LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 (Law & Order: Special Victims Unit) シーズン2 http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/

Mar. 23, 2001
第17話 愚かな妄想 Folly

脚本／Todd Robinson
監督／Jud Taylor
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リサとアイラの結婚式。カメラマンのレオに写真を撮ってもら
中、突然助けてくれと裸の男性が現れる。
現場近くには10人の人間が居たがいずれも犯人は見ていない
とのこと。最初に通報を受けて訪れた警察官によると、被害者
は2階で襲われたと言っていたという。先週にも全く同様の事件
が発生している事を聞く。

被害者の男性はトミー・ダウド(22歳)、クイーンズ地区に住む
若者で、身分証とクレジットカードはあるが現金がなくなって
いた。事件現場にはコート、ズボン、下着が脱ぎ捨ててあり、
一気にベッドインした形跡が有るが、行為の最中に女性が
灰皿で男の頭を強打したのではないかという。一度ベッドから
転げるように落ちて再度殴られているというCSU Techの
フォスター。部屋中から体液とも汗とも思われる物質が検出さ
れる。

物音を聞いたというペンシルバニア州から来たというウッドワ
ード夫妻は、エレベーターから下りたら悲鳴が聞こえたとの
こと。確か8時30分頃だったという。警備員を呼びにいったら
犯人は何処にも無く悲鳴も無かったのでテレビの音と間違えた
のではないかと言われたと。

ホテルのマネージャーから防犯カメラの映像と宿泊者名簿
の提出を求めるが、その日被害者の部屋の両側の部屋は誰も
予約が入っていなかった事を知る。

一方SVUの署ではアスベスト調査の為に、一時的に引っ越し作業
を余儀なくされていた。1970年以前の建物が対象の検査なの
で仕方がないという。アフリカ系の死因のトップ3は、糖尿病
と高血圧と心臓病だというマンチ。フィンは銃弾もだろう?と
いう。クレイゲイに現在DNA検査待ちだと報告。ダウドは
2人目の被害者で、一人目の被害者はセントルイスの会社に
勤務する会社員で街でサマンサという女性を拾いホテルへ
行ったところ襲われたというものだった。金だけ奪われたが、
不思議な事に、その女性からは乱暴にするように言われたの
だという。変に思っていたが、ベッドの中で殴られたとの事
だった。

2月26日(月)・プロヴィデンス病院。
重症だがなんとか意識を取り戻したトミーから話を聞きに行く。
トミーの近くには母親が居る手前、トミーは強盗によって襲わ
れたと証言した為に母親を退室させて話を聞く。
エリオットたちは強盗なんてウソだろうとして本当の事を
聞き出すと、デカメロンのバーでバスケの試合を観ようと
友人のフランクに誘われたが友人からスッポカされたという。
しかし試合が観たいのでそこで飲んでいたら隣にジル・レッサード
という女性が座ったのだという。彼女と話している内にホテルに
泊まろうという話になり、彼女は先に行くので5分後に来て
くれと言われたという。部屋に入ったら既に彼女はベッドに
いてがむしゃらに求めてきたという。しかし気がつくと正装
の男性が覗いていたのだとし、襲われたとのこと。女性は
30歳代で金髪グラマーだったと。彼女からは乱暴して欲しい
と言われて断ったけど女性からは突然殴られたという。

バーテンダーから話を聞くと女性は初めての客だが、男性
の方は常連でいつも違う年上の女性を連れて来るという。
相手は母ほどの年上の女だという。

署に戻るとフィンは防塵マスクをしていた。
マンチからドクター呼ばわりされる中、トミーはジルと逢う
前に既にホテルをとっていること、そして年上の女性とデート
していたという。それを聞いたクレイゲンはエディプスコンプレックス
ではないかと告げる。

2月27日(火)・エスコートサービス
2月27日(火)・ボーモントホテル
2月28日(水)・コーの部屋
3月1日(木)・ダリエン&クローディア・マーシャル邸
3月2日(金)・ブロードウェーホテル
3月5日(月)・エンパイアアパート
3月6日(火)・ライカーズ刑務所
3月6日(火)・3番街の会計事務所・バーネット・スローン&ハワード
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ホテルで若い男性が次々と襲われる事件が発生する。
最初はビジネスマンだったが、トミーという若者が襲われた
事件を探っていくウチにも次々と襲われ終いには殺人事件と
して発展していく。トミーやディクター・コーは共にエスコート
サービスで働いていた事のある男性だと知り経営者・レズリー
から話を聞くが、自分の会社は信用が第一だとして売春を
していると分かればすぐに従業員を首にするのだと聞かされる。

冒頭での裸で襲われた売春青年・トミー役は、「CSI:NY」の
ドン・フラック役でおなじみのEddie Cahillが演じていた。
正直フラックの面影はあるけど、意外と気づかれずに見落とし
そうなくらいオーラが無かった。
CSIでのフラック役がちょっと格好良すぎる感じなんだけどね。

事件としてはそう難しく無さそうな気がするのだけど、
なんでこんなに手間取っているのかって感じのネタ。
売春をしていたので証言しづらいという事情が有るにせよ
目撃証言は多数有る訳だし、同一地区で連続犯罪に手を染めて
しかも同じエスコートサービスを使っているわけで、手口は
ほぼ同じだ。

SVUの署が何故か検査の為に改装中。
アメリカの刑事ドラマってこういう設定がたまに有るね。
「NCIS:LA」も予算の都合で、オフィスとは言えないような
場所で行っているし、「刑事ナッシュ・ブリッジス」も改装中
のオフィスが舞台だったな。

久しぶりに精神科医のスコダが登場。
ちょっと色気づいて髪の毛のカラーリングが変わったような
印象も有ったけど、どちらかというと内容的にはSVU案件
ではなくクリミナルインテントっぽい感じの精神疾患を
扱ったものだった。

夫婦関係に於ける夜の営みが単純にマンネリ化して飽きた
だけかと思ったけど、女性は周りの男性から狙われている
とする被害者意識が存在し、男性側にはヒーロー願望が
存在している。

冒頭で目撃証言をしたカップルが如何にも怪しいなと思って
いただけに、展開を見てやっぱりそうだったのかって感じ
だし、時折夫婦で快楽殺人に走るというケースはドラマの
中では見かけるパターン。
スコダによると"二人精神病"(フォーリーアドウ)という様で
一方の精神疾患が伝染するような形で性的妄想の共犯になる
ケースがあるようだけど、愛しているが故にそうならざるを
得ない部分も有ったりするのかな。

問題に発展しそうなところは、キャボットが提案した潜入捜査
によってトミーが重傷を負ってしまったこと。
トミーとしては母親に売春をしていた事を話せないことを
良いことに、刑事たちも協力を申し出てくれたと語ってた
けど、どっちらせよキャボットには責任の一端はあるような
感じで訴えられたらちょっとヤバい感じのエピソードだった。

売春に関して、エリオットとオリビアの間では意見の対立
があった。借金がある手前売春もやむなしとのエリオット
に対して、オリビアは不満を述べつつもただ不正をただす
のが仕事だとして深くは追及はしなかった。

■メモ
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