LAW&ORDER:クリミナル・インテント
(aka.LAW & ORDER:犯罪心理捜査班) シーズン2
Law & Order: Law & Order: Criminal Intent





Nov. 3, 2002
第6話 不正な薬品処理 Malignant

脚本/Rene Balcer、Michael S. Chernuchin
監督/Juan Jose Campanella、Frank Prinzi
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薬剤師の元に配送するジョエルと助手席に同行するリック
リックに仕事を覚えさせるために色々と薬局を回り、手順を
教えていく。朝10時30分を過ぎた頃、近道しようとして路地を
抜けようとした際に、スケボーと自転車の青年ら3人が現れ、
荷物の薬を盗み出す。ジョエルは抵抗しなくて良いとするが
リックが抵抗したために二人とも射殺されてしまう。

警察が捜査している所にゴーレンとエイムズも合流する。
犯人は20歳前後の3人組の男性でスケボーと自転車、そして
黒いワゴン車で逃走した
という。ゴーレンは右側から撃たれて
いるとし、助手席の男性を黙らせようとして撃ったのだろう
とのこと。配達ルートを調べるとピット通りやらプリンス通り
を通っていくはずなのに何故ルートを外れているのか。
社長によると恐らく渋滞をさける為の近道を教えていたのだろう
とのこと。積み荷は何が盗まれているのか尋ねると、
ソマトロ
ビンが4箱無くなっている
という。
筋肉増強剤・成長ホルモン剤
で50万ドル相当だという。
注文は4つの薬局から来ていると
いうが配達日か同じなのは不自然ではないのか?と問う。もし
かするとウソの注文ではないかとすると社長は、正規の薬剤師
からしか注文は受けつけない事を語る。薬局に仲間が居るのかも
しれないという。

6月14日(金)・ハリウェルズ薬局
薬剤師をしているザビエルは家族思いの人物だと経営者のハリウ
ェル
に告げる。ソマトロビンについて尋ねると、ハリウェルが
自ら注文したとのこと。
先月店内がスプリンクラーの誤動作で
水浸しになり、在庫を入れ替えた
のだという。ゴーレンは薬の
特製について、糖尿病には禁忌薬と書かれていることを指摘し
投与するとどうなるのか?と問うと昏睡状態に陥るハズだという。

病院に行き48時間以内に入院した若い糖尿病患者は4人いる
事が分かる。そのウチ重体の患者の一人が入院しているとのこと。
友人が運んできたもので運ばれて来たときには昏睡状態だった
という。現在両親と彼女らしき人物が待合室にいるという。

患者はライアン、そして母親のデサンティスに話を聞く。
息子は糖尿病だとし、処方された薬以外のものを飲んでいるのか?
と問うと、人にもらった薬を注射していたという。レーン・ルド
ック
という人物で、
ライアンはレスリングをしていたという。

レーンの元に話を聞きに行くと、レーンの家に庭にはレスリング
場が設置して有った。家からは盗まれたソマトロビンが一箱が
有った。残りの三箱はどうしたのかを問うと、自分は奴らから
一箱受け取っただけで、誰も殺していないと否定する。
しかし現場の足跡とレーンの足跡が一致したことを指摘し、共犯者
はすぐに捕まえる事を告げると、共犯者が捕まるまでに供述する
かどうかで話が変わってくる事を変わる。刑期のことを考えれば
最後のチャンスだと言うと、レーンは弁護士と話した結果、
地方検事の同意書が有れば協力するとして司法取引する
殺人は計画外で、銃を持っている事自体俺は知らなかったのだと
語る。弁護士は罪状として
第二級強盗と4件の文書偽造で取引した
い事を告げるが、カーバー検事としては悪くない取引だという。
しかしゴーレンは、一件はハリウェルが正規に注文した事を
口にしていたのに、何故レーンは4件の文章偽造を話したのか
疑問に感じる。


6月17日(月)・ハリウェルズ薬局
6月19日(水)・フランク・ローウェルの自宅
6月19日(水)・介護施設

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薬剤を運ぶ荷物運搬係の二名が射殺され、積み荷からは
筋肉増強剤として使用される薬物が4箱盗まれる。
病院に救急搬送された男性からすぐに実行犯たちの情報を
つかみ取り逮捕するが、供述内容が一部食い違い、薬局の
店主・ハリウェルが関与しているのではないかと疑って
いく。

薬物・筋肉増強剤の捜査をしている内に、ドキソルビシン、
ゲムシタビン、ダウチノマイシン、イホスファミドなどの
抗がん剤が大量に注文されている事を知り、それを使って
薬局の店主が濃度を薄めて販売してぼろ儲けしている事が
分かる。

帳簿のすりあわせの為にスプリンクラーを使ったり色々と
工作していたけど、凄いのは教会の牧師が寄付金を出せと
ばかりに脅迫している事実があること。

薬品を薄めて販売するとかあり得ないけど、刑事ドラマの
ドラッグ事件なんかを見ていると、ドラッグに別の薬が
混ぜられて純度が低いみたいな事が言われるし、場末の酒場
なんかでは、よくアルコールを薄めて客に出して単価を下げる
みたいな事はよくあるよね。
ただ命に関わるかどうかの抗がん剤でそれを悪用している
というのだからエゲツがないこと。

何よりも辛いのは、一人の夫婦が妻のガンの辛さを知って
自殺幇助していたとする事実。
容疑者を捕まえるためには証拠として遺体を調べなければ
ならず、そうなると主人が妻との話し合いで、薬物を過剰に
摂取していたとする事実が浮かび上がってしまう。
ただ遺体の件に関しては、掘り起こす事への拒否権は有るの
ではないかという気がするし、告白しなければ夫が自殺を
幇助したのかは分からなかったのかも。

教会から出てきた際に、上手い事みんなが居る前で彼の不正
を「クローザー」のブレンダバリに答えを誘導させて自白
を勝ち取る様が格好良かった。
いつもは協力的なカーバーだけど、自殺幇助の件ではやけに
冷たい所も有った。まぁ自分の仕事をしているということで
彼のしたことを非難は出来ないけどね。

ロバート・ゴーレン (Vincent D'Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

ジム・ハリウェル (Stephen Tobolowsky) 薬局、教会の長老
ノーマン・ミルズ (Jonathan Hogan) 教会の牧師
フランク・ラウェル (Richard Bright) 妻を卵巣ガンで失う
ルーク・ミラー (Paul Wesley) 犯人の一人
ジョエル (Scott Sowers) 薬の配送
--- (Julian Gamble) Delivery Manager
ペニー・ハリウェル (Deirdre Lovejoy) ジムの妻
--- (Ilana Levine) Luke Miller's Attorney
ドライデン (J.R. Horne) 病院施設長
レモイン (Stuart Zagnit) 配送業者・社長
カーデナス (Felix Solis)
ドリュー・ロムニー (Tyler Bunch) 処方薬を不法に施設に渡す
Mr.ミラー (Ray Luetters)
レーン・ルドックス (Jon Bernthal) レスラー、犯人の一人
リック・ギル (Chris Anderson) 薬の配送
メリンダ (Rachel Vasquez)
メイナード (Dennis Pressey) 刑事
パシェ (Uzma Majid) 医師
フレディ (Jack Thyme)
ケール (Jon Budinoff)
フォーテッリ (Jim Ward) 刑事

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