LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 (Law & Order: Special Victims Unit) http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/

第20話 告白の代償 Remorse

脚本／Michael R. Perry
監督／ Alexander Cassini
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サラ・ローガンは有名なテレビレポーターだが、テレビの前で
衝撃的な告白をする。1月11日に東ティモールの難民インタビ
ューをした帰りに二人の男性にレイプされたというもの。
一人はスエットの上下を着ており、もう一人は手首の内側に
目のタトゥーが入っていたという。クローブタバコの臭いが
した事を告げ、これまで三ヶ月、警察が捜査を行ってくれてい
るがまだ容疑者が捕まっていないという事。
そんな中、一人の女性は一晩限りの関係を求めて、マーク・ク
リーガーという男性とモーテルに来ていた。たまたまサラの
レポートを聞いており、一緒に来た男性には彼女が話していた
目のタトゥーが入った男性だった。
すぐに警察を呼ぶとマークは逮捕される。彼女自身は特に被害届
は出さないというが、サラの助けになりたいのだという。

マークについて調べると、彼は建設作業員で、過去に微罪で
何度か逮捕されていた。クイーンズ出身だが、デート相手には
クリーブランド出身という事にしているという。
この一件、サラの友人でもあるマンチが特に事件解決に熱を
上げていた。しかしマークは犯行については一切口を閉ざして
おり自供が取れず。しかも容疑者は二人のウチ一人だけしか
捕まっていないために、なんとか共犯者に知られる前に情報
を引き出したい意図が有った。

マンチはサラの元に行く。
すると自らテレビの前で告白したことで予想以上の反響が来て
いるという。マンチは番組を見た俄恋人が容疑者の情報を知ら
せて来たので現在一人検挙したことを語る。しかし裁判に出廷
するまでは再三の注意が必要だという。

4月11日(火)、マークのアパートへ。
マークの室内を調べると町中の取り立て屋から追われている
であろう事が伺えた、小切手の現金化サービスを利用している
事から定職にはついていない事は明らかだった。宅配ピザ、
リカーショップ、風俗関連の電話番号が掲載されており、
タバコは相当量吸うことが明らかだった。女性や友人とのつき
あいは全て短期間で、ホワイトホースサロン、ブラックライト
など薄暗いホテルのバーでナンパしていたであろう事が分かる。
クレイゲンはそれらのバーには特に詳しいらしく、情報を語る。
現場から近いバーといえばシャッズキャバレーという、名前
はキャバレーだがごく普通のバーに通っていたのではないかと
推察される。

4月11日(火)、PKのアパートへ。
容疑者のマークとは又従兄弟だという。1月11日にPKの元にマーク
は電話しているが逢っては居ないと否定する。彼に最後にあった
のは昨年の9月でガーデンでライブを見に行ったとのこと。
マークは常に衝動的な人物で親類でなければ付き合っていない
だろうとの事だった。

シャッズキャバレーの店主に話を聞くと、マークには36ドルの
ツケが有るという。その時どんな連れが来ていたか?と尋ねるが
前の事なので覚えていないという。ただこの店に来たのは
明細書からも1月11日である事が判明する。

裁判を前にして、被告側の地方検事補のエリカ・オルデンと
被告側弁護士・ロバート・ソレンソンが立ち会いの下で、
容疑者とサラの面通しをさせる事に。顔はハッキリと覚えている
訳ではないとしながら、手首を見て3番だと告げる。それは
マークだった。彼は溶接職人をしているが、現在何も話を
しようとしていない事を告げる。今のところ自供以外で共犯者
を探し出す方法が見つかって居ないと語る。
サラは理由が知りたいという。薬物依存者なのか、幼少期の
虐待が関与しているのか。母の異常な愛情が関係しているのか。
マンチは、根が腐っているだけで、大抵のレイプ犯は体の良い
理由付けをしているだけだと語り、悪党は悪党だと語る。
サラはマンチに今後自分と話すときには余計な気を遣わないで
と語る。

オルデンは容疑者のDNAが一致していること、目撃者が居る
こと、そしてサラという証人が居る事から裁判では起訴出来る
事は明らかだと告げる。たたマークの逮捕から一ヶ月が経過
しているが、共犯者の情報が依然として見つからなかった。

そんな中、ライカーズ島刑務所からタレコミ情報が有る事が
分かる。
4月19日(水)、ライカーズ島刑務所にいくエリオットは、情報
を知っているという囚人から話を聞く。するとリポーターを
襲った共犯者はこの刑務所に入っていた人物で、マークがここ
で彼を見つけて話したら殺すと脅していたとの事だった。
しかし誰なのかは分からず、収監されている囚人は全体で1万
6千人にもなり、絞り込むにしても6204人にもなる事が分かる。
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■女性リポーターが襲われる事件

自ら告白して犯人を捕まえようとする所など強い人だなと
思う。ただあまりに強すぎて、本当に襲われたのかどうか
演技だけ見る限りではよく分からなかった。

■一人目は逮捕されるが・・・

しかしアメリカの裁判は恐いな。
ここまで証拠が揃っていても検挙は難しいのだという。
襲われた本人が襲われたと申告しているのに、それが本当に
襲われたのかどうか性犯罪の検挙はそれだけ難しいという
事なのだろうか。

■犯罪者にも色々といる

当たり前だけど色んな犯罪者が居る。
今回出て来た犯罪者は三人。
一人目のマークは、性犯罪者の中でも主犯の人物。
共犯者のトミーは、どちらかというとマークに引きずられる
格好で犯罪を犯したタイプ。
そしてもう一人は、爆弾によって神聖なものを汚された事に
対する怒りに満ちた変質者。

■皮肉な事件

リポーターの告白によって性犯罪者は検挙出来たけど、別の
犯罪を生んでしまうという事で自ら命を落としてしまった。
当初PKが関与しているのかと思ったけど、ホントに単なる
親戚ってだけの関係だったのね。

■マンチとサラの関係

マンチにもこんなに綺麗な知り合いの方が居たのね。
性犯罪の担当だから仲良くなったのか、それとも以前から
気の知れた関係だったのだろうか。

クレイゲンがやたらとバーに詳しかったりもするし、その辺
は結構謎。

■保釈されてしまう違和感

あの状況で保釈されますかって感じだった。
保釈金は一体誰が出したのだろうか。
名前を挙げようとしている弁護士がまた憎たらしいし、この状況
で保釈を認める裁判官に対して、マンチも思わず誰に金をもら
ったと思わず法廷侮辱罪で1000ドルの罰金。

■犯人像

CSIだかクリミナル・マインド辺りでも同様の犯人像の男が
出たような気がする。爆弾を使う事から知識があること。
そして消防士などになれずにいる人物で有るということ。
結果的にウィリアムという人物が浮上し捕まえる事が出来た。