レバレッジ 〜詐欺師たちの流儀
Leverage

製作総指揮:ディーン・デヴリン
製作:エレクトリック・エンターテインメント

http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/951
http://www.fujitv.co.jp/leverage/





Jan. 6, 2009
第6話 救いたい子供たち The Stork Job

脚本/Albert Kim 監督/Marc Roskin
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セルビアのベオグラード
モートン夫妻は養子縁組のためにベオグラードに来ていたが、
養子縁組・斡旋業者のイリーナに金を支払い、ルカを養子とし
て迎い入れたが
一週間後にまた連れ去られたとして、クレーム
をつけにいく。金を渡したのに他に何が必要なのか?と問う
デイナに対してニコラスはデイナを押しのける。それを見た
夫のジョーはデイナを助けようとするも、ニコラスはジョーを
ボコボコにして立ち去っていく。

レバレッジ本部
ネイサンはデイナからこの一件に関して相談を受けていた。
夫は現在二週間の入院後、リハビリ中だという。家族を作りたい
が為にセルビアに渡ったというデイナ。夫のジョーは大学時代
に軽いバカをやって逮捕歴が有るので、アメリカではもちろん
韓国・中国、グアテマラでも養子の申請をしたが却下されたの
だという。そんな中でホームページで見かけたイリーナの事務所
にコンタクトを取ったら唯一養子の件で取り合ってもらい、
ルカに引き合わせてもらったという。
家を抵当に12万ドルを借り
てルカを迎入れた
が、一週間後に奪われたという。金はどうでも
良いのでルカを取り戻したいという彼女。

ネイサンは仲間達に今回の一件を相談する。
しかし
子供を盗み出すという仕事は我々には合っていないので
はないか?とし、記録も手がかりもない孤児をどうやって捜す
のかという。更にルカ自身が孤児かどうかも分からないと告げる
と、モートン夫妻の家に居た際のルカを撮影したVTRを見て
パーカーが突然口を出す。ルカの取っている行動は、孤児だと
する証がいくつもの場面で見られるという。クッキーをポケット
に入れる行動は非常食の確保で、里親を回されるのを警戒して
小さなバッグに必要なモノだけを入れておく行動をとっている
という。更に里親に触れられるのを怯えている様子はまさに
孤児であり里子である事を告げる。

イリーナは元ロシアのモデルで、80年代に活躍。
パリのショーにも出ていてフランスの映画、
"解き放たれエマニ
ュエル"
にも
タチアナ役で出演しているとのこと。しかしその後は
生活苦を機に、ギャングと手を組んで欧州中で詐欺行為を繰り返し
ている人物とのこと。ベオグラードでは養子の斡旋詐欺をして
いると。ホームページでそれらしい事を書いて、里親を希望する
人物に限界まで搾り取る作戦。
スペインの囚人詐欺のようなもの
かとソフィーは語る。戦後のセルビアには、10万人は孤児が居る
とし、孤児を集めることは簡単なのだろうと。モートンの件が
有って以降は、イリーナはベオグラードの事務所を閉めている
というが、
アメリカの大使館のパーティーに出席する予定の
様だという。ここは古典的な詐欺で引っかけようとネイサンは
語り、現地にいくと告げる。

ベオグラードのアメリカ大使館。
エリオットは青年実業家としてイリーナに近づき、パーカーは
ウェイトレスのスタッフとして大使館に入り込む。
エリオットに対しては無線でソフィーが指示し、パーカーには
ハーディソンが無線で行動していた。イリーナの隣にいる男を
撮影し、ハーディソンに顔認識ソフトを検証してもらう。すると
すぐに見つかるが名前は不明だった。モートン夫妻からルカを
連れ去った人物と同じだと分かる。パーカーはその男を見て、
過去の自分を思い出しては、男(ニコラス)に対して敵意を見せる
のだった。

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今回レバレッジ本部が助けるのは、養子斡旋詐欺を行う女性と
その組織から養子を取り返すこと。

キーワードはパーカーとハーディソンが共に孤児で有り、里親を
たらい回しにされたであろう過去があると言うことで、二人の間の
意外な絆みたいなものを感じた点だろうか。

舞台がセルビアだという事で、実際に現地に飛んだ設定だったけど
犯罪歴の多い彼らは果たして出国できたのかとか、パーカー辺り
は謎の部分が多いので、パスポートを取得できたのだろうかと
変な所が気になった。そしてパーカー役のBeth Riesgrafは、どち
らかというと北欧系っぽい香りのする顔立ちをされているので、
日本人からすると、スウェーデンとかフィンランド人っぽく見え
るところも有るけど、セルビア人と言っても分からないものが
有るなと思うところも有った。wikipeで、Beth Riesgrafを
見ると出身はミネソタ州で、かつて映画俳優のジェイソン・リー
との結婚歴(息子はInspektor Lee)が有るみたいだね。

http://en.wikipedia.org/wiki/Beth_Riesgraf

大使館に何故彼らが入り込めたのかは謎な部分が有るし、相変わ
らず彼らが対象者の情報を得たり、接触する際には、ウェイトレス
姿が有るなって感じだけど、エリオットの設定・テキサス出身の
牧場のオーナーっていうのは雰囲気が出ていたかも。

ソフィーは今回そんなエリオットを操る役目。
女性心理をソフィーが代弁して、エリオットに対してイリーナ
のハートを掴ませようとして無線でやりとりする。
また同時にハーディソンがパーカーに指示して、ニコラスに
接触させるも、彼女は最初から不機嫌で何かトラブルが起きる
気配がムンムンしていた。
大使館で相手をフォークで刺したら指名手配になり、出国出来
なくなるんじゃね?みたいな感じがしたけど、まぁそういう細かい
所は流石に略って感じだった。セルビアの混乱に乗じたのかな。

映画を乗っ取るというのは面白いけど、流石に現実離れしすぎて
いた。ソフィーが是が非でもNATO軍によって追い詰められる
シスター役を演じたがっていた。何故彼女は演技が上手かったり
下手だったりするのかって感じだけど、今回は映画にもかかわらず
会心の演技だったようす。密輸の銃が小道具の空砲だったけど、
フィルムもまた空だったようで、撮影していなかったとのこと。
折角映画制作現場を乗っ取ったのだから、撮影してあげても
良かったのに・・・

ソフィーがネイサンに使用している色目使いが何とも言えない。
もうこれからはソフィーの真意が何処にあるのかネイサンも
分からなくなりそうだ。


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ネイサン・フォード (Timothy Hutton) 元保険調査員、アルコール依
存症
ソフィー・デヴェロー (Gina Bellman) 2ヶ国語を物真似
エリオット・スペンサー (Christian Kane) 武術に長ける、銃嫌い
アレック・ハーディソン (Aldis Hodge) 機械オタクでハッキングのSP
パーカー (Beth Riesgraf) セキュリティーを抜ける泥棒
タラ・コール (Jeri Ryan)

ニコラス・ペトロビッチ (David S. Lee) 42歳、武器密売、チェチェ
ン分離主義
イリーナ・ロレンコ (Kathleen Gati) 元ロシアモデル、養子斡旋詐欺
デイナ・モートン (Stacey Moseley) 妻
ルカ・バラディック (Alexander Helms) 里子
ジョー・モートン (David Castellani) 夫、大学時代軽犯罪
ネイサン (Brad Heller) Director
--- (Brad Slitz) Producer
--- (George Williams) American Ambassador
--- (Johnny Kostrey) Serbian Soldier / Actor Novak
若い頃のパーカー (Kaylee Dodson)
セバスチャン・オルフォン (Jennifer Andreacola)
ステイシー (Sarah Grant Brendecke)
--- (Bryan Friday) Anatoly
--- (Aria London) Serbian Actress
--- (Candice Mann) Embassy Socialite
--- (Viji Nathan) Cashier

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