February 22, 2004
第14話 付け替えられたラベル Mis-labeled
脚本/Rene Balcer、Elizabeth Benjamin 監督/Joyce Chopra
--------------------------------------------------------
タイ・バンコク。 少年のケニーは母親と共に医師・ピラパンの元にやってくる。
血友病を患っているケニーに対して、ピラパンはカルテの検査 数値を見て驚いた表情を見せる。他の病院で治療を受けていた
ことは有るのかと問うとバンコクに来る前に治療していたと いう。再検査が必要で薬を変える必要が有りそうだと語る。
香港国際空港では、知らせを受けたシャーウッドだが、医者の
過剰反応ではないかと問う。
クラレンドン社員の役員たちは、この問題を大きく受け止め
ていた。その場にいたシャーウッド、メイラー、ヨハンセン
はその対応に悩む中、副社長・ブキャナンの協力は必要だと
いう。シャーウッドは社員名簿を見ると、ブキャナンの秘書が
エリック・ダンローと書かれていることを知って良い手が 有ると語る。
シャーウッドはダンローのオフィスへやってくると、自分は ダンローと同窓生だと語り、現在は東南アジア販売部長をして
いるという。今朝タイから戻って来たばかりだと告げ、今夜 一緒に食事に行かないかと誘う。
シャーウッドはダンローに対してタイに来たことは有るかと 問うとエキゾチックな美女に惑わされて妻がニュージャージー
に帰ってしまった事を語る。人生を元に戻す為に転勤で戻り たい事を告げ、その為にも協力して欲しいと頼む。
しかしダンローはこんな事は気が進まないとして断ろうと すると、シャーウッドは転勤の為の手段なのだと告げ、私の妻
は金持ちなんだと語る。そんな中エリックに電話(アシュレー)
が鳴ると、スポーツジムに預けておく(時計)という。 その隙をついてシャーウッドも妻の方に電話をいれる。
ダンローは電話が終わると、やはりリスクが高いので力に なれないとすると、フロッピーディスクを彼に返却する。
シャーウッドは電話するとある人物を説得した事を告げ、 荷造りすると語る。
翌日シャーウッドの荷物がホテルから運び出される。 電話で依頼されタイまで運べというものだった。荷物を積もう
とする中、トランクから血が出てくるのを知る。
すぐにゴーレンたちは現場へとやってくる。 切断された胴体が車のトランクに入れられるところで発見され
たというもの。荷物はシャーウッドのホテルの一室からのもの で、部屋は勤務先が予約したものだった。彼はフロントに今夜
出発すると言っていたとし、客室係が最後に彼を見たのは 深夜3時だという。5時20分に外から電話が鳴って荷物の発送の
依頼があったという。宛先は勤務地であるタイのバンコク宛て だったというもの。しかしゴーレンはトランクは新品のケース
であることに気が付く。遺体となってケースに詰め込まれた 遺体を見たエイムズは究極の格安旅行ねと語る。
遺体を見ると首を絞められた痕が有った。
太いベルトで絞められたもので、他に荷物は絹の女性下着3枚、 香水3つ有ったことからも恋人は3人居たのかと疑う。しかし
結婚指輪は一つだと。日焼けしている後から時計をはめていた が取り外されていることが分かる。
トランク内の手紙に付着している血液だけが何故か粘着質で
という事を知る。ラボで分析して欲しいと頼む。
ホテルの部屋からは血痕は発見されなかった。 しかし浴槽を見ると明らかに遺体を解体したことによって付着
した刃物のキズが付いていた。抵抗した痕跡はないと鑑識は 語るが、カーペットの繊維がテーブルの上に置かれた食器に
付着していたことから犯人と争って落ちたであろうこと。
そして犯人は争った後に掃除しているであろうことを告げる。 またタッチペンの破片が落ちていた。電子手帳の型番を探して欲しい
と鑑識に頼む。 そんな中室内の金庫が開いたとして報告が有る。
預けられていたのは、シャーウッドのパスポート、航空チケット 現金と旅行小切手、そして8千ドルの腕時計だった。しかし2泊
泊まる予定だったのに帰国が一日早まっていることに違和感を 覚える。もしかして身の危険が迫っているのを自ら感じたもの
なのかと疑う。
2月13日(金)・スティーブ・ヨハンセンのオフィス/クランドン社。
シャーウッドが早期に勤務地に帰国しようとしていた件で 尋ねると、個人的な理由としか言っていなかったという。
帰国している時に遭った人物は誰かと問うと、製造部門の部長の メイラーと私と遭ったことは知っているがそれ以外には分からない
という。ホテルから電話した記録が有るが電話番号に見覚えは あるかと問うと、会社と実家への電話だという。彼の妻は
バンコクの風土が合わずに二ヶ月前に帰国しているのだという。 現地事務所への電話もかけていること。残りの3つの電話番号
は何処なのか知らないという。夜に何処かに長電話している 形跡が有った。
シャーウッドの妻・パッツィから話を聞く。
すると夫は埋め合わせをしたいとして戻って来たが水曜日の夜 ディナーに行く予定で、結局直前に仕事だと言われて断られた
のだという。同級生に遭うと言っていたこと。木曜の正午に ホテルから電話が鳴り夫はカウンセラーと遭いたいと言ってく
れたのに、断ってきたのだという。次はないと言ったが、 彼は構わないのでそのままタイに戻ると語っていたのだという。
復縁には真剣だったとするが・・・
2月23日(月)・クセレンドン社・品質管理部
3月3日(火)・ハロルド&アシュレー・ヒートン宅
-------------------------------------------------------- |