LAW & ORDER : 性犯罪特捜班
(Law & Order: Special Victims Unit) シーズン2

http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/





Nov. 10, 2000
第4話 渇望の連鎖 Legacy

脚本/Jeff Eckerle
監督/Jud Taylor
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朝、マケンナ家では母親のジェイミーは子供達に対して早く朝食
を食べないと遅刻するとして急がせる。長男の
ジャスティン
次男のマイケルは支度をして朝食を取っていたが長女のエミリー
が起きてこない事に気がつく。ジェイミーはエミリーを起こしに
いくと、なんと
頭蓋骨を負傷しくも膜下血腫で瀕死の重体である
事を知る。
すぐに病院に運ばれると、警察も病院に来ていた。
医師によると鈍的外傷があることを告げ、6ヶ月前には左大腿部
に骨折痕があるという。肋骨にヒビであり、腕と腰には打撲痕、
膣に外傷が有るとの事だった。
通報して来たのは母親のジェレミーとの事で、父親が出張中に
起きた事だという。ジェレミーによると、エイミーは今の夫・
ランドル・マケンナとの子供では無く、前夫のデニー・コレア
との子だという。父親の元で暮らしていたが、何時も様子が
おかしかったとし、
デニー側に養育権があったが譲ろうとして
くれなかったという。昔から
デニーはキレやすい人だったと
の事だった。

デニーも病院にやってくると、刑事たちは話を聞く。
昨日はライオンキングを見て夕食を取った後に、ジェイミーと
過ごす為に連れて帰ったという。6時頃だったとのこと。
虐待のことを尋ねると、ジェイミーの夫・ランドルの仕業だと
し、身体の傷を見れば明らかだったという。何度も通報したが
ジェイミーは俺の事を犯人扱いしていたという。

虐待は長期間行われていた事が分かり、頭部の損傷は明らかに
昨日の傷とのこと。
臀部の傷から毛髪とナイロン剛毛が
検出された
との事だった。

デニーは現在32歳、
キューバから亡命して来た人物で強盗の
前科があるという。現在は娘が通っている小学校で調理師を
しているとのこと。
一方ランダルは現在40歳でウォール街の投資銀行家の仕事を
していた。二度の結婚歴があり、息子が二人・マイケルとジャ
スティンが居るという。ランドルは現在
ワシントンに出張中
だった。ランドルとの出会いは薬物のリハビリ施設だという。

一方デニーとジェイミーの出会いはダンス教室で、デニーが
ダンスの講師をしている時だった。しかし付き合っている内
にジェイミーが妊娠し、それを知られて首になったという。
彼女の母親が
ハンティントン財団を設立しているロイス・ハン
ティントン
とのことで、元大使の未亡人とのこと。
クレイゲンは児童福祉局で同じ手口の犯行が無かったか調べる
様告げ、早くしないとロイスの友人が捜査圧力をかけてくる
可能性が有るという。

ロニーから話を聞きに行くと、デニーがレイプしたも同然で
娘の弱みにつけ込んだのだという。妊娠が発覚するが、娘に
重病の新生児は無理だとして堕ろすよう勧めたが出産したと
いう。薬物でリハビリ施設に入っていたのはダイエット用の
処方薬だと告げる。一人娘だったのでジェイミーは夫によって
甘やかされて育てられた事を告げ、父に溺愛していたので
父の死後自堕落な生活をするようになったという。11歳の時には
手が付けられなくなったので寄宿舎に送ったが効果もなく、
娘が改心したのは妊娠した頃からだったとのこと。
デニーは凶暴性が有り、ランドルに対して顔の骨を三本折る
重症を負わせた為に、養育権を渡す様交渉したとのこと。
刑務所に入るか、それとも養育権を渡すかの選択を金曜日までに
するよう要求しているとの事だった。


11月20日(月)、児童福祉局
11月20日(月)、エミリーの小学校 (The Greenbriar)
11月21日(火)、ランドルの事務所
11月21日(火)、ブルネイ公館
11月22日(水)、裁判官私室
11月22日(水)、デニーのアパート
11月22日(水)、マケンナ邸
11月23日(木)、ハドソン診療所


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朝、女児がベッドの上で重体で見つかり、搬送された病院で
検査すると長期に渡り虐待の跡が見られることが判明する。
母親のジェイミーは虐待しているのは元夫・デニーであると
つげ、デニーはジェイミーの再婚相手のランダルだと疑い
非難し合う。話を聞いている内に養育権の問題が絡んでいる
事が判明するが・・・

今回の主役はマンチだった。
被害者のエミリーの友達と接触する際には変な名前だと
笑われていたし、名前ネタでは、フィンの名前のチュツォーラ
とはヨルバ語で優しいを意味するといわれた際に、マンチは
ルーマニア語で"イケメン"の意味があると語る姿が有った。

マンチが特別子供が好きという訳では無さそうだけど、
子供の虐待については過去に傷があった様子。
マンチの前にポツンと現れたマイケル少年を見ると、確かに
何かを訴えかけていた目だなぁと思わせる物が有った。
ラストにオリビアとの絡みで、過去にそのシグナルを発して
いた隣人の女性の事を遊びに夢中になるがあまり無視して
しまった結果死なせてしまったという事実が語られた。
エミリーの元にライオンキングの人形を持っていったり、
絵本を読み聞かせにいくシーンはマンチの別の一面を見た
って感じのエピソードだった。

大抵この手のエピソードはエリオットが感情を爆発させた
りするものなんだけどね。

これだけ虐待が繰り返されてしかも病院にも運ばれたり
児童福祉局にも通報がいったりしているのに見逃されている
ところが凄い。ジェイミーの母が隠蔽工作にも手をかして
いた部分が有るのだろうか。虐待するくらいならば何故
養育権を奪おうとするのかイマイチ理解が行かない。

今回はポープ本部長ならぬ、スコダのプロファイリングも
披露され、社会的マトリックスがあるとか、2つの社会と家族の
間を巧みに立ち回り、片方を隠れ蓑にしているとのことで
社会への順応性が高い人物であったり、行き場のない怒り
を抱えているとしたり、性的欠陥、幼児期に性的虐待を受けて
いる異常性が有ったり、逆に虐待が原動力となってすぐれた
才能を発揮しているなど色んな可能性に言及していた。
話を聞いていると、どの容疑者にも当てはまるようなプロファ
イリングをしており、容疑者を絞り込む役目は果たしていな
かった感じにも思えるな。

絶対に息子のジャスティンだと思っていたけど、疑って
ゴメン!って感じでした。

エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
モニーク・ジェフリーズ (Michelle Hurd) 刑事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 解剖医
ケン・ブリスコー (Chris Orbach) 刑事
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
ブライアン・キャシディ (Dean Winters) 刑事
アレクサンドラ・カボット (Stephanie March) A.D.A 検事補
オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) "フィン" 刑事

キャシー・ステイブラー (Isabel Gillies) エリオットの妻
モーリーン・ステイブラー (Erin Broderick) 長女
キャスリーン・ステイブラー (Holiday Segal) 次女
エリザベス・ステイブラー (Patricia Cook) 三女
ディッキー・ステイブラー (Jeffrey Scaperrotta) 長男
セレナ・ベンソン (Elizabeth Ashley) オリビアの母
エミール・スコダ (J.K. Simmons) 精神科医

ジェイミー・マッケナ (Jennifer Dundas) 母親、ドラッグ中毒
デニー・コレア (Yancey Arias) 32歳、キューバ系、夫
レナ・ペトロフスキー (Joanna Merlin) 判事
ランダル・マッケナ (Paul Michael Valley) 40歳、ウォール街投資銀行家
ロイス・ハンティントン (Jean De Baer) ジェイミーの母
ジェニファー (Skye McCole Bartusiak) エミリーの友人
ヘンリー・アバディン (Kevin Gray) ブルネイ大使館広報担当
ジャスティン・マケンナ (Adam Zolotin) 15歳、長男
--- (Michelle Hurst) ACS Social Worker
--- (Don Sparks) Doorman
ピータース (Brian Keane) 医師
ジェームズ・ウッドロー (Craig Wroe) 弁護士
Mrs.ファーガス (Divina Cook)
--- (Nicole Lewis) Admitting Nurse
Mrs.ダンロップ (Ann McDonough) 小学の教師

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