Law & Order Los Angeles
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Apr. 25, 2011
第12話(17) セレブスタイリスト / ベネディクトキャニオン Benedict Canyon

脚本/Michael S. Chernuchin 監督/Alex Chapple
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リリーはパーティーに出席し、帰宅する途中に車の中で母・
スーザンと電話する。スーザンは
高級ジュエリーの内覧会
招待されて出席していた。
そんなリリーの車のミラー越しに自転車に乗ったフード姿の
男性が近づく。一時停止して確認する中、
リリーは窓越しに
銃で撃たれて死亡
する。

現場に来たTJとモラレス。
SIDのミーチャムらと現場を検証していく。
現場には薬莢が落ちていないことからも
リボルバー拳銃で撃っ
たのだろうとのこと。貴重品はなく、車の名義人は被害者の
リリーだった。ミーチャムによると、リリーは
セレブ御用達の
スタイリスト
で、ここ10年ファッション誌では大々的に取り上
げられている人物とのこと。車の窓から指紋が検出され、
照合すると前科の有るハリー・ライスのものだと判明する。
現在仮釈放中で
ベニスビーチに住んでいるとの事だった。
強盗・暴行で捕まり、今回殺人を犯したならば三振アウトだと
語るモラレス。

ハリーを捕まえに行くT.Jたち。
ハリーは捕まりそうになると二度と刑務所(
ペリカンベイ刑務
所)に戻るのはゴメンだとして銃を手にして自殺してしまう。
ハリーの手には最近治療したばかりの深い傷が有る事がこと
分かり、窓に付着した掌紋には傷跡など無かった為に、誰かに
仕組まれたのではないかと推察する。
ハリーが住んでいたモーテルを調べると、ハリーの部屋には
殺された銃と同じ38口径の銃と、自転車が有り、どれもハリー
と殺人事件が結びつく証拠ばかりだった。しかし部屋には
指紋
検出用の粉が付着
している事が分かり、誰かが指紋をここで
採取して窓硝子に付けたのだろうという。そうだとしたら
相手はプロだという。

被害者リリーの夫・ダグラスに話を聞くと、妻は評論家の
ロビー・ネイサンのパーティーに出席していたとし、自分は娘
のケイトと共に自宅に居たという。妻は出席を拒んでいたが
ロビーから強引に出席を求められていたとの事。詳しくは妻の
助手をしているグレタに話を聞いて欲しいという。

2月18日(金)・ロンド、ビバリーヒルズ
グレタから何故リリーはパーティーに出席したのか話を聞くと、
クロエ・カーダシアンとの関係修復のために二人を出席させた
のだという。何か蟠りが二人の間に有ったのだという。

ボクシングジムに居るクロエに事情を聞くと、ゴールデングロ
ーブ賞の際、リリーが選んだドレスを着たら尻がペタンと見えた
のだという。しかし三ヶ月前のことにクレームを付けるのは
変じゃないか?と尋ねると、夕べ
彼女がワイロをもらって
服を選んでいた
事を知ったからだとのこと。元々はジルデザイン
の服を愛用していたが、エメリーの酷い服に変えられたのだ
という。

2月19日(土)・エメリーのブティック
エメリーから話を聞くと、営業経費を渡しただけだという。
渡したのはリリーではなくグレタだという。経費は1万ドルだ
ったとのこと。

再度グレタに話を聞きに行くと、スタイリストは誰でもワイロ
のようなものをもらってデザイナーの服を提供するが、リリー
は寧ろ受け取っていないのが変だったという。しかしリリーに
その事がばれたら業界から追放されるのではないか?と問うと、
グレタはリリーが廃業しそうだったので貯金しようとしていた
のだという。半年くらい前から突然別荘を売ったり旅行や
外食を控え始めたので財政が苦しいのかと思ったとのこと。
子守まで解雇したのだという。

2月21日(月)・マーティ・フォックスのオフィス
リリーを雇うマーティから話を聞くと、寧ろ業績は最高だった
という。子供と過ごす時間を増やすために旅行を止めていた
だけで良識のある人だったという。彼女は個人事務所として
リリーウォーカースタイルズ社を設立している事が分かるが、
夫とは共同名義ではなく、リリーが100%出資していることに
違和感を覚える。夫も手がけている商業不動産の仲介業が
上手く行き一儲けしたのではないかという。夫は夫婦財産の
権利まで放棄しているのだという。
リリーは半年前に不倫を知った為に、共有財産を放棄させたの
ではないか?という。ちょうどその頃子守が辞めている事から
ダグラスは子守と不倫していたのではないか?と疑う。

2月22日(火)・リリー・ウォーカー宅
2月23日(水)・ジル・ジェニングスファッション
2月23日(水)・ペトロズバー
3月7日(月)・上級裁判所
3月9日(水)・ペイトースマッサージ
4月14日(木)・上級裁判所
4月17日(日)・ジェニングス夫妻の実家・シミヴァリー

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人気スタイリストの女性・リリーが車に乗っている中、銃殺さ
れる。車に付着する指紋から仮釈放中の男による犯行かに思わ
れたが、傷跡から違う事が分かり、意図的に犯人がつけたもの
だと分かる。プロの犯行を疑う中で、リリーはコンビを組んで
いたジルと仲違いしている事が分かり、その原因は夫の浮気
が原因ではないかと疑われていく。

レックスが亡くなって以降、色々と設定が変えられた感じで
温度差も感じる所。
モラレスとデッカーが髪の毛切った?って感じだったし、
何よりもモラレスが検察官であるという事実が不利に働いたり
また警察官時代の件で色々とモラレスの掘り下げ作業が行われ
ている。物語の中心をウィンタース&T.Jから、一気にモラレス
の独壇場って感じの印象を受ける。

さて今回は色んな動機の可能性を秘めた殺害事件だった。

金や異性のどちらかの問題が殺害の動機であることに疑いの余地
はないと思わせつつ、実際には幼少期の入れ違った運命の
違いによる嫉妬心が元凶に有った。

本当愛とは何かを感じさせるエピソードであり、リリーとダグラ
スの愛情問題であったり、今回の犯人であるテリーとジルの
愛情問題などちょっぴり心を揺り動かされるものも含まれていた。

比較的早い段階でテリーが実行犯だと分かるも、愛情が勝る
のであれば、ジルの事を売るようなマネはしなさそうに思える
けどね。

途中で捜査線上に上がるハリーにしても今回の被疑者である
テリーにしてもペリカンベイ刑務所は相当怖いモノとして認識
しているようで、自殺してしまう姿が有った。

警察官としての繋がりを裁判では指摘されてしまうけど、
モラレスの行動は厳格で、テリーの問いかけに対して、お前は
丸腰の女性に5発の銃弾を撃ち、子供から母親を奪ったのだとして
男らしくするよう指摘されていた。

逮捕する前の日にテリーと飲みに行った事がバレてしまい
デッカーは激怒する姿が有ったけど、最後に誤解だと知って
デッカーがモラレスに謝罪する姿も有った。"馬鹿野郎!"と
言う言葉の意味がまた深くのしかかってくるね。

エピソードでは毎回、誰かが野球ネタを引っ張り出してきて、
ワンアウト、ツーアウトとカウントする姿が有るな。
今回はモラレスがそれを語っていた。

最後に自白を引き出し司法取引に応じさせようとする辺りの
流れは上手く出来ていたと思う。リリーとして言われのない
被害だったね

ロサンゼルス市警察
レックス・ウィンターズ (Skeet Ulrich) 刑事、3人の子供の父、妻・ケイシー
トマス・TJ・ジャルザルスキー (Corey Stoll) 刑事、ウィンターズの相棒
アーリーン・ゴンザレス (Rachel Ticotin) 警部補、勤続20年のベテラン

リカルド・モラレス (Alfred Molina) 地方検事補、メキシコ系移民の父
ジョナ・デッカー (Terrence Howard) "ジョー"、地方検事補、政治的野心も強い
エヴリン・プライス (Regina Hall) 地方検事補、モラレスとコンビ
ローレン・スタントン (Megan Boone) 地方検事補、デッカーのアシスタント
コニー・ルビローサ (Alana De La Garza) 地方検事補、オリジナル版から異動
ジェリー・ハーディン (Peter Coyote) 地方検事、デッカーらの上司

ミワコ・ニシザワ (Tamlyn Tomita) 検視官
--- (Steven Zirnkilton) Narrator (voice)

スーザン・ウォーカー (JoBeth Williams) リリーの母、28年前ドラッグ中毒
ジル・ジェニングス / グウェン・コールター (Paula Malcomson) 長女、ファッション店
テリー・ブリッグス (Jeff Fahey) 元警察官
マックス・スタインバーグ (Adam James) ジルの弁護士
ダグラス・ブリックス (Jonathan Scarfe) テリーの夫
本人出演 (Khloe Kardashian) モデル、テリーと溝
ソニア・ハーシュ (Elaine Kagan) 判事
グレタ・トーマス (Brooke Lyons) テリーの助手
ロビー・ネイサン (Lori Alan) 評論家、パーティー主催者
マーティ・フォックス (Robin Thomas) テリーの会社の責任者
バリー・ベイトース (Jay Jablonski) マッサージ店
ノラ (Najla Bashirah) ジルの店の店員
エリー・ジェニングス (Lucy Butler) ジルの母
トニー (Lonnie Colon) リムジンサービス社・責任者
ハリー・ライス (Christopher Doyle) 車の窓から指紋、仮釈放
デビッド・ジェニングス (Brian Hatton) ジルの父
アレクサンダー・エメリー (Griffin Matthews) ブティック店員
ライアン・ミーチャム (Shannon McClung) SID
リリー・ウォルカー (Jaime Taite) 被害者、次女
--- (Laura Meadows) Bar Patron
--- (Sapphire) Bank Customer
--- (Desary Vailencour) Gallery Patron

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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