LAW & ORDER : 性犯罪特捜班
(Law & Order: Special Victims Unit) シーズン3

http://www.nbc.com/law-and-order-special-victims-unit/





January 18, 2002
第18話 それぞれの罪悪感 Guilt

脚本/Tara Butters、Michele Fazekas
監督/David Platt
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性犯罪特捜班と検察局のキャボットはサムを使って犯罪者で
あるバーネットから犯罪性を示す証言を引き出そうとしていた。サムは
小児性愛者のバーネットから4年間性的虐待を受けて居たので
ある。サムの行動を性犯罪特捜班たちは監視する中、バーネッ
トと駅で逢うのを見つめる。なんとか性犯罪を犯したという
決定的な発言をさせようとしていたが、サムが突然盗聴されて
いる事を告げ、逃げてと語る。サムの裏切りによって結局
中途半端な証言しか取れなかった。
発言は不十分でこれでは起訴には難しいという。

バーネットを取り調べすることになる。
キャボットやオリビアたちは、録音された発言を判事は重く
みるであろう事を告げるが、弁護士のロジャーは証拠不十分
だという。4年間サムを部屋に連れ込みセックスを強制した
のだとしてサムが証言していることを語るが、彼は作り話をす
る悪い癖があるのだというバーネット。しかし85年や90年にも
バーネットは同様の言い訳をしている事を告げ、少年への性行為
強要で有罪になっていることを指摘する。しかしサムに対して
私は彼が好きだった事を告げ彼には父親が居ないので男性の
話相手が必要だったという。罪があるとすれば情が有ったこと
であり彼とは友達であり危害は加えていないと語る。

それを聞いたホァンは、服役中に会得した保身術だという。
しかし何故サムは犯人を前にして心変わりをしたのかと問うと、
バーネットへの情があるのだろうという。通報したのはあくま
母親・リンダで有り、母親に問い詰められて白状したの
だという。サムはバーネットに愛されていると洗脳されており、
バーネットは愛に飢えた弱い子をターゲットにしているのだと
いう。キャボットもこのままでは起訴ではないという。
ホァンに説得してくれないかとするが、サムは自分がゲイでは
ないかと悩んでおり、精神科医に対しては警戒するハズなので
キャボットが説得すべきだという。

キャボットはサムと話す。
あなたのことを頼りにしすぎたとしてキャボットはサムのした
ことに対して仕方のない事だと語る。サムはもう帰りたい
と語る。リンダは検察の言うとおりにすれば上手くいくと
言っていて、警察にも話したのだとし、全くの逆効果だと語る。
しかし他に方法がなかった事を告げ、もう少しでバーネットを
逮捕出来るのだという。法廷でサムに証言して欲しいとするが
もうお断りだとしてサムを連れて帰るという。
バーネットを拘束出来るのは明日の午後までだとし、サムに
頼らず起訴出来る方法はしないとダメだという。バーネットは
仮釈放後にセラピーをつけると言っていた事を告げるマンチは
そこから話を聞けないのかと問う。また家宅捜索すれば写真や
ビデオテープなどが見つかるハズであり、令状を取るようキャボ
ットに求める。

2月18日(月)・ロイ・バーネットの自宅
警察はバーネットの自宅を調べるが、有ったものは最新の
ゲーム機、スポーツグッズ、ワイドテレビ、アダルトビデオ
くらいでゲイものはなく、共通するのは少年が興味を持ちそう
なものだという。
TARU Techのモラレスは、パソコンのデータを調べる事を告げる。
しかし中には120Gのハードディスクのウチ、119Gがポルノ
画像だが、児童ポルノの類はないという。彼はネット履歴を
全て削除しているとし、日々削除しているのだという。完全
消去ソフトを利用して、ハードディスクに繰り返し書き込み
するような仕様になっているのでデータの復元は無理だろう
と語る。

カウンセラーからバーネットの資料を受け取る。彼はウソが
上手い人物でこれ程の男性は見た事がないという。みんな
完全に騙されていたとし、グループセラピーでも他人の体験談
を聞いて楽しんでいたのだという。セラピーが逆効果だと
知ったので私はセラピストを辞めたのだという。彼は100人
以上の少年と関係を持っていたと語っていたが肝心のことは
何も話していないという。良心の呵責もない人物だとマンチ
とフィンは聞く。

2月18日(月)・エリザベス・ドネリー首席検事補
2月20日(水)・シンシン刑務所
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小児性愛者で天才的な嘘つきの男をなんとか捕らえようと
して、被害者のサムをおとり捜査に利用して証拠を得よう
とする。しかしサムは容疑者バーネットに対して、憎しみ
とは対象的に情が移っており肝心の所で捜査を邪魔して
不意にしてしまう。現在までのところ証拠はサムの証言
だけしかない状況だが・・・

色々と手順を踏んでいないのも分かるけど、キャボットに
責任を背負わせすぎな今回のエピソード。
そもそも今回の被害者の母は一番犯人を捕まえたいと思って
いるハズなのに、息子に対してちょっぴり腫れ物には触れない
ようにしながら問題を解決しようとしている意識が強い
事も有って、なかなか困難な状況だった。

完璧な犯人だとしていたけど、ビデオテープを送りつけている
ところを見るとどういう意図で送ったのかまるで分からず
幾ら性癖だといえ完璧な犯人だというのとはほど遠いところがあるの
ではないかという気がする。

既に何度か容疑で捕まっている性犯罪者みたいだし、
判事もそこを考慮してなんとかならなかったのか。

証拠の排除の手続きをしてきたけど、陪審員制度であれば、
過去に犯した罪だけで十分に嫌疑だけで起訴に持ち込めそうな気が
する。
更に例え法的な期限が18歳の誕生日から5年で時効を迎えるとは
いえ証人としては十分機能するような感じがする。

テレビを見て幼い頃に彼によって性的虐待を受けたものが法廷に
やってきて突き飛ばしていった。キャボットがその煽りを食って
思いっきり突き飛ばされて、額にキズを追う姿が痛々しかった。

この手の犯罪に於いてなかなか証言人が見つからないという事情
も分かるけど、この件に於いてはすぐに見つかりそうな気がする。

抗うつ剤を大量に飲んで自殺未遂をしてしまったサム。
自分がゲイではないかと悩む状況と共に、おぞましい小児性愛者
に対して一定の情を持ってしまっている自分の姿にこそ自己嫌悪
のようなものを感じていたのだろうか。

法の隙をついてのキャボットの行動力に判事は相当憤りを感じ
上司の首席検事補もキャボットに対する不信感をあらわにしていた
けど、まるで理解が出来なかった。手順を守らなければ有罪に
出来るものも有罪に出来なくなるし、検事や弁護士が神のような
思い上がりの態度を取ってはいけないとする主張も分かるのだけど、
小児性愛者の犯罪や性犯罪に対して、普段のアメリカのドラマで
有れば、余程嫌悪感を示すであろう刑事や検事局の態度が一転
しているところが違和感が有った。

そもそも被告側弁護士が、原告の気を遣った行動を取るという
名目的行動を取っているところや、証拠排除の為に、判事に
掛け合うけど、そもそも違法だとされるには、この場合、リンダ
がキャボットに対して違法な捜査だということを訴えた場合に
のみ該当するのではないかと思うところも有るので、問題点が
見づらいところも確かだった。

大陪審での証言内容を法廷で読むことが出来ないというのも
正直理解に苦しむところが有るけど、難解なのはやはり被害者の
微妙な心情なんだろうね。サムがバーネットに15秒の電話を
して拒絶させられたことで自殺に及んだのだろうけど、そもそも
のサムの気持ちというのが宙ぶらりん過ぎたことも有るので、
キャボットの準備不足だったところが有るのかな。


エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
--- (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
アレクサンドラ・キャボット (Stephanie March) A.D.A 検事補
オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) "フィン" 刑事
メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識
ジョージ・ホァン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医

リンダ・カバナー (Kay Lenz) サムの母
サム・カバナー (Bret Harrison) 16才、バーネットに虐待される
ロイ・バーネット (Beau Gravitte) 小児性愛者、病的嘘付き
ロジャー・クレスラー (Ned Eisenberg) バーネットの弁護士
レナ・ペトロフスキー (Joanna Merlin) 判事
ルーベン・モラレス (Joel de la Fuente) TARU Tech
ベンジャミン・タッカー (Lee Pace) 被害者の一人、刑務所
エリザベス・ドネリー (Judith Light) 首席検事補
トミー・プリオレ (Thomas Piper) 被害者の一人、27才
Dr.フィル・ミトラノ (Don Sparks) カウンセラー
--- (Dan Musico) CSU Tech
--- (Michael Balin) Court Clerk



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