LAW&ORDER:クリミナル・インテント
(aka.LAW & ORDER:犯罪心理捜査班)
Law & Order: Law & Order: Criminal Intent





第21話 難病のベストセラー Faith

脚本/Rene Balcer、Theresa Rebeck
監督/Edwin Sherin
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ダグラス・ラファティエリカに逢わせてくれと告げる。
クリスティはダグラスをエリカの家に連れて行く。
すると養母のバーブと養父のトビーが出て来て、ダグラスの
ぶしつけな行為にエリカは怒っているとして、なかなかバーブは逢わ
せようとしなかった。直接逢いたいならば書類にサインしてくれという
バーブ。なかなか逢わせようとしないバーブに失望し、ダグラ
スはエリカという人物は架空の人物で有り、クリスティに対してこの家
はうわべだけだとし、君は弁護士を雇うべきだと告げる。エリカは帰っ
て欲しいと言っているとバーブは告げるが・・。
治安の悪い11番街で二人の売春婦は、車が燃えているのを
発見。その中にはダグラスが乗っていた。

現場を調べた刑事によると、ダグラス氏のコートの中に入って
いたスプレー缶から発火したのが燃えた原因だという。
しかしゴーレンは遺体には3発殴られた跡が有る事を告げる。
被害者のコートからアセトンの臭いがするという。調べてみると除光液
に使われるものだった。サイフは無くなっているが車の中に書類が
残されており身元は判明していた。ゴーレンは社内に血と頭皮と皮膚片が
ついているとし、犯人はここに座って殴ったのだろうと告げる。
血痕は殺したときに付着したのではなく、
恐らく別の場所で
殺害して遺体を動かした際に付着したモノ
だと告げる。遺体
にはキーホルダーが付いていてそこにはガレージの鍵が有った。

5月8日(金)、ダグラスの家へ。
傘の一部が落ちている事が判明。化粧品が入ったダンボール
箱が有り中にはマニキュアなどが多数入っていたが、除光液
は見つからなかった。室内の
パソコンのデータは全て削除
されている事が判明する。
室内にはダグラスが生前獲得した
ピューリッツァー賞の盾が
飾られていた。1968年ベトナム戦争での取材で獲得したもの。
ニュース雑誌ばかりが室内に置かれていて殆ど趣味らしいもの
が有るようには思えなかったが、何故か
医療機器のカタログ
が置かれている事が判明。
昨年妻を亡くしているが、ここ三ヶ月で銀行口座から定期的
に金が引き出されている事が判明する。
半年で11万6千ドル
程だった。エイムズは急いで通話記録を調べる。
ゴーレンはこれまでの状況を見て、頭の回転の速い女性による
仕業だと考える。しかしディーキンスは、わざわざ治安の
悪い地域に遺体を連れて行ったのは何故なのか?と問う。
ガレージでも良かったのではないかとのこと。それを聞いて
ゴーレンは容疑者像として注意深くはあるが痕跡を消すために
過剰に起こした行動であり、ダグラスに対する愛情は一切無い
とプロファイルする。

そんな中、ダグラスには息子・ジェリー娘・キャロルが居る
事が判明。しかし母が亡くなって以降、父はより気難しく
なってしまったという。先日も買い物に行った際に
ブルガリの
店で時計を購入しようとしているのを見かけた
という。声を掛
けたが迷惑そうな顔をされたとし、恐らく恋人へのプレゼント
ではないかと告げる。

5月11日(月)、
ブルガリで購入したダグラスについて聞く。
女性用の時計を購入しており、そこには
"生きる理由を与えて
くれたエリカへ"
と彫るために預かっていたという。
女性は
右手が不自由
な事のようだという。

5月12日(火)、クイーンズの
医療機器販売店へ。
店員から車イスを納入しようとしていたところだとし、三ヶ月
前にも右手が使えないとする人の為の車イスを特注したとの
こと。その相手はエリカ・ウィンダミアという人物で14歳だ
が40kgしかない人物だという。医療機器だけで3万ドル支払って
いる形跡が有った。恐らくここ半年で知り有ったものだろう
とのこと。空虚さを埋めるために恐らく病気の子を援助して
いたのではないかという。
そんな中、6月前から有る人物に対して頻繁に連絡を取っている
事が分かる。

EMSで働く職員だった。
職員の男性に話を聞くと、エリカに連絡を取りたいのであれば
サイトにメッセージを書き込めばいいのだという。そして彼女
について知りたければ本を読むべきだと告げる。
"闇を抜けて"
という本を書いている事を知る。

5月14日(木)、
グリーン出版社へ。グリーンから去年の秋に
発売した本でベストセラーになったものだという。編集を
担当したクリスティが文章を相当手直ししている事が分かる。
彼女に話を聞くとエリカはALSと呼ばれる難病だとのこと。
エリカに逢わせて欲しいとして、住所を聞くがクリスティには
メルアドしか分からないという。いつもは養母のバーブやトビー
と一緒に暮らしているとの事だが・・・

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■エリカという名の偶像

エリカはALSという難病で、彼女が出版した"闇を抜けて"
という本がきっかけで、世間に認知されるようにナル。
読者はエリカに同情したり、支援を申し出る人物が多いとの事だが
大抵の人は本で書かれている出来事なのでエリカがどういう人物なの
かは、本の中でしか知らない。
果たして彼女はどんな人物なのか。
日本ならばもう少しマスコミの力が大きいので、すぐに追求されてしまい
そんな感じがするけどね。

■殺害されたのはピューリッツァー賞も受賞したダグラス

殺害の痕跡は多かったので、犯人の特定はそんなに難しそう
には思えなかった。しかし手強いのは、エリカという人物
が居ると思い込んでいる人物が居ることか。

色々犯罪に荷担している人物が多いけれど、大抵の人は詳細
までは知らずに荷担させられているという感じなのだろう
か。

■ダグラスは現実逃避

この方は何故自分の子供達とは背を向けているのかイマイチ
よく分からない。子供たちからは歩み寄る姿が有るのに、
妻の死が関係しているのか。

■エリカを支援するもの

何と言っても遺伝学の権威でハドソン大の教授がバックについ
ている。本にはそんな教授のお墨付きがついているという事で
信じてしまう人もいるのかも。単に肩書きを貸しただけみたい
な感じだけど、エリカが徐々に架空の人物ではないか?という
ことで、カントラーも焦って出版社に乗り込んでいた。
彼も安易に仕事を引き受けてしまったという事なのか。

流石に人工呼吸器の件と家から荷物が無くなったことで、
教授も存在しないという事を信じたか。

■詐欺事件として立件

エリカの事を居るとしているバーブだけど、その信じ込み方
はハンパじゃないな。そしてその流れをカバーしている
クリスティ。病気を経験すると他人に優しくなれるという事は
有るのだろうけど、ここまで狂信的なのは凄いような感じが
する。

■嘘には嘘で対抗

保険金が入るという事で嘘をついていたけど、なんかこの
方法で自供を引き出しても、弁護士が居れば簡単に警察の誘導
尋問だとして、ひっくり返されそうな感じもするな。

ロバート・ゴーレン (Vincent D'Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

バーブ・ウィンダミア (Mia Dillon) エリカの養母
ダグラス・ラファティ (Remak Ramsay) 元従軍記者
デビッド・カントラー (Matthew Sussman) ハドソン大遺伝学教授
トビー・ウィンダミア (Adam LeFevre) エリカの養父
Mr.グリーン (Bill Raymond) グリーン出版
クリスティ・ウィルクス (Polly Draper) グリーン出版編集者
エイブラムソン (Philip LeStrange) 刑事
ジェリー・ラファティ (Christopher Durham) ダグラスの息子
キャロル・ラファティ (Marianne Tatum) ダグラスの娘
レン・ジェンキンス (Guiesseppe Jones)
マーレイ (Victor Truro)
トリクシー (Cyndi Coyne)
ジェイコブ (Sal Mistretta) Attorney
ニーナ (Sondra Wymar)
アトゥル (Dariush Kashani)
--- (Steve Harper) Police Assistant

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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