打されており、頸椎
が損傷して亡くなっているという。
ボビーの指関節に傷が有る
ことから、反撃したであろう事
が伺えた。また被害者の妻・
ケイシーは膣と直腸に裂傷が有った。レイプして殺害したこと
は明らかだった。ドンによると釣りの旅行から急遽帰宅した際
に洗濯室で物音が聞こえたという。10時頃に一階に下りたら
頭部を殴られたという。相手の事は
暗くてメガネをしていなか
った
のだとして、よくは見えなかったが、
白人であることに
違いはなく、犯人は裸で彷徨いてて居たという。
左足にシミの
ようなものが有った
こと。浴槽に閉じ込められている際に、
二階からフラッシュの様な光が見えたという。

現場を調べるとランプが動かされているので写真を撮る際に
光源に使った事が疑われた。更にランジェリーショーの様な
事をしていたのだという。靴跡が見つかっており、また洗濯室
で暫く下着を物色して気持ちを高ぶらせていたのだろうと。
家には妻しか居ないハズだと思っていたのだろうとし、予行演習
はしていたハズだという。
似たような被害が起きていないか
調べろとのこと。

モラレスはゴンザレスの計らいであっさりL.A市警察の殺人課
に在籍することになる。モラレスは体はまだ捜査の事を
覚えているという。ゴンザレスは密かにT.Jに対してモラレス
はどうかと尋ねると、腕は落ちていないとのこと。寧ろT.Jは
レックスの妻・ケイシーが心配だという。

2月14日(月)・ジョー&ルイーズ・リヴリン邸
リヴリン家では半年前に帰宅したら、娘のPCの上に娘の
下着の写真が残されていて、下着が盗まれた事を語る。7ヶ月前に
セキュリティを設置したとし、
防犯目的に室内にはいつでも
音楽が聞こえる様にして設置
を頼んだという。
確かアルヴィン家でもステレオが設置して有ったと思い出す。
話を聞くと、
BIG JIM'SのAV設置会社に頼んでいた事を知る。
普段は見積もりのために家の隅々まで調べさせてもらうのだ
という。アルヴィン家も見積もりをさせてもらったとのこと。

T.Jは調べると
似たような手口は9件発生しているという。その
全てはAV機器の設置企業だという。
ノーラン・サウンド社
怪しい事を告げ、どの競合他者よりも2割以上高かったという。

ゴンザレスは自分が囮になって設置してもらい、逮捕しよう
と語る。
いざゴンザレスの家に設置に来たスティーブ・インマンの事を
対話する。しかし彼はノーラン・サウンド社ではなく
AVインス
トール社
のスタッフだった。スティーブは捕まると、俺はハメ
られたのだとし、今朝男から電話が鳴り妻が仕事を依頼したい
と言っていたが、ゴンザレスは夫の出張中にサプライズで
設置したいと言っていたので矛盾しており、ハメられたと思った
事を語る。案の定、アルヴィン家が襲われた時のアルバイが
有った事が判明する。

グレッグ・ノーマン社を調べると、5年前に他界しており、
会社は使い捨て携帯で注文を受けているとのこと。6つのProxy
サーバーを経由しているという。それを聞いて容疑社は囮捜査に
気がついたのだろうとし、賢い奴だと語る。

ドンに改め犯人について尋ねると、
礼儀正しい人物で、定年の
元軍人のような丁寧さ
だったという。工事の予定の事を気かれて
自分は週末に息子と旅行に行くことを話して妻を一人きりに
してしまった事を容疑者に話していた事を知ってショックを
受ける。

他に被害者の11人から話を聞くとみんな同様の事を証言する。
野球帽を被り、色つきメガネをして、軍人の様に礼儀正しい
人物だった
こと。しかしそれが突然凶暴化が激しくなっている
事を指摘する。同様の案件が
ロングビーチ、リバーサイド、
アナハイム
で起きているので話を聞いてくるという。

2月16日(水)・アネット・ケイ邸・ロングビーチ
アネットは当時犯人からナイフを突きつけられて、騒がねば
子供は殺さないと言われたという。いろんなポーズを撮影され
た後にレイプされたが、男の左足には傷跡が有ったという。
暴行がエスカレートした際に、何故こんな事をするのか?と問い
そんなに悪い人には見えない事を告げたら、我に返ったように
して逃げていったのだという。病院の経理部に勤務しているが
4ヶ月前にハッキング事件が有り個人情報が5000人分流失した
こと。その際シークレットサービスが捜査をしていったという。

2月17日(木)・シークレット・サービスのオフィス
スー捜査官から話を聞くと、確かにアネットに捜査協力をして
もらったという。担当したのはカントンと主任のレイモンド
ガーソン
だったという。T.Jとモラレスはオフィスでガーソン
の写真が掲載されており、海兵隊マラソンに短パンで出場して
いた。
ガーソンの足に傷跡が有る事を知り、スーから話を聞くと
それは20年前に偽装作戦で踏み込んだ際に受けた傷"赤い武巧
章"だという。ガーソンは優秀なSSであり、大統領の警護に2度、
外国人の要人14人を警護しているベテランだと知る。
6週間前に失踪したジョアン・ディクソン(32歳・レストラン店員)
の事件の時、彼は失踪人が住む
ヴェンチュラに居た事を知る。

2月29日(月)・ヴェンチェラ市警察
3月4日(金)・ドライヤー判事の執務室
4月6日(水)・上級裁判
4月6日(水)・ロサンゼルス郡刑務所

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アルヴィン家が襲われて、夫は辛うじて生き残るが、妻子は
首を折られたり、またレイプ直後に殺害されていることが
分かる。夫のドンによると、容疑者には左足に怪我だかシミ
の後がある事を判明する。更に過去の同様の事件を捜査
していく内に被害者に襲われたとする被害者が次々と判明し
過去には女性を誘拐している事を知る。

今回はモラレスが刑事復帰して初のエピソード。
どれだけ刑事としての手腕を発揮出来るのかは、ゴンザレスも
含めて不安な所が有る様で、さり気なく監視している姿も
有った。そんな彼は元検事故に取り調べに置いては弁が立つ
と思われて取り調べを行う事になるけど、それが徒になると
いうところが何とも皮肉なエピソードだ。

しかしここまで犯罪性が立証されているのに、証拠の信憑性が
疑われて証拠の不採用になるという流れが日本人としては正直
到底理解出来ない部分も多かった。
日本でも被害者よりも加害者の人権権利が守られすぎていること
が指摘されることが有るけど、ちょっとした手順のミスだったり
取り調べして、犯罪の立証を誘導したのが元検事という理由だけ
で、悪意があると見なされて証拠が不採用になるというのだから
あり得ない度が高い。

犯人はシークレットサービスの人物だということで、知的な部分
が有ったり、礼儀正しい部分も一部持ち合わせている。
その辺がとても厄介に働き、相手を挑発して被害者遺族の信頼性
を奪おうとしていたけど、最終的には策士・策に溺れたという
感じだろうか。
ガーソンの弁護士が野球に例えて、ワンアウト、ツーアウトだ
と語る辺りが、妙に癪に障るところが有った。

シークレットサービスという仕事柄ストレスを感じていたの
だろうか。何故犯罪に走ることになったのか、ストレス要因が
よく分からないけど、元々そういう性格にあったのかな。
養育費に困るという人物とも思えないしね。

悲しい事に、レイプ被害者の一人・アネットが過去にSM趣味
が有ったということで、犯人側に有利に働いてしまうという
のも悲しい事実。それを流出させた元夫にも有罪判決をって
感じだね。

デスパレートな妻たちを見ていると、AV設置業社なり
工事の男性達を奥様達が誘惑して関係を持ってしまうという
事も多いけど、他人を自宅にあげることの怖さを感じるね。
特に女性の場合も男性も立ち会わせないと怖いものがあるな。

被害者家族の男で、思わぬ所で弱虫扱いされたドン役を
演じていたTim DeKayは現在Dlifeで放送中のホワイト・カラー
ではFBI捜査官・ピーター・バークを演じている。

そして今回初めてルビローサ検事補が搭乗。
悲しい事にモラレスの検事局の引退による、その補佐をしていた
プライスが一番の被害者だなと思わせた。

ロサンゼルス市警察
レックス・ウィンターズ (Skeet Ulrich) 刑事、3人の子供の父、妻 ・ケイシー
トマス・TJ・ジャルザルスキー (Corey Stoll) 刑事、ウィンターズの相棒
アーリーン・ゴンザレス (Rachel Ticotin) 警部補、勤続20年のベテラン
リカルド・モラレス (Alfred Molina) 地方検事補、メキシコ系移民の父
ジョナ・デッカー (Terrence Howard) "ジョー"、地方検事補、政治的野心も強い
エヴリン・プライス (Regina Hall) 地方検事補、モラレスとコンビ
ローレン・スタントン (Megan Boone) 地方検事補、デッカーのアシスタント
コニー・ルビローサ (Alana De La Garza) 地方検事補、オリジナル 版から異動 #15から
ジェリー・ハーディン (Peter Coyote) 地方検事
ミワコ・ニシザワ (Tamlyn Tomita) 検視官
--- (Steven Zirnkilton) Narrator (voice)

ドン・アルヴィン (Tim DeKay) 夫、生き残る
レイモンド・ガーソン (Jason Beghe) シークレットサービス・犯人
レーン・ガーフィールド (Conor O'Farrell) ガーソンの弁護士
アネット・ケイ (Erin Cahill) ロングビーチ在住、レイプ被害者
マーサ・ドレイヤー (Francesca P. Roberts) 判事
ルイーズ・リヴリン (Susan Angelo) 娘の部屋に下着の写真
リッチ・イェーツ (Mark Bloom)
ジム・マコーミック (Abner Genece) BIG JIM'S AV設置企業
トム・スー (James Huang) シークレットサービス、ガーソンの仲間
アナ・ランドグラッド (Katherine Kamhi) 刑事
ジョー・リヴリン (Byrne Offutt) ルイーズの夫
スティーブ・インマン (Nick Paonessa) AVインストール社
ボビー・アルヴィン (Coleton Ray) 息子、容体が悪化
フィッシャー (Roberto 'Sanz' Sanchez) Supervisor
ローレン・ディアグノスティコ (Katie Wallace)
ケイシー・アルヴィン (Maxine Bahns) 妻、被害者
--- (Tammy Klein) SID Criminalist

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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