LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 (Law & Order: Special Victims Unit) シーズン2 http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/

 Apr. 27, 2001
第19話 寄生 Parasites

脚本／Martin Weiss
監督／David Platt
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ソーヤ家は引っ越しすると庭師に色々と庭のメンテナンスを
頼む。すると庭からは白骨体が発見される。

SVUはすぐに捜査を開始する。
検死官のテイラーによると、被害者は白人で30歳未満の女性
だという。白骨体には服の切れ端が残っていた
死因は今の所骨に目立った外傷痕は見られないが、遺留品を
見て見ろと言われる。十字架のネックレス、首輪、鎖が一緒に
埋められていたのである。被害者はペット扱いされていたのか。

ソーヤ夫妻から話を聞くと、前の持ち主が庭に紫陽花を植えて
いたのだという。前の持ち主はスタントン夫妻とのこと。
夫のブラッドと妻のアビーはよく喧嘩していて、アビーは4年前
に出て行ったという。その一年後にアビーは戻って来てブラッド
に金を貰いに来ていたようだという。毎週朝3時頃に金を受け
取りに来ていたとし、それが1、2ヶ月間続いていたとのこと。
しかしある夜から夫が無視するようになったという。すると
アビーは当局に患者との不倫を訴えると叫びだしていたという。
するとドアが開いて、殴られていたとの事だった。しかし殴った
のはブラッドではなく後妻のパムとの事だった。

事件についてクレイゲンに現状を報告する。
遺留品の指紋は現在調査中、遺体は3年前に殺害されたもので、
ちょうどアビーは後妻・パムによって袋叩きに有った頃だと
いう。

近所のアパートで目撃者・不審者、そして遺体が誰なのか調べ
に行く。
管理人に対して97年から99年まで行方不明にしていた借家人は
居ないか尋ねると、ここはセレブも憧れる立地だとして、
未払いで去った契約者のリストを渡す。

4月13日(金)・スタントン邸、ニューヨーク・ブルックリン
妻・パムから話を聞く。
すると夫のブラッドとアビーは5年結婚していたという。
夫は外科医で、アビーは夫が患者と不倫したと嘘を付いていた
との事。彼女はヤク中毒患者で、パムとは看護学校で友達だっ
たという。ブラッドは彼女と97年に離婚していて、彼は彼女
に寛大な姿を見せていたが、私が反対して3年前に彼女とは
縁を切らせたという。パムに対してブラッドが前に住んでいた
家の庭から女性の遺体が発見された事を告げると、彼には人
を殺せない事を告げる。

病院に勤務するブラッドから話を聞くと、アビーは自滅してし
まったのだとし、病院から向精神薬と鎮痛剤を盗んで首に
なったのだという。ブラッドは遺体はアビーではないハズだ
として、アビーの居場所だとする住所を書いたメモを渡す。

4月13日(金)・エイズホスピス
アビーはエイズに発症し、認知症になって入院していた。
ブラッドが入院費用を払っているのだとし、入院後に誰か
見舞いに来た事はないという。

一方監察医のテイラーからの連絡で死因が特定したという。
舌骨が圧迫骨折していることから絞殺だろうという。
SM趣味が有って、プレイ中に死んだものなのかと問うと、右手
の甲の骨が折れているので過失ではないという。
被害者の身長は162cmで、東欧出身者だという。被害者の歯
からはヒ素が検出されていて、昔ロシアや東欧圏では、歯の
神経を抜くときにヒ素を使用していたとのこと。
法医人類学者が骨格から顔を復元したことを告げるが、
東欧から入国した人物など何十万人も居るとして、特定は難
しかった。

マンチとフィンはアパートの賃貸契約書を調べる。
クレイゲンはその契約書の中でも東欧出身者を調べ、行方不明
情報と照会しろという。すると失踪課の刑事から三箱分の
失踪者情報が届く。その中でもアバ・パルーラスが98年4月
に捜索願が出されている事を知る。アパートに98年2月に賃貸
契約しているが4月に行方不明になっていて、法医人類学者が
復元した顔とソックリだという事が分かる。失踪届を出した
ジョージ・バートンの元にいくと、なんと失踪したとされる
女性と全く同じ顔の女性・イリーナが居ることが解る。
しかしよく聞くと、イリーナとは双子だという事だった。

4月16日(月)・スローン貿易
4月17日(火)・国連ルーマニア代表部
4月17日(火)・結婚仲介業
4月24日(火)・国連ルーマニア代表部
4月25日(水)・グローブ教会墓地
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庭を掘り返していると、突然白骨遺体が発見される。
女性の遺体ということで、当初この家に住んでいたスタントン
家の問題のある妻の遺体かと思われたが、彼女はエイズ
ホスピスで入院中だと判明。
更に調べていくと、骨格から復元した生前の顔と失踪者を
照らし合わせた結果、ルーマニアから結婚ビザでアメリカ
に渡ってきた女性アバだと判明する。
失踪者届けが出ていて、ジョージの家に行くと、なんとアバ
とそっくりな双子の女性が居て、アバは金持ちから金持ちの
間を渡り歩く問題の女性であり、それとは対象的に妹のイリ
ーナは、家庭に収まる貞淑な母親・妻だという事が分かる。

外交特権に守られた外交官が犯罪に手を染めるというドラマ
ではありがちなエピソード。

蘭の花を交配させて作ったとか、蘭は寄生する植物だとした
辺りで変なフラッグが立ってしまい、早い段階から犯人像
が確定してしまった感じだけど、手を変え品を変え、アメリカ
の国籍を取ろうとする人は後を絶たないし、金を儲けるため
とはいえ、自国の国民を食い物にしているという辺り相当な
ワルだなと思わせる所に繋がっていた。

驚くべきはアバとイリーナが入れ替わっていたとする事実
かも。アバという人物が一体どういう人物なのか、本当の
ところがよく分からなかった。一応三年間は貞淑な妻を演じて
いたという所なのかも知れないけど、これまでの寄生虫のよう
にして金持ちの周りに取り繕っている姿からすると、金のない
環境にも上手く順応できるということなのか。

ここの所、最後はキャボットの出番とばかりに、彼女に
奇策を求めるシーンも多い。
外交特権に守られた人をどのように追い詰めていくのか
興味があった。
国民がルーマニアの警察を信じておらず強制送還されたくない
とする設定を利用して、外交官を現地の警察に任せるのかな
と思ったけど、実際にはアメリカ司法側にも退去命令が
出せるものが有るんだね。

有罪に持ち込む為最終的には、蘭の花粉が引き合いに出されて
いた。流石に3年前の花粉も検出できる物なのかな。

■メモ
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