LAW & ORDER : 性犯罪特捜班
(Law & Order: Special Victims Unit)

http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/





第2話 美人ライターの秘密 A Single Life

脚本/Miriam Kazdin 監督/Lesli Linka Glatter
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ベンソンは店で買い物を済ませた後、帰宅する途中で事件現場に
遭遇する。
ホテルの8階の窓から女性が車のボンネットの上に
落ちて死亡
したのである。現場を指揮していたムラド刑事だが、
ここからはSVUの仕事だと言われると、ムラドはスクーチー
ジャクビー刑事を連れて署に帰ってしまう。
エリオットとオリビアは、すぐに現場を調べる。

落下した現場には飲みかけの
ワイングラスが2つ。指紋は二組
検出
される。
コンドームが落ちていること。しかし押し入った
形跡は無く争った跡もないが、オリビアはこれはレイプだと
告げる。

被害者の女性の身元が分からず持ち歩いていたパソコンを調べ
ると、毎週火曜と木曜に、精神科医・マーク・ダニエルズ
予約している事を知る。彼女の部屋の原稿などを調べると、
社会派のルポライターをしていたであろう形跡が見つかる。
そして署名記事を見る限りでは、彼女の名前はグレッチェン・
クイン
だと名乗っていた。
クインの部屋の留守電を聞くが特に誰からも連絡は入っていな
かった。
隣人に話を聞くと、何かを投げつけている音を聞いたが、それ
が誰かと争っていたのかは確認していないという。隣に住んで
いるのにろくに顔も知らない事を聞くと、オリビアはその違和感
を指摘するが、エリオットはオリビアも隣人の顔など知っている
のか?と問う。

そんなエリオットは、クイーンズに住んでいるが、子育てで
大変だった。三人の娘と一人の息子に恵まれた彼。
この日もディスポーザーが詰まってしまい、生ゴミを多く入れ
すぎた妻を責めるエリオットの姿が有った。

9月21日(火)・州裁判所。
カーマイケル検事は証人として、刑事のキャシディを召還する。
地下鉄で起きたハレンチなマンハッタンの大学教授・オーモンド
に対する件での証言を求められたのである。オーモンドは
地下鉄の中で隣に座っていた女性の胸を触り、女性の手を自分
の股間に当てたという罪を問われていたが、実は隣の女性は
既に死んでいたのである。弁護士は実際には亡くなっている女性
であるのに対して何の被害が有ったのかと訴える。

9月21日・ダニエルズの診療所へ。
話を聞きに行くが秘匿事項である事を理由に医師はあまり
グレッチェンの事を話したがらない様子。しかし両親は亡くなっ
ており、デンバーに姉・トラビスが住んでいるような事を言って
おり、妙に他人を警戒していたという。

検視医のロジャースによると、死因は落下によるものであり、
遺体の体に争った形跡は一切無いという。それを聞いたオリビア
はそれでも隣人が大きな音を聞いている事を引き合いに出し、
もしかすると男性から隠れていたのではないか?と告げる。
そんな中、精神科医のデータベースであるオルバニンの記録と
指紋が一致する人物が出たという。
ワイングラスから出たのは
ダニエルズの指紋
だったとの事だった。

ダニエルズは兄の弁護士を同行して話をしに来る。
当日非常事態だと言われ呼ばれたからアパートに行ったのだと
し、短時間のカウンセリングをしていただけだと主張する。
夜8時のアリバイを尋ねると、女性セラピストと6時半から
9時過ぎまで食事をしていたと語る。
そんな中で、エリオットの下に電話で、ライターをしていた
クインが寄稿していた
雑誌・NYレジャー紙である事を知る。

9月21日・NYレジャー紙・バディに逢う。
9月21日・レストラン・イルポストヴェキオで話を聞く。
9月21日・ダラス・ワーナーに逢う。
9月22日・喫茶店ブラックパールで話を聞く。
9月22日・パターソン高校に行き、クインの本名に知る。
9月23日、ローレル運動靴会社で父親と面会する。

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女性がアパートから落下して亡くなる。
オリビアはレイプされた挙げ句に殺されたのだとして捜査
していくが、女性が一体誰なのかを知る必要が有った。
調べていく内に、彼女が精神科医に通院して心の悩みを抱えて
いた事を知る。

オリビアが性犯罪に憤る姿は分かるのだけど、微妙にウザったい
キャラクターではある。彼女は捜査線上に浮かび上がる容疑者
に対して敵意をむき出しにするほどに、捜査しづらい状況に
陥っている感じしかしないのである。

特に彼女が優秀な捜査官という感じもしないし、エリオットが
捜査官としての凛々しい姿とは別に、家庭では子だくさんで
忙しいキャラクターであるという辺りは、面白い設定ではある。

さて今回は都会の問題を指摘した話だったのだろうか。
隣人が何をしているのか分からないというのはともかくとして、
顔さえも知らないというのはちょっぴり寂しい現実が有る。

名前を偽装していても確かめる方法もなく、捜査が難航して
しまうのだからなんとも皮肉だ。アメリカの場合IDカードが
存在するのですぐに分かりそうなものだし、クレジットカード
の世の中で、使用者名を調べるとすぐに分かりそうだけどね。

調べていく内に彼女の抱えている心の問題が明らかになって
いく。
男性に対してほぼ無節操なまでに体を合わせていく彼女の姿。
しかしそれが幼いときの虐待に起因するということ。

父親がまた新しい家庭を築いており、新たな被害者を生むの
ではないかと思わせ、被害者の姉が上手いこと証言する事で
一連の悲劇の連鎖を止めていきそうな流れだった。

裁判の流れは毎回、都会の猟奇さを現す事件を描いている
感じだね。

エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
モニーク・ジェフリーズ (Michelle Hurd) 刑事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 解剖医
ケン・ブリスコー (Chris Orbach) 刑事
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
アビー・カーマイケル (Angie Harmon) A.D.A
ブライアン・キャシディ (Dean Winters) 刑事

キャシー・ステイブラー (Isabel Gillies) エリオットの妻
モーリーン・ステイブラー (Erin Broderick)
キャサリーン・ステイブラー (Holiday Segal)
エリザベス・ステイブラー (Patricia Cook)
ディッキー・ステイブラー (Jeffrey Scaperrotta)
セレナ・ベンソン (Elizabeth Ashley) オリビアの母

マーク・ダニエルズ (Dennis Boutsikaris) 精神科医
エレン・トラビス (Laila Robins) スーザンの姉
ロバート・シダースキー (Paul Hecht) 父親・靴製造会社社長
バディ (Michael Gaston) NYレジャー紙
--- (Matthew Arkin) 弁護士/マークの兄
ダラス・ワーナー (Michael Nouri) ニュースキャスター
ムラド (Walt MacPherson) 所轄の刑事
チャットマン (Leslie Lyles) 教授
ホーキング (Liam Craig)
--- (Keenan Shimizu) Grocer
--- (Randy Lutterman) 隣人の太ったおばさん
--- (John Elsen) 警察官
--- (Lou Bonacki) 警察官
トレント・ピーターソン (Douglas McInnis) バディの部下
ペイジ (Virginia Louise Smith)
--- (Clyde Baldo) Little Suit
--- (Julia K. Murney) Waitress
--- (Mike Wiggins) Waiter
--- (Cliff Thorn) Yuppie Guy
--- (Mary Hammett) Yuppie Girl
--- (Welly Yang) CSU Technician
--- (Andrew Boyer) Maitre D'

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