LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 (Law & Order: Special Victims Unit) http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/

第9話 勝ち組たちの快楽 Stocks & Bondage

脚本／Roger Garrett 監督／Peter Medak
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レイラ・ブリッグスがベッドで首つりして亡くなる。
全身ピアスをしていたこの女性には、自らの体を傷つける性癖
が有る事で、自殺か他殺かの判断に迷うところがあった。
しかも新人の警察官が自殺だと感じて証拠を一部汚染したこと
で、より捜査を難しくさせてしまう。
性的倒錯者だが、レイラ本人の事を聞くと評判の良い人で、
普段は投資アナリストをしているバリバリのキャリアウーマン
だった。SMと巨額の金を動かす事はある意味では似ている行為
だとマンチは語る。

10月25日(月)、ブリッグス家へ。
母親のアンからレイラについて尋ねる。15歳の時に父親を亡く
して以降自分との間に溝が出来てしまったという。一週間前に
逢った時にはとても元気そうにしており、仕事も順調だと語って
いたという。全身のボディピアスなどについて尋ねると、高校
生の頃にたまたまシャワーを浴びている娘にタオルを持って
行った際に乳首にピアスをしていたので、それが始まりだった
のだろうと告げる。

レイラが勤めていたマーティン・ファンドにいく。
総務部長をしているというエイミーから話を聞くと、彼女は
金融派生商品の担当者で、投資のハウツーなどを教えていたと
いう。数十億ドルを扱うアナリストだという。彼女は誰から
も好かれていて恨まれている様な事はないという。
恋人はマーティンであり、普段は財務部長のショーリン・フー
と電話をよくやり合っていたという。

検死官のロジャースによると、死因は首を絞められた事による
窒息死だという。性的暴行に関しては、挿入した跡は有るが、
体液は検出されず、寧ろ自慰行為として自らしていた可能性も
高いという。しかし彼女が発見時に着ていたローブには汗も
体液も付いていないという不思議な状態だと聞かされる。

すぐに母親のアンに尋ねると、娘の特殊な性癖について知って
おり、ケーキを届けに行った際に部屋で目を覆うような光景
が有ったので、彼女が来ていたボンデージを脱がせて、ローブ
に着せ替えていた事が発覚。来ていた服はゴミ箱に捨てたと
いう。ゴミ箱から拾い調べてみると、そこから体液が検出される。
検死官のツムルによると、SMの際にムチが使用された形跡は無い
という。ただし変な音がするとしてムチを調べた結果、50万ドル
相当のダイヤが見つかる。

10月26日(火)、SMグッズ専門店へ。
店員の女性からレイラについて尋ねると、彼女がSMグッズを
買いに来た事を証言する。初心者のように見えたので扱い方に
関しては色々と教えたという。ボスの恋人だという人物と一緒
に来たという。

10月26日(火)、シェクトダイヤ店へ。
店員から話を聞くと普通はそんな大量のダイヤを一括で売るよ
うなディーラーは居ないという。一度そのような行為をすると
悪党から目をつけられて商売が出来なくなると言う。しかし
デビッド・マキューンならばいくらでもダイヤを売っていた
事を聞く。
デビッドから話を聞くと、確かにレイラは950万ドル近いダイア
を購入していた事を知る。仕事用だと言っていたとの事。
会社の小切手を使っていたとし、そこにはマーティン・グロー
バルファンドのショーリーン・フーの著名が書かれていた。
今度ダイヤを大量に売る人物が来たら知らせてくれと頼む。
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■被害者は性的倒錯者

逸脱した性的嗜好を持つ女性・レイラが被害者。
話を聞く限りでは、父親の死が原因なのだろうか?
自殺なのか他殺なのか、実に分かりづらい案件。

■入れ墨を入れているステイブラー

署の中で彼だけがタトゥーを入れているのかな。
なんだか一目置かれていたというか、一番被害者心理に近い
と思われたのか。
アメリカ人っていうとみんなタトゥーを入れている様な印象
も有るけど、SVUのメンバーでは彫りそうな人は居ないかな。

■次々と発覚する服従関係

表面的にはいい顔をしていたものたちも、やはり性的嗜好だけ
は見た目では判明できない。
社長が相当なサディスト状態で、支配したがるような人物だ
ったというのが意外なのかも。

■ダイヤと慈善団体とファンド

金回りの話は何が何だかイマイチ取り止めのなさを感じた。
結局慈善団体の金を横領していて、肝心のファンドではそんな
に利益を出していなかったという所なのだろうか。
慈善団体を資金洗浄にも使っていたような感じだし、その辺が
よく分からない。資金洗浄のためにダイヤを沢山購入していた
りしたのかな。

■きな臭い人物ばかり

慈善団体とか、SMの集会とか、テネシー州の商務保険局の
人間とか、どの人物もきな臭さばかり。
結局話を聞いた限りでは、商務保険局のタッカーとファンド
経営者のフランクは幼なじみで、幼い頃から有色人種の女性
を相手に縛る楽しみを感じていたようだ。

■結局犯人は?

フランクが犯人かと思っていたけど、タッカーが首を絞めて
殺したという事がことの顛末なのか。
色んな罪が有りそうだけど、絞死刑だとする刑事達の主張が
ある意味やりきれない事件の中でも洒落たようなオチだったの
かも知れない。
ジェフリーズは珍しく怒りを露わにしていたね。