LAW&ORDER:クリミナル・インテント
(aka.LAW & ORDER:犯罪心理捜査班) シーズン2
Law & Order: Law & Order: Criminal Intent





Oct. 6, 2002
第2話 解の中のSOS Bright Boy

脚本/Rene Balcer、Marlane Meyer
監督/Frank Prinzi
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少年ロビーは喫茶店で児童福祉局のキム・スティーブンス
面会する。僕が楽しむことをパパは嫌うのだというロビー。
土曜日の事も学校に行けば出来るのではないかというキムに
対して、ロビーは
今日話したことは僕の口からパパに話したい
というロビー。

キムの元に市長の助役をしているビル・ウェブスターから電話
が鳴り、組合のハーディーからディナーのキャンセルが有った
ので一緒に食事をしないかと誘われる。ウチの部の予算の話を
聞いてくれるならば行くというキム。

キムは児童福祉局として働いており、この日も麻薬中毒の両親
に育てられて居る4歳と6歳の子を引き離す。更生したら返すと
告げる。

一方キムはビルの会う中、ビルは新聞を買ってきてくれないか
として車の中から告げる。車から降りて向かいの自販機で
新聞を購入する中、突然キムは後ろからクビを絞められて殺害
される。ビルはそれを目にして助けを求める為に車のクラクション
を必死で鳴らすが、犯人はビルを銃で発砲して逃走する。

すぐに現場に警察官が駆け付ける。
ゴーレンとエイムズも現場にやってくるが、周り近所では
銃声は聞いたが犯人は見ていないという。助役は直前に妻に
電話しており、ハーディーと食事を終えたと話しているが、
ハーディーに確認したところ食事はキャンセルして自宅に居た
との事。車には
紫のカシミアのセーターを来た同乗者が居たで
あろう形跡
が有る。サイズは細身の二号でVネックのセーター
だろうという。車の窓は開いていて、
新聞を取ろうとして手を
伸ばしていた最中に撃たれた
のではないかというもの。
しかし誰に新聞を頼んだのか疑問だった。
新聞の自販機を調べれば硬貨から指紋が検出されるだろうと
の事だが、既に金は盗まれた跡だった。しかしゴーレンはそれ
を回収している男性から話を聞くと、確かに黒い車から降りて
来た女が新聞を買っていたという目撃証言が有った。
助役の
通話記録を調べると、児童福祉局に電話している事を
知る。
児童福祉局で女性の情報を調べようとしている中で、高速下
で女性の遺体が発見された事を知る。被害者は児童福祉局で
働いていたキム・スティーブンスだった。
被害者の首に付着してた爪痕から、容疑者はアドルフだと
分かる。
アドルフを取り調べすると、彼は麻薬中毒患者で昼間に子供
を児童福祉局に取り上げられていた事を知る。しかしアドルフ
によると警察官だという人物から爪を切られたという。

5月8日(火)・児童福祉局。
彼女のオフィスに行き、彼女に恨みを持つ人物が居ないか
尋ねる。しかしそんな人物は居ないとし、彼女は家族を元に
戻すプロだったという。ゴーレンは彼女のオフィスに有る
多数のメモを目にする。記録にはない案件であり、大学の
入学審査のような事を個人的に請け負っていた事を知る。
子供で大学を受験するというのは天才児であり、そういう
特別な施設は少ないという。

その頃、ロビーの父・デビッドは大学に呼び出されると、
レオナルド教授からは、入学審査員が亡くなったので、入学審査
の手順を変更したとし、ロビーの入学を許可すると語る。

ゴーレンとエイムズは天才児を受け入れている大学へいく。
レオナルドから話を聞くと、入学の条件は成績以外にも社会や
学習の重圧に耐えられることだという。
何故市の福祉局員が入学の評価依頼をしていたのか?と問うと
キムからの志願で、元々社会事業と心理学の学位を持って居る
人物だという。入学枠は6人で志願者は8人居たとのこと。
木曜日に最終選考が有り、その際に、キムから入学予定の子の
評価の提出が有るハズだった
との事だった。彼女の評価無しに
どのように入学を決めたのか?と問うと、IQとSAT(大学進学適性
試験)で決めたのだと語る。

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市長の助役が車の中で射殺体として発見される。
車に同乗していた人物が居る事が分かり探していると、
児童福祉局の女性社員の一人であり、その人物もまた殺害
されて発見される。狙いは女性の方である事を知ったゴーレン
たちは殺される直前に彼女が担当していた案件を調べていく。
すると天才児の少年と関わっていた事が判明する。

ドラマとしてはかなり微妙なところを行っている感じ。
ゴーレンの優秀さは分かるけど、あまり正面から頭脳対決
するというのもゴーレンありきドラマになってしまって
どうも嫌みに見えてしまう。

子供との駆け引きに於いて野球の流れを通して自供を引き出す
ところなどは面白く出来ていたし、ゴーレンもある種、天才児
と似たような一面が有るとは思うので、その辺の感覚をもう少し
前面に出して、気持ちの共感なり、心情なりを掴んで欲しかった。

ドラマは父親が叶えられなかった夢を子供に押しつけるという
身勝手な所から発生したものだった。
父親もある種の天才肌だったが、失読症という難儀な一面を
持った事で大成しなかったようで、子供が同様の能力が有る
訳では無いのに天才児として作り上げようとするのだから
不可解なものがある。

子供のついた小さなウソが殺人に発展してしまうという悲しい
内容で、全て子供のためにしたことであれば、最後は自供せよ
とばかりに詰め寄る様は面白く出来ていた。

ただやはり容疑者を特定する流れはちょっぴりピンポイントに
物事を捉えすぎていて、強引かなと思う所もしばしばあった。
タイトルにもある数式の中のヘルプ、自殺願望なんて普通気が
つかないよね。

父親を演じたTim Guineeは、グッドワイフのアンドリュー・
ワイラーという子連れ探偵のような役所を演じていた人。
最近ではJ・J・エイブラムス製作の海外ドラマ「Revolution」
ベン・マシソン役を演じている。

ロバート・ゴーレン (Vincent D'Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

デビッド・ビジョップ (Tim Guinee) 父親、教育熱
ロビー・ビショップ (Liam Aiken) 息子11歳、天才児?
レオナルド (Lisa Eichhorn) 教授
ビル・ウェブスター (John Hillner) 市長助役、浮気者
キム・スティーブンス (Phoebe Jonas) 児童福祉局
アドルフ・キュリック (Joshua Burrow) 麻薬中毒の夫
Mrs.ラスムセン (Charlotte Booker) 母
チャーリー・ラスムセン (Gabriel Millman) 天才児?大学を辞める
マニー (Rick Shapiro) 現場の刑事
フィリス・モンロー (Aleta Mitchell)
デーブ・ウッド (Eric McLendon)
ジョアン・クュリック (Jennifer Albano) 麻薬中毒の妻
ジェナロ (Joe Gonzalez) 刑事
リッチランド (James Hindman) 刑事
--- (Patty Parker Mathes) Reporter

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