LAW&ORDER:クリミナル・インテント
(aka.LAW & ORDER:犯罪心理捜査班) シーズン2
Law & Order: Law & Order: Criminal Intent





Oct. 27, 2002
第5話 幻の骨とう品 Chinoiserie

脚本/Rene Balcer、B. Mason
監督/David Platt
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ガストンパンは書道家のスーに依頼し、文章の偽造を行わせ
る。年代物の紙に見えないとして不満を告げるパンだが、ガス
トンは十分だという。

チャイナタウンで買い物をしていたアニーと二人の子供達。
アニーはパンが建物のドアから出てくるのを知ると、突然
"ファピチサレン"と呼び、"天安門"を口にして男を追いかける。
しかしパンは車に乗ってしまうとアニーはそれを見失う。
ガストンはパンに対して誰なのかと問うと、パンは放って置けば
良いと告げる。アニーは夫・ジョン・リトルトンに電話すると
家に帰ろうとする。しかし突然チャイナタウンでは多数の歩行者
が居る中で銃声が聞こえ
アニーは二発の銃弾を受けて殺されて
しまう


ゴーレンとエイムズは現場へ。
刑事から現状を聞かされ、被害者はアニー・リトルトンだと聞
かされる。至近距離で撃たれたもので、
殺害時刻は午後3時6分
エイムズはアニーの通話記録から2時56分にジョンという人物に
電話している事を告げると、警察官は電話した相手はそこに居る
夫のジョン・リトルトンだろうと語る。ジョンは財務省の役人
の息子だった。

ジョンから話を聞くと、会議中に電話がかかってきたという。
チャイナタウンには恐らく買い物に行ったのだろうと。
アニーの故郷は北京だと告げる。ゴーレンはアニーの娘の
スーザンから話を聞く。するとママは走って行ったのだという。
現場近くの店員から、被害者の女性は"ファピチサレン"と叫んで
走って行ったという。
北京語のようなので意味はわからないと
いう店主は広東語圏の中国人だった。また別の目撃者は英語で
"彼を止めて"と叫び"天安門"だと語っていたことを告げる。

ジョンから話を聞くと、
1992年に北京で妻と出会った事を告げ、
当時私は国務省のインターンで妻は学生だったのだという。
妻は年に一度北京の実家に帰省するという。
ゴーレンはジョンに"ファピチサレン"とは何か?と尋ねると
ジョンは知らないとして返答を拒否する。しかしゴーレンは
貴方ならば知っているハズだとし、意味は"怒鳴る殺人者"だと
いう。恐らく
アニーは天安門事件で人民解放軍によって殺害され
る学生の姿を目にした
もので、その殺した軍人も見ているハズ
だという。出国時の条件としてそれを語る事を口止めされたの
だろうと告げると、ジョンはそれを認める。
中国からの移民は殆ど元軍人であり、それは徴兵制がある為
だという。軍人の記録は無いし、天安門事件で軍人がした事を
法的には問えないことになっているのだという。天安門事件
での行動が合法ならば、逃げた理由は別に有るハズだという。

美術品コレクターのルシールリーアムは、パンとガストンに
遭う。パンとガストンは文章は大丈夫である事をルシールに
告げるが、ルシールは不安がる。

ゴーレンたちは改めてアニーが亡くなった現場へといくと、
アニーの行動から恐らく建物から出て来た男を目にした事で
追いかけたのだろうと。建物を調べると、老人がこの部屋を
二週間借りていたと大家は語る。中国系の男(パン)と白人の男
(ガストン)が出入りしていたとし、昨日の午後三時頃にも
現場に居たとのこと。室内を調べると、
文書偽造の現場であり
使用された紙は最高級品であり、紅茶や蝋で色告げした跡が
ある事を知る。正式の公文書の封蝋の跡だとし、文章の文字は
清の初期の楷書だという。"痩金体(そうきんたい)"を元にした
文字だと告げる。

6月6日(木)、書道研修所 HSU CALLIGRAPHY STUDIO
6月7日(金)、JFK空港・税関
6月11日(月)、ベンフィールド競売商
6月14日(木)、指紋分析室

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チャイナタウンで中国人女性が殺害される。
女性が叫んでいた言葉から、天安門事件に於ける学生を殺した
軍人を見つけ、それに言及する女性を殺害したかに思われた
が、調べていく内に中国の清の時代の美術品の密輸に関係
している事を掴んでいく。

文章を偽造していたけど、密輸ではないことを証明する為の
公文書か何かを偽造していたという事なのだろうか?

ゴーレンもいよいよ中国の文化・古美術品や北京語にまで
言及し詳しいのかなと思ったけど、色々と聞いたり調べて
いたりしたようなので、足りない知識は補っていたのかな。

ルシールが固執している理由がなんなのかが全てであり、
親を亡くす子供の気持ちというものが全てだったような感じ。
ルシールが親を亡くした理由が日本軍による空爆の被害だ
ったという事で、ちょっぴり日本人としては耳の痛い事実
だけど、天安門事件を題材として取り上げるのも珍しい
感じがするし、美術品に関してはこれとは別に清の時代の
もので有り、盗掘品の売買が中国では特に厳しい措置が有る
のねと思わず感じさせるものがあった。

ルシールが何故そんなに金持ちなのかとか、わざわざ
役者を使って盗品を運ばせようとしていたところなど、違和感
の有る部分も多かったけどね。

ゴーレンが美術品を怖そうとする勢いで情報を引き出そう
とする流れが笑えた。

ロバート・ゴーレン (Vincent D'Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

スチュワート・ガストン (Peter Frechette) 美術品コーディネーター
パン・ジャンジー (Stephen Sable) ガストンの仲間、厨房皿洗い
ジョージ・ウィームズ (Frank Wood) 映画俳優組合
Mr.スー (Kim Chan) 書道家・研究所
リーアム・モントゴメリー (Sean Cullen) ロンドン・美術コーディネーター
アラン・リッジノー (Harvey Atkin) 判事
ルシール・モブレイ (Elizabeth Wilson) 骨董収集家
ローレンス・モブレイ (John Van Liew) 孫
ジョン・リトルトン (Jordan Lage) アニーの夫
アニー・リトルトン (Karen Tsen Lee) 被害者の中国人
タオ・ジム (Leo Tran)
ハリー・プリムトン (Ross Bickell)
ホントン (Michael Hobbs)
リチャード・コウルドウェル (Bruce Kirkpatrick)
マクゴワン (Joe Richards) 刑事
イサベラ・グラドウシズク (Erin Dilly) ホテルの従業員
ジョアン・ブレワー (Selena Nelson)
シャン・リー・メイ (Nancy Wu) アニーを目撃
--- (Les J.N. Mau) Super
ステラ (Cate Smit)
フェンフィック (Michael Patrick McCaffrey)
--- (Gerrit Vooren) Latent Tech
--- (Paul J.Q. Lee) Forger
スーザン・リトルトン (Alexis Chang) 娘
ローリー・モブレイ (Jillian Stacom) 孫
フランキー・モブレイ (Evan Carrube) 孫
スティーブン・リトルトン (Austin Chang) 息子
--- (Jim Lau)

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