LAW&ORDER:クリミナル・インテント
Law & Order: Criminal Intent シーズン3





May 18, 2003
第1話 執着の行方 Undanted

脚本/Rene Balcer、Stephanie Sengupta
監督/Steve Shill
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高層ビルを撮影する建築家たちの姿が有った。
そんな男たちのことを尾行して撮影する若者・ノア・プレスト
ンの姿も有った。ノアはメレディスの自宅へといくと、自分は
ローレット氏の論文を書いているマディソン大学の学生である
事を告げ、この家が彼の建築デザインだと知って見せて欲しい
と頼むが断られる。何か有れば連絡して欲しいと連絡先を
渡していく。

ノアはなんとかコンテストに応募する為にモデル制作費だけで
も出して欲しいとマディソン大学の准教授・ロスに話をする。
しかし君には才能があるが無理な相談だと言われる。そして
君の秘密も気に入らないと。

ノアはアドラー建築事務所で働く中、電話が鳴る。
すぐにその場所に行くと告げると、彼は手にメモを書く
そんな中、彼は駅で血を流して殺害されるのだった。

すぐにゴーレンとエイムズは遺体が発見された駅へと向かう。
被害者はノア・プレストン(25歳)。ニューヨークの免許証と
図書館のカード、80ドルの現金だけでクレジットカードの
たぐいはないという。そもそも荷物を持っていないこと。
そして雨なのに上着を着ていないこと。そして車で来たであろ
う中、家の鍵も車の鍵も無かった。
遺体の傷は丸状のもので火薬痕などはなく、手にはインク跡
が付いていた。
そんな中37丁目で彼の車が発見されたとの連絡を受け見に行く。
ウェイツ捜査官によると、車からはエアバッグが盗まれている
との事だった。運転席に血痕が付着していることから、ここ
で刺されたであろうことを告げる。犯人は助手席にいたものな
のか。
ゴーレンは車の強盗事件と殺傷事件は恐らく別物の事件だ
判断する。

被害者の右手のメモには計算式と"隅石"と書かれていた
隅石とは建築物の隅に積む石のこと。数字は寸法だろうとし、
被害者は恐らく建築家だろうと上司のジェームズに報告する。
エイムズは凶器として使われたのは恐らくドライバーの類
と語る。

3月31日(月)・アドラー建築事務所。
彼は途中で電話を受けて帰宅したのでウエストサイドの自宅に
戻りデートなのかと思ったという同僚たちの話を聞く。
彼には税金の書類に家族のことは記されて居らず連絡方法も
会社の携帯だけだと知る。人と関わるタイプではなかったという。
更に建築家リストを調べるとノアは無資格で設計をしている
事を知る。アドラーによると、彼は免許はないが才能がある
若者だったという。デザインはよくしていたというジュディス
は、大胆なデザインだったという。
するとノアのデスクから、メアリーロスが図面が出てくる。
1925年のロス建築、いわゆるリッツタワーのものだった

ノアの自宅を調べると、とても綺麗に整頓されていた。
道具箱からドライバーが無くなっていることが分かる。
ダウンタウンの写真が壁に貼られているが、一部人が映っている
場所が切り取られている事が分かる。恐らく犯人が切り取った
ものではないかと推察。デスクには母親と息子の写真だけが
写真立てに入って居た。マディソン大学の教授・ロスからの
手紙が届いており、試験を受けるよう父親から伝言を預かって
いるとの知らせが書かれていた。君の将来を心配していると
書かれており、父の写真が無いのは過干渉の父を避ける為に
家を飛び出したのではないかと推察する。
また金の無心をしていたのではないかとするメッセージが
見つかる。

その頃、建築家のローレットはアビゲイルと面会すると、
リッツタワーの再建には経験を積んだプロが必要だと訴える。
胸を打つ作品など無意味であり求められるのは寧ろ後世に残こる
建築であり、これは私にしか作れないものだと語る。

4月2日(水)、ベン・ローレット建築事務所
4月4日(金)、ロッレット夫妻宅
4月7日(日)、バーゲン郡事務官事務所・ニュージャージー州
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建築家志望の学生・ノアが何者かによって殺害される。
彼は著名な建築家・ローレットを崇拝しており、彼の行く
先々で彼の建築物を調べは、自分のデザインへと転用していた
恐れもある。しかしサツがされたことで、彼には建築の免許が
ばかりが学生だと偽り関係者にせっしていた事が分かる。

相変わらず訳の分からないロジックが存在していて、紙に
でも書かないと流れが分からなくなる感じ。3人もの女性が、
有名な建築家と家庭を築いており、どの人物も自分こそ一番
愛されていると思っている様だ。

建築家のローレットの事務所に行くとほぼ美形の金髪女性
ばかりがスタッフとして雇われており、ローレットとの会話
の中で妻は造園業をして花に囲まれた生活をするのが
好きで郊外に住んでいるような事を口にしているが、男性の花とは
金髪の若い女性のことで、彼が求めるのはインスピレーションを
求める女性と共に後世に残す自分の作品のようだ。
誰もが生きた証を残したいとするのが人間の本能だとしても
これだけの女性が彼に群がってくるというのもステータスを
感じのことなのか。

メレディスだけは他の二人とは違う一面がある。
その事が容疑者として目をつけられる所も有ったのだけど、
アメリカの刑事ドラマではよく有る形の二重生活だけでなく
なんと三重生活をしていて、メレディスが一連の流れに
イニシアチブを持って操ることに快感を覚えているところに
ゴーレン達が上手い事、彼女が知らないとする一面を吹き込ん
で彼に対する不信感と、彼女自身がコントロール出来ていない
不安感を上手い事心理的に圧迫させることを演出して自白を
引き出していく流れへと繋がっていく。

信頼感は表裏一体のものとして存在していて、二人の間には、
確固としたものが存在しない。
当然一度芽生えた不信感を上手く膨らませれば、どちらかが
裏切ることは明らかだろうし、ローレットという人物に
固執している人物が被害者のノアだけでなく、メレディス
にも該当しているところなど、正直ローレットにどれだけの
魅力があるんだ?ってところで違和感を覚えるところも
遭った。

しかし犯人もなんでわざわざ被害者宅の家にある写真全部を
切り取らずに残したのだろうか?

そういえばエイムズが産休に入るようだ。
ドラマでは「妹のための代理出産」がどうとか、「ゴーレンの
相棒のこと」について言及していたけど、当初何を話しているのか
なと思ったら、実際にはエイムズ役のKathryn Erbeは、夫Terry Kinney
との13年の結婚生活の中で2人の子を授かり、この時妊娠していた
ようだ。
この時妊娠していたのは息子のカーソンで、2003年10月15日
に誕生した。長女のミーブは1995年10月26日に生まれて
いるということで、結構年齢差は有る感じだね。


ロバート・ゴーレン (Vincent D'Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

ベン・ローレット (Olek Krupa) 有名建築家
ロス (David Costabile) 准教授
シドニー・ローレッタ (Laura Stepp) 2番目の妻
--- (Karen Ludwig) Bergen County Clerk
メレディス・ブリーン (Jessica Hecht) 3番目の妻
ノア・プレストン (Michael Hogan) 25歳、ローレットを崇拝する建築家
アナ (Sarah Bloom) ベンの秘書
サラ (Peggity Price) ベンの正妻
アビゲイル (Maureen Anderman) 再建委員会
ジェームズ・アドラー (Davis Hall) 建築事務所
ジュディス (Meredith Zinner) ノアの働く建築事務所
ジェス (Joe Costa)
モリス (Linda Miller) 刑事
アリ (Neil Jain)
マーカス (Ron Domingo)
アイリーン (Nancy Farrell)
ウェイツ (Jim R. Coleman) 捜査官、車まで案内する
--- (Jones Miller) Secretary
--- (Rena Strober) Clerk
マーレイ (Robert C. Kirk) Sergeant


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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