LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 (Law & Order: Special Victims Unit) シーズン2 http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/

Feb. 23, 2001
第15話 3日目の恐怖 Countdown

脚本／Dawn DeNoon、Lisa Marie Petersen
監督／Steve Shill
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工事によって交通規制があり、車は渋滞していた。
中年夫婦は車の中で言い争う中、前に停車していた白いバンの
後部のドアが開き、何かが落ちてくる。バンの運転手に話そう
とするがそのまま行ってしまった為に夫婦も車を運転させよう
とすると、なんとバンから落ちて来たのは女児だと分かる。

被害者はソフィー・ダグラス(8歳)。
棒に縛られていたが上手くすり抜けた為にバンから落ちたの
だという。三日前に誘拐されていたが、母親は親権争いをして
いた夫が連れ去ったものだと思っていたという。その理由の一
つとして身代金の要求もなく、所在も不明だったことだった。
現在レイプ検査を行うとアンダーソン医師は裂傷がありレイプ
の痕跡があるという。オリビアはソフィーに優しく話しかけて
落ち着かせる。これは女児誘拐&レイプ事件だとエリオットは
告げる。

ソフィーは、4日前に鎮静剤を飲まされていること。
容疑者は白いバンに乗っているがその車の形式や年式は一切
不明だった。クレイゲンは他部署と陸運局に話を聞きに行くよ
う指示する。

2月19日(月)・児童養護センター、マンハッタン。
ソフィーから話を聞きたいが、母親は娘をこれ以上傷つけたく
ないとして警察と話をするのを遮断してしまう。
キャボットに相談すると、尋問を見学させるという条件で
ソフィーに話を聞こうとし、もしもダメならば裁判所命令を
出してもらうという。
オリビアがソフィーと話をする。
男の特徴を聞くと、白人で髪の毛の色は覚えていないが、
歯が怖かったのだという。まるで怪物だったと。母親からは
寄り道するなと言われていたのに、子犬を見かけた後に男
に言われて車に乗ってしまったのだという。何か標識を見たり
男が話したことは無いか?と尋ねると、男は「パーティーの日」
だとして、風船などで飾っていたのだという。カップケーキ
とパンチを出されてそれを飲んだら眠くなったのだという。
目覚めたらその男の姿が見えたとのこと。すると「写真の日」
だと言われて、色々な衣装を着せられたという。妖精、人魚、
バレリーナなど・・・一人で着替えるのはダメだと言われたと
の事だった。三日目の事を尋ねると、「特別な日」だと言われ
たとし、体を清めるために泡の風呂に入れさせられたとの
事だった。娘が涙すると、母親はこれ以上は話をさせないと
して娘を家に連れて帰るという。
手がかりはゼロだった。

マンチとフィンは、ジョリー・オリー(別名:クネクネピエロ)
と呼ばれる前科者が白いバンに乗っている事を知り、彼の
元にいき事情を聞く。コネチカットでペンキ塗りの仕事をして
いたというジョリー。しかし白いバンを調べるとピエロと
風船が入って居た為に仮釈放違反だとして逮捕する。
彼はノーフォーク郡の品評会で目撃されていて、お障りゲーム
で苦情が出ている事を知る。お前の事をコネチカット警察が
呼んでいるとして、引き渡すのだった。
しかし彼が犯人ではなかった。

目撃情報がなく現状ではお手上げだった。
とりあえず今日の捜索は終わりだとして、SVUは帰宅の途に
付こうとする。エリオットは双子の誕生日の二日前に贈り物
を買えるなんてキャシーも驚くだろうとのこと。
オリビアは彼氏のマイケルに電話していた。マンチからは
"完璧な彼氏"とはどうなったんだ?と詮索される。
帰ろうとしてエレベーターに乗り込もうとすると、突然クレイ
ゲンがやってきて別の少女・キルステンが誘拐されたとしてや
ってくる。

キルステンは自宅近くの雑貨店に母親・グーゼック夫人と
来ている際に犯人の男に誘拐されたものだった。

2月19日(月)・グービック家
2月20日(火)・ダグラス家
2月20日(火)・児童養護センター。
2月20日(火)・パーティー用品店
2月21日(水)・ドーソン写真スタジオ

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偶然にも8才の女児・ソフィーが助かったことで、誘拐・レイプ
事件が発覚する。調べていくウチに同様の手口のものだと思わ
れる事件が次々と発覚し、いずれも誘拐後3日して殺害している
事から、新たに発生したキルステンの誘拐事件の早期の解決が
求められていく。

今回は各々のキャラクターが興味深く描かれてる話だった。
ドラマがどうしても女児のレイプ、殺害事件という凄惨なもの
なのでせめてキャラクターを楽しく見せる工夫をしたのかも。

今回は三日三晩徹夜での捜索ということも有って、捜査官に
とっては相当応えるものがあっただろうね。

一番笑えたのはクレイゲンがトイレに入っているところに
一同詰めより対応を求めるシーンだった。
早急な解決を求められるものだとしてもトイレくらいはゆっくり
させてあげてください。

オリビアが仮眠を取る中で強引に起こしに行った時のオリビア
がちょっぴり髪の毛がボサっていて寝かせてよと語るシーン
とか、エリオットが眠気冷ましのコーヒーを飲もうとするが、
マンチが一度開けたプルトップを閉じていて、古いコーヒーが
入っていたところなどお茶目なシーン満載である。
そしてオリビアの彼氏ネタが少しずつ描かれ始めたし、なんと
いっても今回はエリオットの双子の子供の誕生日があるという
ことだったけど、忙しさのあまりそれどころではないところ
はちょっぴり気の毒だった。元妻もそんな事情を察していた
のだろうし諦めていた所が有るのかも。
子供たちに5才だっけ?と尋ねると8才だよと言っていたところから
も相当、エリオットの中での子供との関わり合いがおろそかに
なっている部分が多いなと思わせた。
そして何よりも今回の被害者は8才児が多かったという点で
エリオットとしてもただ事ではないのだろう。

なんと言っても今回の被害者のソフィー役のAndrea Bowenは
現在放送中のドラマ「デスパレートな妻たち」でスーザンの
娘・ジュリーを演じているけど、こんな小さいときから役者
をやっていたのねと思わせるところだった。
目は完全にジュリーだったのですぐに気がついたけど、
2013年現在23才の彼女の11才の時に出演したドラマだ。

母親が娘を傷つけまいとして、警察官の事情聴取を拒否する
ことで捜査が立ちゆかなくなってしまうところも有り、
もの凄く複雑なところでドラマが回っている。
特に今回の容疑者は過去に5人も同様の手口で襲っているにも
かかわらず、管轄が違うというだけで、事件が発覚しないと
いう辺りはちょっぴり違和感が有ったな。

クイーンズ地区の刑事とのくだらない縄張り意識なんかを
見ていると、憤り感はハンパ無かったし、5人も殺して置いて
それで尚死罪を免れようとしている犯人の姿・司法知り引き
する姿を見ると、その決断が正しいのか心配になる。
ただアメリカのドラマでは、刑務所内でも子供を殺害する
犯罪に関しては囚人も厳しいということは聞くので、
放って置いても囚人同士で制裁に発展してくれるのかも知れない。

最後に被害者の女性に遺体が発見した事を告げにいく
シーンは、「CSI:科学捜査班11」の6話「冷血動物」でニック
が被害者家族に白骨体が見つかった事を告知しにいく姿を
思い出せたな。


■メモ
・ロンダ・シモンズ (8歳) 3年前ブロンクスで誘拐
・シーラ・ウェルズ (7歳) 1年半前、グリーポイントで誘拐
・オーラ・ブライ (9歳) 1年前誘拐
・ソフィー (8歳) キーラの半年後に誘拐 (助かる)
・キルステン () ソフィーと立て続けに誘拐 (助かる)
・レーア () 6人目の被害者、実際には初めての被害者