LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 (Law & Order: Special Victims Unit) http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/

第4話 売春婦連続殺人 Hysteria

脚本／Dawn DeNoon、Lisa Marie Petersen 監督／Richard Dobbs
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ステイブラー家では朝食の際に、子供達の話を聞く。
モーリーンは親友同士が喧嘩したので、自分も相手と絶交しろ
と言われている事を告げる。次女のキャスリーンはサッカー部
の先輩のアシュリーが妊娠したので学校を辞めた事を聞くと、
両親は驚く。

町の路地裏で殺人事件が起きる。
風紀課31分署のディアンジェロ刑事は、エリオットとオリビア
が来るのを待っていた。被害者の女性は売春婦で、第一発見者
は観光客だという。被害者は派手な服を着ており、頭から袋を
被らされて窒息死させられていた。その上頭を殴られている
跡が見つかる。現場には作業員が60名近くこの辺りに
たむろしていたこともあり、足跡を辿るのは難しいものが有った
が、一つの足跡の中から被害者の血痕が付着しているという。
ディアンジェロ刑事は被害者が売春婦だと知り、遺体をぞんざい
に扱うのを見て、エリオットもオリビアも不快に感じる。

すぐに署に戻るとエリオットたちはこの件をみんなの前で報告
する。被害者はアフリカ系の10代後半女性。先日似たような
事件でカーメルという売春婦も殺されている事が判明する。
クレイゲンは同業者である売春婦に被害者写真を見せて、これ
が誰なのかを特定するよう告げる。
一方マンチはこの日、Dr.セクハラの件で裁判所で証言すること
になっていた。

売春婦に話を聞いて回る。
するとローズは客には酷い人が多く、暴力を振る人も多いという。
オリビアは被害者サポートの電話番号を彼女に伝える。
頭からゴミ袋をかぶせられて殺害されそうになった売春婦の
ロリンダ・グティエレスが居る事を知る。タイムズスクエア辺り
で活動していたが最近は取り締まりが厳しいので9番街の辺りに
居るのではないかという。

10月5日(火)、9番街・西38丁目。
プエルトリコ人の売春婦のことを聞こうとする。
9番街は女装したゲイの縄張りだった。自分たちの縄張りに入り
込んできたのでみんなでボコボコにしたのだという。

エリオットは、捜査の移動中オリビアに、娘・キャスリーンの
事を話す。彼女の友人が14歳で妊娠して学校を辞めたので、
部屋に閉じこもっているのだという。

31分署の刑事が立ち寄る茶店にいくと、売春婦のカーメル事件
についてディアンジェロ刑事に聞く。すると彼はその事件を
知っていたが現場でそれを知りつつも話そうとしていなかった。
聞かなかったから話さなかっただけだという彼。リドリーという
相棒もロリンダの事件について知っていた。

検死官のロジャースに被害者の検死結果について聞きに行く。
すると窒息死であり激情に駆られて殺害したであろう事だが、
レイプやドラッグの跡は検出されなかったとの事だった。
歯の矯正の跡が見つかり、しかも胃の内容物からヘルシー志向の
女性だと判明する。

10月5日・州裁判所。精神科医・オットが患者のウェバーにセク
ハラしたという事件で証言を求められるマンチ。彼は多くの
知識を持って、相手弁護士だけでなく、検察側の検事さえも
困らせるのだった。

そんな中、失踪者の中で被害者と一致する人物が居る事が分かる。
被害者はトレイシー・ヘンダーソン(19歳)。高級住宅地ブロン
クスビルに住んでいる女性だという。

10月5日・ヘンダーソン家にいく。
母・キャロル、夫・ジョンに話を聞くと、日曜日に娘と話した
のが最後だという。普段はコロンビア大学の2年生で、比較文化
を専攻していること。そして学習センターでボランティア活動
をしている優しい子であり、エリオットが売春婦連続殺人事件
の捜査をしている事を告げると、キャロルはエリオットを殴る
のだった。

10月6日・ウォール街へ。
トレイシーには彼氏のデニス・コーフィールドの存在があり
彼から話を聞きに行く。殺害された日にはディナーの約束をし
ていたがすっぽかされたという。しかし彼女はいつものボラン
ティア活動で忙しいのかと思ったとし、自分はビル・グリスウ
ォルトと一緒に野球を見ていた事を告げる。
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街で派手な格好をした女性が頭からビニール袋をかぶせられて
窒息死させられているのが発見される。調べていく内に売春婦
が同様の手口で殺害されており、犯人は同様の犯行を繰り返し
て居る事が分かる。

売春婦が殺害されるも、刑事達の中には事件性を軽視すると
いうパターンは、アメリカのドラマを見ていると意外と
多い感じがする。

同様の被害者が出ているにもかかわらず捜査が全く進行して
いないこと。最後に犯人が語っていたように、結局最初の犯行
から32年の時が経っており、殺害された人物も18人に及ぶ。
それだけ警察のずさんさが目に付いたけれど、今回殺害してい
たリドリーの相棒のディアンジェロは、この件を何処まで知って
いたのか気になる所である。

金持ちと娼婦の存在が紙一重。
殺されたトレイシーは売春婦でも何でもないのに、ただ派手な
格好をしていただけで殺害されてしまったとする辺りが、違和感
として存在していた。
そんな違和感を払拭するようにして、リドリーが殺害したので
はない事が判明し、まさかのデニスの犯行だということで、
証明するのも難しそうな案件だったけど、足跡から上手く
たどり着くものが有った。

しかし毎回のように思うがデニスが履いていたクツは12足しか
売れていない高価なクツとのことだけど、クレジットカードで
購入しない限りは、購入者リストなど残っているものなのだろ
うか。

また今回はステイブラー家の娘の件でエリオットが苦悩する
姿も印象的だった。子だくさんなので次々と問題が起こるのも
仕方がないけど、子供への対応の決断権は妻側にあるのね。
12歳の少女が父親に対してまだ私はバージンだと語る辺り、
父親にとってはまさに虚を突かれた感じだろうね。