LAW&ORDER:クリミナル・インテント
(aka.LAW & ORDER:犯罪心理捜査班)
Law & Order: Law & Order: Criminal Intent





第3話 依頼殺人のからくり Smothered

脚本/Rene Balcer、Marlane Meyer
監督/Michael Fields
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ベッキーロイス・ラムニーデールに喫茶店で会うと、良い
商売が有る事を聞かされる。ロイスとデールは新しい人生を
始めようとしている二人だが、二人ともドラッグ中毒の患者たち
で金も無いが、ベッキーの話にきな臭さを感じていた。ベッキー
は二人の男性を案内するだけの簡単な仕事だとし、体の関係は
無くただ商事に連れて行ったりするだけの仕事だという。

ロイスは引き受けることになり、ベッキーと共に彼女が連れて
きたビリーラリーの相手をすることになる。しかしロイスは
二人の服が新品だが、商品のタグが付きっぱなしになっている
事を知り、二人とも逮捕歴の有りそうな人物だと疑う。
トイレに入るフリをして、ロイスはデールに怪しい人物の相手
をさせられているので今すぐにホテルの方に来て欲しいと頼む。
しかしデールは実家は大金持ちだが、勘当された様な立場で、
現在ホームレスだった。
デールは母親の住んでいるアパートの顔なじみのコンシェルジェ
の男性からタクシー代として20ドル貸して欲しいと頼むと、
その金でロイスの元に行こうとする。
しかしその頃ロイスは、ビリーによってベルトで首を絞められ
殺害されていたのだった。

4日後に遺体がホテルのベッドの中から発見される。
マットレスを敷いた下に隠されていたのでしばらく気がつかれ
なかったのである。
遺体を調べるエイムズとゴーレン。
4日前にこの
ホテルの部屋を借りているのはベルギー大使の人間
である事を知る。そして
上着のボタンが現場に落ちていた。
手には
防御創が有り、注射痕も発見される。足の指が折れている
こと。また遺体の
ストッキングにおがくずとウロコが付着して
いた。

11月15日(水)、ベルギー領事館でホテルの部屋を借りていた該当
者から話を聞く。するとホテルは11時に出た事を告げ、自分は
月に一度妻公認でハメを外して良いことになっていた事を語り
売春婦と関係を持っていたことを認める。しかし殺害は否定する。

検死官から遺体の注射痕はかなり古い物で、微妙なドラッグ
反応が出たくらいだという。またリチウムが出ていること。
そして
妊娠8ヶ月の妊婦である事を知る。もしかすると妊娠を
知って薬物を絶とうとしていたのではないか?と推察する。

11月16日(木)、
メリディアンバーへ。
バーデンダーの男性から、被害者の女性について聞いて回る。
するとベルギー人の男は月に一度やってくるとのことで、相手
はベッキーという売春婦だという。ベッキーについてはカウン
ター席にいるランディがよく知っているとの事だった。
ランディに話を聞くと、彼は売春婦の送迎係で、いつも適当
な場所に送っているという。ベッキーはいつも港の見える
バーに連れて行ったとのことを聞くと、ゴーレンは
シャノンの
店だとすぐに推察する。

シャノンの店で話を聞くと、木曜日にジャッキーはロイスと
一緒に来ていた事を聞く。ロイスが来たのは二度目で、木曜日
に来たときは12時頃出て行ったとの事だった。

その頃ロジャーはベッキーの元にいくと、これで取引は終了だ
とし、金を手渡すと二度と関与するなと言われる。

ベルギー人は8時にベッキーと逢い、ホテルに行き11時に一人
でホテルを出ている事が確認される。ベッキーはそのままホテル
に滞在し、シャノンの店に行きロイスたちと逢っていた事が
分かる。

11月17日・ロイスのアパート。銀製品を発見。
ランス・ヴァン・アッカーの馬術大会優勝のトロフィーだった。
11月20日・
ヘンリーの店(ランドリー)へ。
デールが両替機を壊していったとし、彼は公園に住んでいる事
を知る。
11月21日・
イーストリバー公園へ。
張り込みしてデールを捕まえる。
11月23日・デザイナーウェアハウスへ。
犯人が着ていた服のボタンがこの店のものだと知る。
店員のジャニスは夫・ラリーのものだと告白する。
11月24日・
ラルストンタワーへ。
何故ビリーをヨットのコックとして雇ったのか聞く。
12月6日・ラナ・バーグマンのアパートへ。
プリシラが所有していた競走馬を小切手で購入した話を聞く。

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元麻薬中毒患者だった女性・ロイスが殺害されて発見される。
証拠をたどって少しずつ真相をたぐり寄せていくと、そこには
金持ちの母親・ヴァン・アッカー家の問題が関与していることが
判明する。

何のひねりもなく証拠を追って順調にロジャーの元にたどり着
いたなと思えば、最後にヴァン・アッカー家の抱えている問題点
が面白いように浮かび上がる物語だった。

捜査過程には無理がなく、順序立てして描かれていったけど、
最後は少々強引な自白を引き出した内容であり、これが証拠
能力として利用できるのかよく分からないものが有った。

母親が持つ子供への愛情。
デールが何故プリシラの元に戻りたくないと考えていたのかが
今回のドラマを象徴していて、ロジャーはあくまで利用されて
いただけという辺りがサプライズとして描かれる。

プリシラにとってロジャーが浮気しようが関係なく、本人は
復讐したのかと思っているようだけど、プリシラには息子の
事しか頭にないような感じだったね。

話を聞いていくウチに、ビリーもラリーも人を殺すほどに悪い
人には見えなかったけど、やっぱり金によって人は踊らされて
しまうものなのかな。

ロバート・ゴーレン (Vincent D'Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

プリシラ・ヴァン・アッカー (Kathleen Chalfant) 母親
デール・ヴァン・アッカー (Geoffrey Nauffts) 息子
ロジャー・ルーカス・ジェームズソン (Will Lyman) プリシラの夫
ベッキー・スターク (Susan Misner) 売春婦
ラリー・フォールズ (James Hanlon) ジャニスの彼
ロイス・ラムニー (Funda Duval) 36歳、被害者
ホールデン (Jerry Lanning)
ビリー・コッフィ (Stephen Beach) ラリーの仲間、ヨットのコック
--- (Ronald Guttman) Belgian Diplomat
--- (Isiah Whitlock Jr.)
ジャニス・フォールズ (Kristen Kelly) 洋服店店員
ランディ (Ramsey Faragallah) バーでベッキーの情報を語る
マーテル (Tracy Howe)
フェイスト (Robert Levine) 罪状認否の判事
エバン (Oliver Solomon)
アンダーソン (Lou Bonacki) コンシェルジュ
ラルストン (Peter Ratray) ビリーを雇う
--- (Gordon Joseph Weiss) Suspect
ラナ・バーグマン (Susan Tabor) 馬のMr.リンカーンを購入
--- (Les J.N. Mau) Young
Mr.スローン (Larry Fleischman)
ディンゴ (Sean Martin Hingston)
ドーソン (John Seidman)
バトラー (Jonny Spanish)
クラーク (Manuel Terron) Clark
マンクス (Beth Kucharczyk)
--- (Harry Perdon) Court Clerk
パンザレラ (John Leyman) サイン偽造

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