LAW&ORDER:クリミナル・インテント
(aka.LAW & ORDER:犯罪心理捜査班)
Law & Order: Law & Order: Criminal Intent





第5話 暴走する欲望 Jones

脚本/Rene Balcer、Geoffrey Neigher
監督/Frank Prinzi
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アンジー・スワレス(24歳)は、弁護士のヘンリーと性的関係に
有った。ヘンリーには妻・デニースが居るが、彼女が起きる前
に帰るとして出て行く。
ヘンリーはそのまま帰宅し寝ていると、妻から来て欲しいと
言われる。言われるままキッチンにいくと、なんとそこには
使用済みのコンドームが落ちていたのである。ヘンリーは昨日
依頼人をそういう所に連れて行った事を告げ、何とかその場を
取り繕う。

ヘンリーは弁護士事務所を経営していた。
この日はパデュー大とミシガン大のバスケの試合に賭けていた。
そんな中、社員の一人、ランド・バウワーズがやってくる。
示談にしたというランドに対して、もっと金が取れたハズだと
して激怒するヘンリー。しかし示談にしなければ寧ろ懇意にし
ている医療関係者の事を調べられて、危ないのはこちらなの
ではないか?と告げる。ヘンリーは首にすることを告げるが、
ランドは既に別の事務所から声がかかっているので辞めると
いう。ここには将来が無いと。
そんなヘンリーの元に愛人のアンジーから電話が鳴る。
アンジーはヘンリーに何とかリラックスして欲しいとして、
シルクの下着を着て、浴槽に香水を入れ彼をリラックスさせ
ようとするが、忙しいので一緒には居られないとすると、突然
アンジーは奥さんと別れてと迫る。すると
ヘンリーは彼女を
浴槽に押しつけて殺害
してしまう。

またヘンリーはマリーという女性とも付き合っており、喫茶店
にいくと、何処かで二人でそろそろ落ち着いて暮らしたいと
言われる。

殺人事件が起きたとして、ゴーレンとエイムズは現場へと足を
運ぶ。殺害されたのはアンジーだった。遺体は
マニュキュア
を塗り口紅、化粧、シルクの下着を着ている
ことから惚れ込ん
だ相手と会っていたのではないかと推察。
アンジーを知る男性から話を聞くも、いつも彼女の元には夜
8時頃ワゴン車が来て連れて行ったという。クイーンズにある
スペイン系を相手にしたバーで働いているという。

4月3日(火)、
エストレラバーへ。
店主から話を聞くと、ここ二、三日アンジーは店に来ていない
という。客とは話をさせるだけでそれ以上の関係は禁止にして
いるという。ゴーレンはティアという店の女と踊りながら
アンジーについて聞くと、彼女は8ヶ月前に骨折したのに、店
の対応は冷たかったことを告げる。そして彼女には白人の彼氏
が居ていつか一緒になると言っていたという。

現場から手がかりは何一つ見つからなかった。指紋は押し入った
形跡もない。しかしコカインが検出されたという。知人による
犯行は明らかだという。

そんな中、第二の事件が起きる。
4月4日(水)、
ロッカウェイビーチで、サーファーが女性の遺体
を発見する。死後2日は経っているという遺体はマリー・ライマ
ーという女性だった。彼女も溺死ではあるが、海で殺された
のではなく、バスタブで殺されたであろうラベンダーの臭いが
検出される。

一方その頃、デニースは自宅のガレージで夫のヘンリーが
車のトランクに入っている女性ものの下着や服をゴミ袋に
入れている姿を見かける。

4月5日(木)、検視局のロジャースから報告が入る。
二人目の遺体、マリーから
コカインとアルコールが検出された
こと。そして食後1時間後に殺害されている事。
背中に傷があり
恐らく半年くらい前に付いたものだという。
アンジーにも8ヶ月
前に骨折
していたという証言を得ていた。

そんな中三人目の遺体が発見される。
溺死ではなく、絞殺されたもので、被害者は一人でジョギング
をしていたディアドラ・カーナハン(33歳)だった。彼女は
裁判所の職員として働いていた。
被害者の通話記録などから、
ヘンリー・タルボット法律事務所
に電話していることが判明する。

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女性が次々と殺害される事件が発生する。
殺害されるものに共通するのは、身長が150cm前後と小柄で有り
何らかの傷を負い、被害者として訴えようとしていた人物だっ
た。

比較的容易に犯人特定にまではこぎ着けたものの、相手が腐っ
ても弁護士という事も有り、現場からは証拠らしい証拠が一切
出てこないもどかしさが有った。

最初にゴーレンが容疑者のヘンリーと逢った際に、確かに身長
の差が気になっていたけど、身長にコンプレックスが有る
からこそ小さな女性を求めているであろう心理描写が存在
している。

ただ正直、なんでこんな男性にそこまでハマってしまうのか
というくらい、女性達がヘンリーと付き合う姿があったな。
結婚している相手に魅力を覚えるという人も居れば、生活感が
出まくって魅力が無いという人も居るのだろうけど、ここでは
随分女性がヘンリーに対して、目をハートにしている姿が有り
そこまで良い男か?という感じはする。

妻が最後まで夫を信じたい気持ちも分かるけど、女性は
随分と資産家でも有るし、男性の浮気を知りつつも、逃げている
現実がある。二人の子供が居るという状況を考えると容易に
別れられないにしても、資産家であることやこれだけの事をし
ている人物であるならば慰謝料を相当取れそう。まぁ金が
無くて完全に寄生している人物だけどね。

エイムズを使ってゴーレンと共に自供を引き出す流れという苦しい
流れだったし、夫だけでなく妻側からの自供を引き出さねばならない
苦悩があったけど、一応上手くまとめてきたかなと。

ロバート・ゴーレン (Vincent D'Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局

--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

デニース・タルボット (Karen Young) ヘンリーの妻、資産家
モー・サーマン (Thomas G. Waites) モーズ・ダイナー店主、闇賭 博
デイナ・ノーラン (Jennifer Dundas) ヨークヴィル病院看護師
アンジー・スワレス (Daniella Alonso) 24歳、"エストレラバー"ホステス、1人目の被害者
ランド・バウワーズ (Matthew Rauch) 弁護士
ティア (Patricia Rae) "エストレラバー"ホステス
ヘンリー・タルボット (Griffin Dunne) 弁護士、ギャンブル、コカイン
ラルフ・ウェザース (Willis Burks II) アンジーの知人
イリーナ・コンチャロフスキー (Etya Dudko) 愛人、3人目の被害者カイロプラクティック師
マリー・ライマー (Tina Jones) 愛人、2人目の被害者
イワン・カサメイヤー (Angel Caban)
トーリバー (Carlos Molina) 刑事
ワーツ (David De Beck) 刑事
ディノビ (Barry Finkel)
アンナ・カマーチョ (Caroline Strong)
ベス・マンヌ (Diane Cossa)
Tsiu (Fay Ann Lee) 看護師
ジェイクス (Craig Alan Edwards) 巡査部長
マックス (John Roney)
--- (Eliot Sash) 所轄 警視正

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