レバレッジ 〜詐欺師たちの流儀 Leverage 製作総指揮：ディーン・デヴリン 製作：エレクトリック・エンターテインメント http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/951 http://www.fujitv.co.jp/leverage/

Dec. 23, 2008
第4話 奇跡の涙 The Miracle Job

脚本／Christine Boylan 監督／Arvin Brown
--------------------------------------------------------
聖ニコラス教会が開発業者に売却される事になる。
ポール神父はリリーと共になんとかこの貧しい教区にある教会
が、単なる信者の為に有るだけでなく、近隣住民のコミュニティ
の場としての価値を訴えて、市議会で発言しようとしていた。
しかしそんな矢先、突然三人の男がポール神父を暴行する。
神父もなんとか反撃して一人の男の肩を思い切り殴るが、リリー
はすぐに救急車を呼ぶ。

ソフィーがオフィスにやってくる。
昨日の彼女の公演を見に行ったエリオットはソフィーになんと
声を掛けていいのか分からず困惑する。あまりに酷い演技力と
舞台内容に、呆れるだけの内容だった。ソフィーに当たり障り
のない話をしようとするが、パーカーはホラー映画かと思う
内容だったと実直に話してしまう。
エリオットはハーディソンに人生最悪の日だったとするが、今まで
にも修羅場をくぐってきたエリオットならば、それ以上の日も
有っただろうと告げる。
ネイサンもソフィーの演技を絶賛するが、的外れの賞賛をして
しまう。

そんな中ネイサンの元にマギーから電話が鳴る。
マギーとは元妻だという。神父で友人のポールが暴漢に襲われた
事を聞かされ、病院にいく。
ネイサンはポールに逢うと、なんとか反撃することは出来たが
やられたと語る。市議会に教会存続を訴えにいく途中で襲われる
なんて偶然なのか?と疑う。正式な売買、委託契約は今度の月曜日
だという。もう差し止め命令も無理だろうとし、日曜日のミサ
が最後になるだろうと告げる。結局は金が物をいう世の中だと
語る。それを聞いたネイサンはそんな事はさせないと呟く。

ネイサンはみんなを集めると、ポール神父の居るニコラス教会
は貧しい教区で尽力している人だと説明し、強引にその教会が
奪われようとしている事を告げる。協力を求めると、快く応じる
一行。ハーディソンは既にこの教会を買い取ろうとしているのが、
ケネディ社であり、その親会社はSTBインターナショナルで、
更にその仲介にはダイバーシファイド社が関わっているという。
ソフィーは古い教会を買うために、そんなにも多くの会社が
関わっているのは不自然だという。恐らくケネディ以外の会社
は架空の会社だろうという。パーカーには会社のことを調べ
させて、エリオットとハーディソンには、神父を襲った奴を
調べて欲しいと頼む。ハーディソンは俺は武闘派ではないとして
その役割を否定するが、エリオットはたまには外回りも良いぞ
と語る。

ネイサンはここで息子・サムの洗礼式を行った事を思い出してい
た。ポールには恩が有るとソフィーに語る。

ハーディはスラム街でチンピラから神父を襲った奴を聞き出そうと
して一番目立っている人物と接触。銃を突きつけられるが、
すぐに形勢は逆転。ギャングのリーダーのフリオは犯行を否定
するが、チンピラの一人が肩を脱臼していてすぐに彼が実行犯
だと判明。フリオの知らない所で起こしたモノで、携帯電話に
仕事の依頼が入ってきたとし、実行した後に電話をかけた事を
聞かされる。ハーディソンはその電話を逆探知して調べると
公衆電話からのものだと判明する。

ハーディソンはネイサンたちに、この件ではアンドリュー・グ
ラントが関与している事を報告。モールを作っている開発業者
で、架空の会社を作っているのは何らかの目くらましだろう
という。調べてみると広報担当が9人も入れ替わっている事を
知る。あすはグレーターグラントグループが手がけている
マンションのテープカットが行われることになっているとし、
マスコミも多く駆けつけるとの事。ネイサンはソフィーに彼の
懐に入って情報を引き出すよう告げる。
--------------------------------------------------------

詐欺の話はかなり微妙。
日本ならば確実に放送禁止とかなりそうな気がする。

教会の神父が詐欺を知って告白できない状況とか、教会での
罰当たりな行動の数々。神父が懺悔の内容を明かそうとする
ところなど、目を覆うばかりの展開。

ハーディソンがばぁちゃんの教えは絶対的な姿勢で、意外と
ハッカーの割にマジメな所が笑える。
そしてエリオットが銃を突きつけられ拷問を受けるよりも、
ソフィーの演技の方が最悪だとする辺りは彼らしいところかも。

すごく緩い詐欺的ドラマで、逆転してもあんまりスッキリ
しないところも凄いけど、なんとなく良かったみたいな感じに
思えてくる。

教会を存続させる為に注目させるべくして像の奇跡をでっち
挙げるも、その後はどういう計画があったのか、まるで先の
展開を感じさせるものがない行き当たりばったり的な所が
凄い。

少しずつネイサンの過去も明らかにされてきた。
保険が適用されずに息子が亡くなって詐欺士に転身したような
感じだったけどね。マギーという元妻とサムという息子が居た
のかな。そしてマギーとソフィーとネイサンの三角関係が
過去にどう関係しているのか。ソフィーによるといつもネイサン
は誠実だったと言っているけどね。


■検索キーワード

・ベーキングソーダ ペイントボールガン
・ニコラス像 サンタ
・グラッパ
・ライフスタイルセンター バイブルトピア
・ルカの福音書13章 最後のミサ
・バチカンの神父 CSI 奇跡の像
・グラント 高所 閉所 恐怖症 安定剤