LAW & ORDER : 性犯罪特捜班
(Law & Order: Special Victims Unit) シーズン3

http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/





30 Aug. 2008
第7話 愛を貫く方法 Sacrifice

脚本/Javier Grillo-Marxuach
監督/Lesli Linka Glatter
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ゲイバーから出る二人の男性は会話しながら店を出ると、裏通り
から銃声が聞こえるのを知る。スティーブ・ネイサンはゲイ
だが25分署の刑事だった。すぐに現場へと駆けつけると、そこ
にはホームレスのフィル・キャスターが遺体の近くに座って
いた。ここは僕が根城にしているところであり、襲ったのは
20代前半の白人男で、腹に一発発砲していった事を知る。

すぐに現場へとかけつけるエリオットとオリビア。
スティーブから話を聞くと、被害者の男性を店内で見た気が
する事を語る。犯行がゲイバーの前からゲイバッシングが
目的の犯行なのか。被害者の男性は複数人の男にまわされて
おり、大量の精液が検出されているという。フィルが目撃者で
ある事を語る。浮浪者としては身なりが良いのが気になるとし、
被害者は結婚指輪をしていた事を語る。するとエリオットは
妻から捜索願いが出ていないか調べようと語る。

フィンたちはフィルから話を聞く中、大量に砂糖を入れて
コーヒーを飲むのを見ると、フィンは彼がドラッグ中毒患者で
ある事を知る。話を聞くとドラッグを絶って64日目であることを
告げ、禁断症状に耐えた時間が分かるようにカウンセラーから
時計を受け取った事を語る。ゲイバーの近くを根城にしている
ことについて尋ねると、ゲイの人たちはとても優しいのであり、
普段は福祉施設にいるがそれ以外はここで生活していることを
語る。撃った人物に心当たりはあるかと尋ねると、ブラウンヘア
で身長180cm前後、38口径のスナッグ、ノーズ・リボルバーを
使用した人物だったという。元海兵隊の基地で曹長だったので
銃は詳しいのだという。軍に所属していたのであれば年金が支給
されるのではないかと尋ねると、住所不定なので年金が支給
されないのだと語る。
性犯罪特捜班のメンバーはフィルはジャンキーである為に、
例え犯人を捕まえても証人としては弱い事を告げる。すると
フィンは現在はドラッグを絶っているので、今のウチに血液検査
をしておくべきことを告げる。

鑑識のメリンダによると、被害者から精液は3人分検出された
という。犯人はゲイを憎む異性愛者か隠れゲイなのか。
結婚しているという事は妻を欺いているのか?と疑う。
そんな中クレイゲンは行方不明者と被害者の照合をするよう
告げ、エリオットたちにはゲイバーから聞き込みをするよう
命令する。

バーで話を聞くと、常連客である事を告げる。
しかし犯行はゲイによる仕業ではない事を告げ、凶暴なゲイと
いうのは稀なことだという。被害者の男性と店で逢っていたは
ウィレム・ミュラーという男性で、被害者に対して分厚い封筒
を手渡していたという。閉店間際までここにいたとのことだった。

5月2日(水)・東36丁目243番地。
ウィレムの家を訪ねると、そこにいたのはレイ・ボーランド
いう男性だった。ウィレムの事を尋ねると、現在クリーニング
店に服を取りに行っているという。彼は私の下男だと語る。
そんな中、ウィレムが戻って来た為に署で話を聞く。

ウィレムは麻薬所持と第二級暴行罪でシンシン刑務所に7年服役
していた記録が有った。本人は心を入れ替えた事を語る。
彼と一緒に飲んだが指一本も触れていないと語る。
相手の男はピーター・アイバンホーであり、封筒は仕事の報酬
である事を語る。そんな中、ピーターの弁護士が来た為に
これ以上の取り調べは中止するよう告げる。オリビアはピーター
のDNAを採取させてもらうと語る。

フィンはフィルに対して今度麻薬をやれば死ぬぞと語り、
オレンジジュースを与える。フィルはタバコの喫煙者や酒の
飲酒者にもそれなりにリスクを知りつつ行っていることを語る。
フィンは自分の名刺を手渡す。

一方ピーターのDNAを調べると行方不明児童者として登録されて
いる事を語る。1993年にアーカンソーの17歳、ウェズリー・
ジャンセンだという。ウィレムは麻薬の売人で封筒は薬を
売った事に対する報酬だったのかと疑う。しかし薬の売人が
ボーランドの洗濯係をしているのか?と疑問に感じる。
ボーランドも過去、ヘロイン所持で捕まっているが金で釈放され
ている事を知る。

5月2日(水)・スタイブサント病院

5月3日(木)・オマーン投資会社
5月3日(木)・罪状認否
5月4日(金)・罪状認否
5月4日(金)・科学捜査研究所
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ゲイバーの裏通りで男性・ウェズリーが3人の男性からレイプ
被害を受け、更に腹部への銃弾を受ける。
しかし肝心のウェズリーは被害届を出さず、強盗に襲われた
だけでレイプはされていないと言い張ることを知り、
検察としてはレイプ事件での立件は諦めて、殺人未遂で立件
していくべきかを悩んでいく。

愛に生きる男が女性によって人生を狂わされてしまうという
エピソード。
確かにジェイナ演じるElizabeth Banksを見るととても
綺麗な人なので、人によっては人生を狂わされてしまうのも
よく分かる。
大抵他人を利用してでものし上がろうとするものは、
過去に虐待を受けていたりして他人の痛みよりも自分のこと
を優先するのだろうけど、ウェズリーが自分に向けた愛情を
利用して、彼を誘惑し妊娠して家族という形を作ったり、
色々と彼女が考える人生再生プランに対して、犠牲を強いても
それを成し遂げようとする辺りの執念を感じるところかも。

ドラマを見ていると「証言」の信憑性が一つのポイントと
なっていた。嘘だらけの証言を行うウェズリーに対して
憤りを感じるものがあるし、ジャンキーの証言には信憑性が
無くなるところなど、誰も信じられない状況がもどかしくも
有った。

愛する娘の為に医療費を捻出しなければならない親の姿も
ちょっぴり同情するものがあり、夫婦揃ってポルノに出なけ
ればならないとする辺りは切ないけど、そんな状況でも
ジェイナは成功者としての夢を捨てきれずに欲と金に塗れた
世界での成功を手にしたいと考えたのだろうね。

ゲイが警察官をしているというのがちょっと意外。
大抵それを隠して行動を取ることが多く、「LAW & ORDER」
のL.A版では、ゲイの警察官問題が結構主人公の件も含めて
凄い展開になっていたことが有ったよね。

ゲイ、ドラッグ、ポルノ、レイプと裏社会の犯罪のオンパレ
ードな題材がテーマとなっていた。


エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
アレクサンドラ・キャボット (Stephanie March) A.D.A 検事補
オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) "フィン" 刑事
メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識
ジョージ・ファン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医

ウェスリー・ジェンセン (Mark-Paul Gosselaar) ピーター・アイバンホー
ジェイナ・ジャンセン (Elizabeth Banks) ウェズリーの妻
キャル・オマーン (Tom Gilroy) 元ギャング、AV撮影監督
レイ・ボーランド (Joseph Murphy) ウィレムを雇う
フィル・キャスター (Kevin Geer) 目撃者、ジャンキー
Mrs.ジャンセン (Mia Dillon) ウェスリーの母
ウィレム・ミュラー (Dylan Chalfy) ウェスリーに封筒を渡す
--- (Fernando Lopez) Lab Tech
スティーブ・ネイサン (Joseph Latimore) 25分署刑事
ミルトン・スコエンフェルド (Rob Bartlett)
テレンス・ムーア (Jon Korkes) 弁護士
マラ・ジャンセン (Audrey Twitchell) 7歳、膿疱性線維症
チェスター・ジャンセン (Luke Reilly) ウェスリーの父
ウェンデ・クラマー (Lucy Martin) 弁護士補佐
--- (Hazel Medina) Nurse
バック (Fenton Lawless)
フランク (Philip Tabor)
ケニー (James Andrew O'Connor)
--- (Emily Merryn) Receptionist
--- (Heather MacRae) Landlady
--- (John Hartmann) Clerk
ブルース (Michael Fragale)
デリア・サートン (Juliette Marquis) AV女優
--- (Ed Bogdanowicz) ESU


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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