LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 (Law & Order: Special Victims Unit) シーズン3 http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/ January 18, 2002 第16話 無防備なセックス Popular 脚本／Stephen Belber、Kathy Ebel 監督／Jean de Segonzac -------------------------------------------------------- エリオットとキャシーは娘・キャスリーンの学校に行く。 落第ギリギリに成績だった事を知りエリオットは呆れるが、 母のキャシーは努力をしているのだという。それを受けて エリオットは娘が長電話しているのを止めると、電話も遊びも 終わりだとして勉強するよう告げる。しかしなかなか言う事 を聞かない娘にエリオットはまるで俺は金を稼ぐだけの存在 みたいだなという。するとキャシーは最悪なことが起きていない だけマシだと語り、少女が教師のレイプされていることも有る のだという。親にも怯えて打ち明けられない人がいるのだという。 友達の看護師のキャロルから病院にそういう患者が来たのだと し、被害者の少女は14才だという。何処の学校なのかと問う エリオットに対して、キャロルには守秘義務があるのだから 言えるハズがないという。エリオットは生活態度に変化が 訪れる前にカウンセラーを紹介すべきだという。しかし親にも 警察にも言わないのに何が出来るのかと問う。せめて何処の 学校なのか教えてくれとキャシーに尋ねると、タッカー中学だ と語る。 2月4日(月)・セントマシューズ病院 エリオットはキャロルの元にいくと、被害者の少女のことを 尋ねるが、そんな事は言えるハズがないとし、キャシーが 話したのかとして激怒。話をしたことがばれれば仕事を失う のだという。 エリオットはオリビアに頼みをしにいく。 金の相談は受けられないとし、私も安月給なのよと語る。 リスクの大きい仕事だが病院の記録を調べて欲しいのだという。 14才児が教師にレイプされたのだと告げ通報するのを拒んでいる 事を語る。妻の友人の病院で守秘義務違反で聞き出せないのだ という。事実確認をして本人を説得したい事を告げる。しかし 本人がそれを望んでいないのではないかとすると、エリオット は例えそうでもこのまま犯人の授業を受け続けることになるのだ と告げる。 オリビアはセントマシューズ病院に行きナースに対して、 レイプ被害者の件で聞きたいと受付の看護師に声をかける。 被害者の名前はマーガレット・マンチだと適当なことを語る が、そんな名前は名簿にないという。別のレイプ被害者の名前 と間違えているカモ知れないとして一覧をみせて欲しいと 頼む。 2月4日(月)・タッカー中学。 校長にこの学校の少女が教師からレイプ被害を受けたことを 話す。しかし校長は信頼出来る話なのかと問う。エリオットは 昨日休んでいるハズであり欠席者リストを見せて欲しいという。 校長は本人が望んでいないことなのではないかとすると、 エリオットは問題の教師をこのまま放って置いても良いのか と問う。慎重に捜査をするのでリストを見せて欲しいと頼む。 下手をすれば職を犠牲にすることになるのだとするが・・ 欠席者は2年生のシンシア・ウィルモントだと判明する。 欠席届が出ていると。エリオットは覆面捜査をしようとし、 まずは警部の理解を得ると語る。 しかしクレイゲンは捜査はダメだと告げ、理由は病院を欺いての捜査 だという。少女の弁護士はエリオットの責任を追及してくると いう。またレイプ検査には勇気がいること。本人が決心する まで黙って居るべきではないかと告げると、せめて教師を 学校から追い出したい事を告げ、少女が口を閉ざすようならば それ以上は言及しないと語る。 改めて校長の下にいくと、校長は秘書のシーラに頼んでシンシア を呼んでもらう。エリオットは教師のリストも見せて欲しいと するが令状がないとダメだという。シンシアは校則違反を犯した こともないマジメな子だという。シーラからシンシアは現在 腹痛で保健室で休んでいるとのことだった。 オリビアたちは保健室に行くとシンシアと接触する。 悩みはないか・・先生は好きかどうか・・オリビアはあなたを 助けたと告げ、嫌な事が有ったのではないかと問う。親には 言わないし、他の人にはバレないように犯人を捕まえると語る。 成人の女性でも告発するには勇気が要ることだと語る。 キャシーはエリオットに対して、親友を失ったとして激怒する。 あなたは大事なモノを失っても平気なのかと問い、私のことを 利用したと責める。 2月4日(月)・エイミー・バーゲンの自宅 2月5日(火)・トミーヶケセラーの自宅 2月6日(水)・ベンジャミンハリソン高校 2月6日(水)・シンシアの自宅 -------------------------------------------------------- エリオットは娘の成績が芳しくない状況の中、娘の問題を 話有っている際に妻から近所の中学で生徒が教師にレイプされ たとする話を看護士友達から聞いた事を告げる。聞き捨てなら ないと感じたエリオットは、ここだけの話にすることは出来ず 少女の人権を配慮しつつなんとか悪人を退治しようと考える。 レイプ事件に於いては本人の申告と協力が不可欠な為に、 困難を極めていくが・・・ 最近どうも捜査のとっかかり関して冷たい対応を取る人が 多いな。法律を破ることは出来ないということから消極的になっ ているのか。それともエリオットはスタンドプレイに走る 為に彼への風当たりが強いのか。 今回は3週間ぶりに、エリオット+オリビア。マンチ+フィンの 組み合わせでの捜査が展開された。 レイプ女性がいるとして病院に探りを入れた際にオリビアが 被害者の名前を咄嗟にマーガレット・マンチだとしていた けど、マンチ関係者にそういう人物が居たりはしないのだ ろうか。 学校側としても病院側としても被害者が14歳の少女で 犯人が教師だと言えば、少なからず法は犯しても救いたくなる という情が沸いてくるのは事実だろう。ただし法廷に持ち込ま れることになれば正規の手順を踏まない捜査故に無罪とされる ことも容易に感じられる。そういう意味では今回はキャボット も証拠が足りないとして相変わらず冷たい態度だった。 今回はなんと言っても被害者加害者友人の両親の多くが登場 したことも有り、ちょっとした思春期の子供に対するそれぞれ の家庭の事情というものを垣間見たところがあるのかも知れない。 ステイブラー家はもちろんその筆頭だけど、キャスリーンが 例え頭が悪かったとしても、麻薬や酒、パーティーでの らんちき騒ぎを起こしていない分だけホントに救われる 思いだろう。なかなか刑事の家庭が成立しないとされる 事情が多い古今の刑事ドラマだけど、ステイブラー家は 崖っぷちの所でもなんとか踏みとどまっている状況だ。 女性がイケメンでクラスの人気のある男性に好かれたいが 為にその身を捧げるということはたまにドラマでは見かける こと。何処かで歯止めを掛けられる人がいれば良いのだけど なかなか子供の世界と親の世界とを結ぶものってこの世代 は難しいのだろうね。 教師は確かにレイプはしていなかったけど、麻薬を流通させ ていたのかな。教師がわざわざ高校生が主催するパーティー に出るものなのかって感じもしたけど、この教師は友達 先生像を目指している感じで、まさに金がないとする教育界 の切実さを感じる所。 最終的にはこのドラマらしく、現実に目を向けさせる為に 信用・盲信しているものの幻想を打ち破るべく取調室での 相手の態度を見せて、それを打ち砕いた後に、被害者本人に 自供させるという状況を描いた。被害者の両親にしてみれば 加害者の両親を目の前にしてどういう気持ちなんだろう。 多分自分が被害者の親という立場ならばあの場面で確実に 殴りかかってしまいそうな気がする。 エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事 オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事 ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部 ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事 --- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice) アレクサンドラ・キャボット (Stephanie March) A.D.A 検事補 オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) "フィン" 刑事 メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識 ジョージ・ホァン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医 トミー・ケスラー (Billy Kay) シンシアのボーイフレンド ミア・ケスラー (Sprague Grayden) トミーの姉 デビッド・ケスラー (Jim DeMarse) トミーの父 ロス・マッケンジー (Christopher Orr) 24才、臨時教師 キャシー・ステイブラー (Isabel Gillies) エレオットの妻 キャスリーン・ステイブラー (Allison Siko) 娘 シンシア・ウィルモント (Brittany Slattery) 14才、被害者 ダーレーン・ウィルモント (Laura Stepp) シンシアの母 Mr.ウィルモント (Ned Luke) シンシアの父 ニック・ラッドセン (Jason Fuchs) トミーの友人、誕生日 Mrs.ラッドセン (Diane Cossa) ニックの母 --- (Myra Lucretia Taylor) Principal エイミー・バーゲン (Elena Franklin) シンシアの親友 Mrs.バーゲン (Christy Baron) エイミーの母 Mr.バーゲン (Scott Geyer) エイミーの父 ジェームズ (Thaddeus Daniels) Registered Nurse ジェームズ・ウッドロー (Craig Wroe) キャロル・ポーター (Laura Marie Duncan) セントマシューズ病院看護師 シャレー (William Charlton) Principal Charest シーラ (Ann Arvia) Secretary